MERCEDITAS VALDES / ACHE

キューバ革命の英雄の1人で国防大臣も務め、多くのヒット曲を作った人気作曲家でもあったフアン・アルメイダの要請により古都に設けられたスタジオのシボネイは、エグレムのサブ・レーベル的にも機能し、そちらでの作品はシボネイのロゴマーク入りでリリースされました。本作はそのシボネイのカタログからのコレクション。アフロキューバン・カルチャーの最高の研究者フェルナンド・オル …

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ATHANAI / REGRESAR 

1972年生まれのキューバのポップ・ロック系シンガー・ソングライターで、90年代後半からしばらくはスペインで活躍し、キューバに帰還したアタナイ。2018年作です。自作ナンバーを、大御所パブロ・ミラネースをはじめ、アイデー・ミラネース、リン・ミラネース、ダビ・トレンス、ケルビス・オチョア、ブエナ・フェなど人気アーティストたちのゲスト共演を交えて演じています。ロ …

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MONIKA MESA / LA SUERTE ES LOCA 

アナカオーナ、アスーカル・ネグラ、エネヘー・ラ・バンダなどでの活動歴のあるキューバン・サルサ系の女性歌手モニカ・メサの2019年作。トロンバンガ系のグルーヴィなサウンドによるサルサ系はもちろん、カメラータ・ロメウによるストリングスを配したボレロ、スペインのロス・ジャキスを招いたフラメンコ要素、ロス・パピーネスをフィーチャーしてのルンバ、カーニバル音楽コンガ、 …

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AZUCAR NEGRA / SOMOS AZUCAR

ティンバ~キューバン・サルサの重要人物の1人レオネル・リモンタ率いるアスーカル・ネグラの2019年作です。ティンバの雄バンボレオに結成当時から参加し、ハイラのテーマソングとのいえる名曲「私は誰のまねもしない(Yo no me parezco a nadie)」を作曲。その後そのハイラと共にアスーカル・ネグラを結成しました。ハイラがソロ活動の増加で脱退し、その …

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OMARA PORTUONDO & REGINA OROZCO / PEDAZOS DEL CORAZON

2019年には、生誕100周年となったベニー・モレーに捧げるアルバムをリリースするなど、精力的に録音をこなしているキューバの歌姫オマーラ・ポルトゥオンド。こちらも19年に発表となった、メキシコの女優/歌手で、本作の企画/プロデュースを手がけているレヒーナ・オロスコとの2枚組共演盤です。メキシコ/キューバ録音のここでは、メキシコを代表するソングライター、アルバ …

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FELIPE DULZAIDES Y LOS ARMONICOS / CANTA DORIS DE LA TORRE

ドリス・デ・ラ・トーレ、畢竟の名唱、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルス作の “カンシオン・デ・ウン・フェスティバル” が収められたアルバムですね、ジャケは変わってしまいましたが、たった2枚しかないドリスの主唱アルバムの1枚、ということになります。やっぱり、アルバムで聴きたいですよね!   1.La Sitiera (Guajira Mambo) 2.C&# …

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ARSENIO RODRIGUEZ / PRIMITIVO

SMCからリリースされた1948 / 50年録音の10インチLP ” Estrellas Del Ritmo,  Montunos Cubanos” を聴いたジャズ系プロデューサー、テディ・レイグが、“プリミティヴ” な状態のキューバ音楽をレコーディングしたい旨、アルセニオに申し出、58年に実現した Roost 録音LPの復 …

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VICENTICO VALDES con Orquesta ‎/ ALGO DE TÍ

50年代のマンボ全盛時代にティト・プエンテ、ソノーラ・マタンセーラなど一流バンドを渡り歩いたビセンティコ・バルデース。マンボ、グアラーチャからボレロ、ランチェーラ、ボサノーヴァまで何でも歌いきる、一度聴いたら忘れられない独特な節まわしで、カリブ〜ラテン・アメリカ全土で幅広い人気を掴んだキューバ出身の歌い手でした。 本作は1960年のNY  SEECO リリー …

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MORAIMA SECADA / LA RAZON NO VALIA

キューバのフィーリン・ムーヴメントの最初の15人の1人で、その仲間であったオマーラ・ポルトゥオンド、エレーナ・ブルケ、アイーダ・ディエストロと伝説のコーラス・グループ、クアルテート・ラス・デ・アイーダを結成し活躍したモライマ・セカダ。1980年にリリースされていたらしいアンソロジー『ラ・ラソーン・ノ・バリーア』の第1集と第2集を2in1にしたリイシューCD- …

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JOSE TEJEDOR

1922年ハバナ生まれのホセ・テヘドールは、キューバ革命の頃から活動し、91年に亡くなった名ボレロ歌手。本作は、彼の60年代初頭の録音のCD-Rによるリイシューです(『世紀のヴォーカリスト』シリーズの1枚としてエグレムからリリースされたCDと重複あり)。ソノーラ・マンセーラやニューヨーク・サルサ初期にも活躍したピアニスト、ハビエル・バスケスの率いるコンフント …

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CARIDAD HIERREZUELO 

ロス・コンパドレス兄弟とは姉/妹の関係に当たる、歌手カリダ・イエレスエロ。セリア・クルース系のどちらかというとグアラーチャやソンなどのアップ系をキューバ色たっぷりの味わいで歌い継いできた人でした。本作は、アレイートのレアな7インチ盤(EPA-6057/本作ジャケットはこちらからのもの)からの4曲(本作5~8曲目)をはじめ、LP『GUARAPO, PIMIEN …

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RAMON VELOZ / EN MI CUBA TROPICAL 

ギジェルモ・ポルタバーレスと共に、キューバの山の方にすむヨーロッパ系農民を中心とした音楽グアヒーラを現在のようなポピュラーなスタイルにし全国的に広めたと言われる大歌手ラモン・ベロス。革命直後から開始され今も続く人気テレビ音楽番組「カーニャ・イ・パルマ」で人気を不動のものにし、1981年には愛妻で歌手のコラリア・フェルナンデスと来日しました。残念ながらその5年 …

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CARIDAD HIERREZUELO / CON SABOR

ロス・コンパドレス兄弟とは姉/妹の関係に当たる、歌手カリダ・イエレスエロ。セリア・クルース系のどちらかというとグアラーチャやソンなどのアップ系をキューバ色たっぷりの味わいで歌い継いできた人でした。本作は、ドイツのENDIRECTOというレーベルから1998年にリリースされたアルバム『コン・サボール』のジャケット写真が用いられていますが、内容は別もの。同名曲「 …

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OMAR SOSA / AN EAST AFRICAN JOURNEY

★オマール・ソーサ『イースト・アフリカン・ジャーニー』 2008年の傑作『アフリーカノス』の発表後、東アフリカ7か国を巡るツアーへ旅立ったオマール・ソーサと彼のトリオは訪れた先でローカルの偉大な演奏家や歌手たちとフィールド・レコーディングを敢行。素朴かつエネルギッシュな民族音楽に誘発されたオマールは音源をパリに持ち帰り演奏素材にミックスを施して楽曲を完成させ …

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