サンテリーアに代表されるアフロ・キューバのルーツ音楽の歴史的音源を集めた仏フレモー社の3枚組アンソロジーです。フォン族やヨルバ族、イボ族、バントゥー族がアフリカの地よりもたらし、儀式の場で用いられて、コール&レスポンスの歌唱やパーカッションのポリリズムにより、トランス状態に導いたりもする媒介となる音楽。米国の著名な作家/民俗学者ハロルド・クーランダーによるフ …
続きを読むサンテリーアに代表されるアフロ・キューバのルーツ音楽の歴史的音源を集めた仏フレモー社の3枚組アンソロジーです。フォン族やヨルバ族、イボ族、バントゥー族がアフリカの地よりもたらし、儀式の場で用いられて、コール&レスポンスの歌唱やパーカッションのポリリズムにより、トランス状態に導いたりもする媒介となる音楽。米国の著名な作家/民俗学者ハロルド・クーランダーによるフ …
続きを読むNYから往年のルンバ~サルサを甦らせる新譜を連発してきた重要ラテン・レーベル、チューロ・レコードの大注目キューバン新譜。始まりはレーベルのプロデューサーでありトレス奏者でもあるジェイコブ・プラッセが、ハバナの名門レーベル、エグレムのスタジオでオルケスタ・アコカンの録音時に歌手であるタタと出会ったことだったという。そこからハバナの実力派らを集めてこのプロジェク …
続きを読む現代のボレロ~フィーリン系を代表する女性歌手として、キューバ音楽ファンにお馴染みの存在となったアナイス・アブレウ。2018年作です。才媛マルタ・バルデースのナンバーにはじまり、デスセメール・ブエノによるタイトル曲、シオマラ・ラウガーが取り上げているアルベルト・トスカの名曲、エレーナ・ブルケも歌っているベネズエラのアルデマロ・ロメロの曲、メキシコのアルマンド・ …
続きを読むキューバのヨルバ系宗教、多神教のサンテリーアの音楽の現在最高の表現者で、鋼のような喉をもっていたラサロ・ロス。自身のグループ、オロルンを率い1990年にリリースしたLP(Areito : LD-4661)のストレート・リイシューCD-Rです。総帥ラサロ・ロスの印象的な濁声がリードする、アルロ・キューバンの懐深いグルーヴ。その神髄に触れることができます。(サプ …
続きを読むロス・コンパドレス兄弟二人の妹であり姉、カリダ・イエレスエロ、セリア・クルースを継ぐようなグアラーチャやソンをキューバ色たっぷりの味わいで歌った玄人好みのキューバ女性歌手でした。その往時の代表的LP2枚を中心としたベストCD! Caridad Hierrezuelo (1924 – 2009) 1 Guarapo, Pimienta y Sal* …
続きを読むティンバレス奏者ソエ・フエンテスにより1989年に結成された、キューバの女性主体とするバンド、カネーラの30周年記念盤となる2019年作です。女性主体というのは、ベースのヒセルダと共にフエンテスきょうだいの一員であるバンドのサックス奏者で音楽監督を務めるヘススが男性だからですが、実質的女性グループということになるかと思います。キューバン・サルサ系をはじめ、ラ …
続きを読む1 La Llamada -feat. Gema 4 4:36 2 Kachucha -feat. Ibrahim Maalou 4:11 3 Cadenas -feat. Danay Suarez 3:48 4 Por Ti 5:39 5 Aggua 2:47 6 M …
続きを読むキューバの女性歌手グラディス・レオンが、1964年にエグレムからリリースしたレア盤『フエゴス・デ・アモール』(LD-3199)のストレート・リイシューCD-Rです。詳しい経歴が分からないのですが、50年代初頭にはピアニスト/コンポーザーのファクンド・リベーロのディレクションのもと、セレステ・メンドーサ、オマーラ・ポルトゥオンド、イサウラ・メンドーサとヴォーカ …
続きを読むキューバ音楽の父ともいわれる真の巨匠ミゲール・マタモロスは、有名なトリオ以外にもセプテートやコンフントでも活動していました。本作は、そのミゲール・マタモロスのレパートリーを演じるグループ、セプテート・ソン・マタモロスの2017年作。ギタリストのダイロン・オルテガがプロデュース、フランシスコ・フェルナンデス・オルテガが音楽監督とアレンジを務め、トレスやトランペ …
続きを読むイサック・デルガド・バンドなどで活躍した後、スペインに渡り、パコ・デ・ルシアのグループにも参加したベーシストのアライン・ペレス。キューバ録音の2020年作となります。ラテン・グラミーのサルサ・アルバム部門にもノミネートされた17年作『ADN』に続き、バイラブレなキューバン・サルサを全面的に展開した内容です。チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番の出だしを1曲目 …
続きを読む1980年代からキューバン・サルサを代表する歌手として活躍してきたイサック・デルガド。キューバに戻ってリリースした2016年のアルバム『メイド・イン・ハバナ』に次ぐ、19年作です。なんというか、抜群の安定感です。安定感といっても、けっして守りに入っているというのではなく、余裕たっぷりなエースの期待を裏切らない活躍というか、堂々とした横綱の立ち居振る舞いとでも …
続きを読む元エミリアーノ・サルバドールのグループ~エネヘー・ラ・バンダで、現キューバでナンバーワン・ベーシストといわれるフェリシアーノ・アランゴがディレクションを務めるエルマーノス・アランゴの2019年作。バンド名が示すように、ヴォーカル/パーカッションのエウヘニオをはじめ、フェリシアーノの男女きょうだいが結集したバンドです。ルンバやサンテリーアといったキューバのアフ …
続きを読むキューバのマタンサス州リモナール出身の歌手/作曲家ルシオ・ラ・ヌエスの2019年作です。タイトルからもうかがえるとおり、キューバのヨーロッパ系農民を中心とした田舎音楽グアヒーラをベースとするスタイルですが、ピアノやトランペットを含むコンフントをバックに、輪郭のしっかりとした歌声で、ソンやボレロ、クンビア、バチャータなどをこなし、コンテンポラリー・ソン系に連な …
続きを読む1980年代キューバで圧倒的な人気を誇ってきたレベ・イ・ス・チャランゴン。名物リーダー=エリオ・レベが、97年に交通事故でこの世を去った後、その遺志を継いだ息子率いる“2代目”チャランゴンの2019年リリース作です。アルバム・タイトル&アルバム冒頭タイトル曲の「ウエアー!」とは先代父レベからの名物、バンドを鼓舞する雄叫び的掛け声ですね。2019年の来日時にも …
続きを読む言わずと知れたキューバを代表するダンス・バンド、ロス・バン・バンによる2020年の50周年記念作! 幕開けはバン・バンの70年代のナンバーのヒット・メドレーで、「グアラレー」など時のヴィンテージな音作りを取り入れつつ現代に蘇らせています。以降も「アンダ、ベン・イ・ムエベテ」「エル・ブエイ・カンサオ」「サンドゥンゲーラ」「アスーカル」など過去のお馴染みレパート …
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