YARIMA BLANCO / PA MI TRES

カリブ圏はもとより、南米〜欧米の各国をツアーして巡る、キューバのバヤモで生まれ、ハバナ首都音楽大学卒〜キューバン・フィメール・バンドの草分けアナカオーナにも在籍した高度にテクニカルなトレス奏者ながら(パンチョ・アマートも絶賛)、何ら、ひけらかすところの無い素直な音楽性を持つ才媛と言えるでしょう。ヤリーマ・ブランコのトレス弾き語りアルバム新作(2022)が、や …

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ELITO REVE Y SU CHARANGON / EVOLUTION 6.5 

1980年代キューバで圧倒的な人気を誇ってきたレベ・イ・ス・チャランゴン。名物リーダー=エリオ・レベが、1997年に交通事故でこの世を去った後、その遺志を継いだ息子エリート・レベ率いる“2代目”チャランゴン。本国でもかなり人気があるようですが、2019年に来日して、その圧倒的なステージでは、多くの日本のファンにアピール大でした。 本作は、1956年結成という …

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INTERACTIVO / EN FA SOSTENIDO

2018年、2019年とフジロックフェスティバルに、2年連続で出演し、キューバ~ラテン・ファン以外にも知られることとなった、ティンバ・ファンクを標榜する、インテラクティボの5作目となる、2022年発売最新作の登場です。 ● リーダーのロベルト・カルカセースや主要メンバー以外、アルバム制作やライヴの時々によりメンツが入れ替わったりと、常に新しい刺激を注入しなが …

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C.TANGANA / EL MADRILEÑO

C.タンガナ(本名アントン・アルバレス・アルファロ)、あるいはクレマ、エル・マドリニョ、プチトとも呼ばれて来たようです。1990年マドリッド生まれのラッパーで、07年にクレマ名義でアルバム・デビュー、2008年にはセカンドをリリース、その後、C. タンガナ名義で仕切り直し、ソロ・アルバムを3作発表しつつ、多くのシングル録音をリリースして来ました。その後、5人 …

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YSLEY HEREDIA / LO NUESTRO

キューバのグアンタナモ出身で、スペインでディエゴ・エル・シガーラのバンドなどでも活躍してきたベーシスト、イェルシ・エレディア。彼が率いるグループの観客入りスタジオでのライヴを収めた2018年のCD-R+DVD-Rです。自身のルーツへと立ち返るグアンタナモ伝統の音楽チャングイを主軸としたセット。チャングイの地方色を押しだしながらも、自身のコントラバスを中心に、 …

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ALTER EGO / VUELTA ATRAS

リーダーでラウー奏者のディエゴ・サンティアーゴ・ペレスを中心に、ギター、トレスからなるキューバの弦楽トリオ、オルター・エゴの2019年作。コンガ、カンシオーン、ソン、チャチャチャといったスタイルによる、パブロ・ミラネース、イグナシオ・ピニェイロ、シンド・ガライ、イグナシオ・ビージャ(ボラ・デ・ニエベ)、カルロス・バレーラ、ホセ・マリア・ビティエールなど、現代 …

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V.A. / HAVANA MEETS KINGSTON, Part 2

☆V.A. / Mista Savona Presents ハヴァナ・ミーツ・キングストン part 2 スライ&ロビー、バルバリート・トーレスからブレンダ・ナバレテ、マイカ・シェマイアまで キューバとジャマイカのスターたちがダッグを組んだ超話題作! カリブ海の島国キューバとジャマイカは最短距離でわずか150キロほどの近さだが、その音楽的な距離感は計 …

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LINO LORES / MI GUITARRA AL FEELING

リウバ・マリア・エビアのバックなども務めてきているキューバ人ギタリスト、リノ・ロレスによる2018年作。タイトルに示されているとおりフィーリンを志向した内容です。ギターによる独奏のフィーリン名曲集やギターを主役としたインスト作品というわけではなく、各曲でアドニス・プエンテス、イベット・セペダ、ルナ・マンサナーレス、トビー・アビラ、ポリート・イバニェスらのヴォ …

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ORQUESTA FAILDE / JOYAS INEDITAS 

ダンソーンの第1号曲といえば、1879年に発表された「LAS ALTURAS DE SIMPSON(シンプソンの高台で)」ですが、その作者でバンド・リーダーだったミゲル・ファイルデの名前を冠したオルケスタ。ミゲル・ファイルデの血筋を引く若きフルート奏者エティエル・ファイルデが2012年に立ち上げたオルケスタ・ファイルデの21年作です。ダンソーンの初期の演奏ス …

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ANA CARLA MAZA / BAHIA

★アナ・カルラ・マサ / バイーア  独特でミニマムなチェロ弾き語りで、2020年発売のセカンド・アルバムが、欧米を中心に日本でも話題を集めたアナ・カルラ・マサ。そんな彼女が、2年ぶりに発表したサード・アルバムは、幼年期を過ごしたキューバの地に思いを馳せつつ、中南米への広い共振をも表した作品となりました。 ● ピノチェトによる軍事独裁政権下のチリを …

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RICO’S CREOLE BAND / CUBA IN PARIS 1947-1951 

1920年代後半からパリとコペンハーゲンで演奏していたハバナ生まれのフィリベルト・リコ。伝説のモイセス・シモン(「EL MANISERO-南京豆売り」の作者)のオルケスタ・ティピカ・クバーナでもサックス/フルート奏者として録音を残しています。そんなリコが自ら率いたクレオール・バンドの47~51年の録音を網羅した2枚組です。有名曲と当時の流行曲全36曲収録。す …

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