2015年に惜しまれながらこの世を去った、グアヒーラ~プントの女王、セリーナ・ゴンサーレスに捧げられたアルバムです。プロデュースしたのは、ティンバ揺籃期にイサック・デルガドなどとシーンを盛り上げた、パウロFG(パウリート)。もちろんディレクターも兼任しています。もちろん歌手は女性が務めているわけですが、多くの曲を歌うのは、パウロのグループ、ラ・エリテの歌手、 …
続きを読む2015年に惜しまれながらこの世を去った、グアヒーラ~プントの女王、セリーナ・ゴンサーレスに捧げられたアルバムです。プロデュースしたのは、ティンバ揺籃期にイサック・デルガドなどとシーンを盛り上げた、パウロFG(パウリート)。もちろんディレクターも兼任しています。もちろん歌手は女性が務めているわけですが、多くの曲を歌うのは、パウロのグループ、ラ・エリテの歌手、 …
続きを読む本作がデビューとなったマルタ・カンポスは、キューバの女性歌手の中でも、独自なスタイルで輝きを放つギター弾き語り歌手です。19世紀末から20世紀初頭にかけ、キューバ全土で活躍したトロバドール(吟遊詩人)の伝統につながる自作自演歌手として、ヌエバ・カンシオンやボサノーヴァからもヒントを得ただろう独特のスタイルを聞かせてくれます。 1 SONE CON MI AB …
続きを読むキューバのグアンタナモ出身で、スペインでディエゴ・エル・シガーラのバンドなどでも活躍してきたベーシスト、イェルシ・エレディア。彼が率いるグループの観客入りスタジオでのライヴを収めた2018年のCD-R+DVD-Rです。自身のルーツへと立ち返るグアンタナモ伝統の音楽チャングイを主軸としたセット。チャングイの地方色を押しだしながらも、自身のコントラバスを中心に、 …
続きを読むオリヒナル・デ・マンサニージョ時代にキューバで人気を掴み、その後独立して活躍している人気歌手カンディド・ファブレ。ソンのモントゥーノ(即興によるコール・アンド・リスポンス)の名手として、ティブロンと共に尊敬を集めてきました。本作は、キューバEGREMから久々となる2021年リリースのスタジオ録音盤のU.S.Aで発売されたCD-R盤です。キューバ本国では、まだ …
続きを読むエクアドルのキト出身で、キューバで学んだパーカッション奏者/ヴォーカリストのヒノ・カスティージョ。現在は、米国サウスカロライナ州チャールストンを拠点に活動する彼が率いるグループ、ザ・キューバン・カウボーイズによる2019年リリースのキューバ盤です。ピアノ、ベース、トランペット、サックス、ヴァイオリンとのアンサンブルによるラテン・ジャズ。ピアニストのアブディエ …
続きを読む★マルタ・カンポス / ラ・ネグラ・セ・アルボロタ 本アルバムは、中性的な優しさ溢れる歌声でヒット作『クール・クール・フィーリン』に、一服の清涼感を与えていたキューバの女性シンガー・ソングライターの5年ぶりの2004年作です。全編に感じられるのは、まさにサウダージ感覚。まろやかなヴォーカルと弦が気持ちよく共鳴しあった、フォーキーなキューバ発新感覚なアーバン・ …
続きを読む2019年にはデビュー30周年を記念したアルバムをリリースするなど実績豊富なキューバの人気シンガー・ソングライター、ラウル・トーレス。16年作です。冒頭のタイトル曲は軽快なサンバ。女声コーラスを伴ったこのナンバー、ちょっとジャヴァンあたりを思わせるいい曲です。レパートリーはいずれも自作で、英語詞をつけたフォーク、トローバ、ルンバ・フラメンカ、ボレロ、ブルース …
続きを読むソン・カンデーラやプピ・イ・ロス・ケ・ソン・ソンなどに在籍歴があるというキューバの男性歌手ハビ・サンタナの2016年のアルバム。基本的に自身率いるオルケスタでのサルサ系ですが、ラップ~ヒップホップやバジェナートなどの要素も取り入れた、甘い香りも漂うポップなアプローチとなっています。ゲストにクバニート20.02やラッパーのオルランド・マックス、元クバニート20 …
続きを読むリーダーでラウー奏者のディエゴ・サンティアーゴ・ペレスを中心に、ギター、トレスからなるキューバの弦楽トリオ、オルター・エゴの2019年作。コンガ、カンシオーン、ソン、チャチャチャといったスタイルによる、パブロ・ミラネース、イグナシオ・ピニェイロ、シンド・ガライ、イグナシオ・ビージャ(ボラ・デ・ニエベ)、カルロス・バレーラ、ホセ・マリア・ビティエールなど、現代 …
続きを読む1 Chan Chan 4:51 Feat. – Eugenio Rodríguez, Félix Baloy, Maikel Ante, Solis2 Carnival 5:08 Feat. – Randy Valentine, Solis3 Interlude (El Cuarto De Tula) 0:324 El Cuarto De Tula …
続きを読む☆V.A. / Mista Savona Presents ハヴァナ・ミーツ・キングストン part 2 スライ&ロビー、バルバリート・トーレスからブレンダ・ナバレテ、マイカ・シェマイアまで キューバとジャマイカのスターたちがダッグを組んだ超話題作! カリブ海の島国キューバとジャマイカは最短距離でわずか150キロほどの近さだが、その音楽的な距離感は計 …
続きを読むキューバで1960~70年代に人気を得て活躍した女性歌手アルヘリア・フラゴソ。以前、ミリアム・ラモスとカップリングアルバムを発表していましたが、ミリアムと同世代、オマーラよりひと世代下を代表するボレロ~カンシオーン系のフィーリン第2世代に属する歌い手です。本作は2007年マドリードでの録音で、09年にメキシコでリリースされたアルバム。バックは、シルビア・ペレ …
続きを読むキューバのコリブリ・レーベルが若手ジャズ系アーティストを紹介する“THE JAZZ YOUNG SPIRIT”シリーズからアルバムをリリースしているヴァイオリニスト、ウィリアム・ロブレホ率いるトリオの2019年作。伸びやかな響きが心地よいヴァイオリンを中心に、ギター/バンジョー、エレクトリック・ベース/コントラバスという、キューバ音楽シーンにあってはユニーク …
続きを読むキューバ中央部にあるビジャ・クララ州におけるスペイン(主にアンダルシアやカナリア諸島)からの農民を担い手としてきた音楽、プント・クバーノに焦点を当てた2020年リリースのオムニバス盤です。トレスやラウー、ギターといった弦楽器、キューバの地でアフリカ要素とも交わったパーカッション、デシマという即興的な10行詩による歌を特徴とする、もう少し一般的にはグアヒーラと …
続きを読むリウバ・マリア・エビアのバックなども務めてきているキューバ人ギタリスト、リノ・ロレスによる2018年作。タイトルに示されているとおりフィーリンを志向した内容です。ギターによる独奏のフィーリン名曲集やギターを主役としたインスト作品というわけではなく、各曲でアドニス・プエンテス、イベット・セペダ、ルナ・マンサナーレス、トビー・アビラ、ポリート・イバニェスらのヴォ …
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