YOM / CERLEBRATION

アルバム「Celebration」は、フランス系ジューウィッシュのクラリネット奏者、Yom の今のところ最新作となる2021年のスタジオ・アルバム。本作は、クレズマーなどのユダヤ的音楽に拘らず、Yom はならではのインスト音楽の幅を更に広げるもので、アフリカや中東、ヨーロッパ各地の音楽的影響を溶け合わせたものと感じられ、その上で、存分にクラリネットによるイン …

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ENRICO PIERANUNZI, ANDRE CECCARELI, DIEGO INBERT / MANAGE A TROIS

たまには、ということで(って、ホントのこと言うと、間違えてオーダーしてしまったんですが…)、イタリアのピアニスト、エンリコ・ピエラヌンツィ、フランスのベーシスト、アンドレ・チェッカレリ、アルゼンチンのドラマー、ディエゴ・インベルト〜ピアノ・トリオのアルバムです。ピエラヌンツィの軽快かつ繊細、時に流れるようなピアノ・タッチ、チェッカレリのバランス良 …

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BALAPHONICS & MARY MAY

バラフォン奏者を含むアンサンブルが特徴的なフランス発アフロ・ミクスチャー・バンド、バラフォニックスによる2023年のサード作です。前作では、ブルキナファソ人女性シンガーのカンディ・グィラなどをフィーチャリングしていましたが、今作では、フランス在住のアフリカ女性シンガー、マリー・メイを全面的にフィーチャリングしています。 バラフォニックスは、管楽器セクションを …

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MALIK ADOUANE / AFTER RAI PARTY, 1992-2008

《エレクトロニック・ライのパイオニア》 マリク・アドゥアンの全盛期録音! アルジェリアの大衆音楽ライにエレクトロニックの要素を取り入れ、大きな成功を収めたアーティストのひとりがマリク・アドゥアンだった。フランス北部の都市ランス近郊で生まれた彼は、JBやバリー・ホワイトといった米国のブラック・ミュージックからアラブ古典歌謡~ライまで、様々な音楽を聴いて育った。 …

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ANA CARLA MAZA / CARIBE

Caribe ANA CARLA MAZA ★アナ・カルラ・マサ / カリベ パリとバルセロナを拠点に活動するキューバ出身の若手チェリスト~ヴォーカリスト、アナ・カルラ・マサ。キューバに育ったチリ人ピアニストのカルロス・マサと、ギタリストであるミルサ・シエラの間に生まれた娘さんです。音楽一家で育ち、ティーンエイジャーの頃から父親名義のアルバムに参加するなどし …

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ENSEMBLE OBSIDIENNE / MEDITATION MEDIEVALE

アンビエントかつメディテーション・テイストのフリーフォームな演奏を、中世のハーディーガーディー、ヴィエールや、ルネサンス期の6コース複弦ガッド・ギター、ヴィウエラ、あるいは古代ギリシャのフレームドラム、テュンパノン、同じくギリシャ起源のツィター型弦楽器、プサルテリオンほかで演じた伝統的前衛楽団?アンサンブル・オブシディエンヌの2019年作。いにしえの音楽的瞑 …

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WHO’S THE CUBAN ? / PAFATA

フランスはナンシーのフレンチ・キューバ系音楽バンド、フーズ・ザ・キューバンによる2023年のセカンド・アルバムです。 といっても、在仏キューバ人ヴォーカリスト、フリオ・ダビ・ロペス・ペレスを中心として、09年に立ち上げられ、3枚のアルバムを放ったソン・デル・サロンを発展的に解消したとのことで、キューバ音楽をベースに、エレキ・ギターやドラム・セットなどをフィー …

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MIRODA / A ESTORIA DOS MEUS ROTEIROS

ブラジルの女流詩人イルダ・イルスト(1930-2004)の詩にギタリストのダヴィッド・クルパンスキが曲をつけ、メランコリックな味の女性ヴォーカリスト、ミレーナ・ルソーがポルトガル語中心に歌い上げます。ギター伴奏が中心、一部生活音を加わるほか、シンケオ・パニャ(ギター、クラリネット)、ギヨーム・アルボンヴィル(パーカッション)、アレクシ・ブーシェ(チェロ)とい …

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BABX / UNE MAISON AVEC UN PIANO DEDANS

オ・フェレ、デヴィッド・ボウイ、ジム・モリソンの息子と称賛される鬼才 バビックスによるピアノ・ソロ作品  古き良きシャンソンならではの優美さを踏襲した楽曲群に、ランボーやボードレールなどの有名詩を重ねた2015年リリースの作品『Cristal Automatique #1』が注目を浴び、〈レオ・フェレ、デヴィッド・ボウイ、ジム・モリソンの息子〉と称賛されたフ …

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CANTO DO SOL / AVANT L’EQUINOXE

在仏ブラジル人バンド、こちらが初作になるんでしょうか、ポルトガル語とフランス語の歌詞、ボサ、サンバにノルデスチっぽい曲や、シャンソン、あるいは、カボヴェルデっぽい曲など、軽くチャーミングな発声で歌くれるソフィ・マグナーニ(マニャーニ?イタリア系ブラジル人女性でしょうね)が、なんとも魅力的じゃないですか。そんなソフィの涼しい歌声に寄りそうバッキングが、また、す …

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IREKE / TROPIKADELIC

う〜ん、なんか、昔のファンカラティーナとかリップリグ&パニックとか(ちょっと違うか?)、本盤を聞いて、そーゆー英国ほかのニューウェイヴを少しばかり思い出したりもしました。が、本作、時代は下って、現今フランス・メイドとのこと。アフロビートはじめルンバ・コンゴレーズ風やラガ、カリビアン、トロピカル系リズムに、プログラミング&ダブ処理もカケ合わせた、今様アフロビー …

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AZIZ SAHMAOUI, ERIC LONGSWORTH & ADHIL MIRGHANI / IL FERA BEAU DEMAIN MATIN JUSQU’A MIDI

元オルケストル・ナショナル・バルベスのメンバーだった、グンブリ(シンティール)弾き語り&作詞作曲のアジズ・サハマウイ〜その後、西アフリカ〜モロッコ、サハラ周縁グナワ系ミクスチュアー・ユニット “ユニヴァースティー・オブ・グナワ” を率い(2011/2014 /2019年作と)3枚のアルバムをリリース しましたが、2020年に ベスト・アルバムをリリース、その …

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