★マルタ・カンポス / ラ・ネグラ・セ・アルボロタ 本アルバムは、中性的な優しさ溢れる歌声でヒット作『クール・クール・フィーリン』に、一服の清涼感を与えていたキューバの女性シンガー・ソングライターの5年ぶりの2004年作です。全編に感じられるのは、まさにサウダージ感覚。まろやかなヴォーカルと弦が気持ちよく共鳴しあった、フォーキーなキューバ発新感覚なアーバン・ …
続きを読む★マルタ・カンポス / ラ・ネグラ・セ・アルボロタ 本アルバムは、中性的な優しさ溢れる歌声でヒット作『クール・クール・フィーリン』に、一服の清涼感を与えていたキューバの女性シンガー・ソングライターの5年ぶりの2004年作です。全編に感じられるのは、まさにサウダージ感覚。まろやかなヴォーカルと弦が気持ちよく共鳴しあった、フォーキーなキューバ発新感覚なアーバン・ …
続きを読む2019年にはデビュー30周年を記念したアルバムをリリースするなど実績豊富なキューバの人気シンガー・ソングライター、ラウル・トーレス。16年作です。冒頭のタイトル曲は軽快なサンバ。女声コーラスを伴ったこのナンバー、ちょっとジャヴァンあたりを思わせるいい曲です。レパートリーはいずれも自作で、英語詞をつけたフォーク、トローバ、ルンバ・フラメンカ、ボレロ、ブルース …
続きを読むソン・カンデーラやプピ・イ・ロス・ケ・ソン・ソンなどに在籍歴があるというキューバの男性歌手ハビ・サンタナの2016年のアルバム。基本的に自身率いるオルケスタでのサルサ系ですが、ラップ~ヒップホップやバジェナートなどの要素も取り入れた、甘い香りも漂うポップなアプローチとなっています。ゲストにクバニート20.02やラッパーのオルランド・マックス、元クバニート20 …
続きを読むリーダーでラウー奏者のディエゴ・サンティアーゴ・ペレスを中心に、ギター、トレスからなるキューバの弦楽トリオ、オルター・エゴの2019年作。コンガ、カンシオーン、ソン、チャチャチャといったスタイルによる、パブロ・ミラネース、イグナシオ・ピニェイロ、シンド・ガライ、イグナシオ・ビージャ(ボラ・デ・ニエベ)、カルロス・バレーラ、ホセ・マリア・ビティエールなど、現代 …
続きを読む1 Chan Chan 4:51 Feat. – Eugenio Rodríguez, Félix Baloy, Maikel Ante, Solis2 Carnival 5:08 Feat. – Randy Valentine, Solis3 Interlude (El Cuarto De Tula) 0:324 El Cuarto De Tula …
続きを読む☆V.A. / Mista Savona Presents ハヴァナ・ミーツ・キングストン part 2 スライ&ロビー、バルバリート・トーレスからブレンダ・ナバレテ、マイカ・シェマイアまで キューバとジャマイカのスターたちがダッグを組んだ超話題作! カリブ海の島国キューバとジャマイカは最短距離でわずか150キロほどの近さだが、その音楽的な距離感は計 …
続きを読むキューバで1960~70年代に人気を得て活躍した女性歌手アルヘリア・フラゴソ。以前、ミリアム・ラモスとカップリングアルバムを発表していましたが、ミリアムと同世代、オマーラよりひと世代下を代表するボレロ~カンシオーン系のフィーリン第2世代に属する歌い手です。本作は2007年マドリードでの録音で、09年にメキシコでリリースされたアルバム。バックは、シルビア・ペレ …
続きを読むキューバのコリブリ・レーベルが若手ジャズ系アーティストを紹介する“THE JAZZ YOUNG SPIRIT”シリーズからアルバムをリリースしているヴァイオリニスト、ウィリアム・ロブレホ率いるトリオの2019年作。伸びやかな響きが心地よいヴァイオリンを中心に、ギター/バンジョー、エレクトリック・ベース/コントラバスという、キューバ音楽シーンにあってはユニーク …
続きを読むキューバ中央部にあるビジャ・クララ州におけるスペイン(主にアンダルシアやカナリア諸島)からの農民を担い手としてきた音楽、プント・クバーノに焦点を当てた2020年リリースのオムニバス盤です。トレスやラウー、ギターといった弦楽器、キューバの地でアフリカ要素とも交わったパーカッション、デシマという即興的な10行詩による歌を特徴とする、もう少し一般的にはグアヒーラと …
続きを読むリウバ・マリア・エビアのバックなども務めてきているキューバ人ギタリスト、リノ・ロレスによる2018年作。タイトルに示されているとおりフィーリンを志向した内容です。ギターによる独奏のフィーリン名曲集やギターを主役としたインスト作品というわけではなく、各曲でアドニス・プエンテス、イベット・セペダ、ルナ・マンサナーレス、トビー・アビラ、ポリート・イバニェスらのヴォ …
続きを読むアダルベルト・アルバレスの弟、エンリーケ・アルバレス率いるチャランガ・ラティーナの2019年作です。近年のティンバ路線を本作でも邁進。マッチョなティンバに、ティンバトン(クバトンとの融合)やトロピカル・ティンバ(パン・カリブ・テイスト)など変化球系も交え、ティンバ路線にシフトしてからは基本的に、本作でも曲作りや共同で音楽監督やプロデュースも務める息子ラサロ・ …
続きを読むダジャミ・ペレス・サンチェスとハビエル・ロペス・エリアスによるキューバの男女デュオ、ドゥオ・イリスによる2021年の初アルバム。22年にキューバ版が開催された、サンレモ音楽祭で大賞に輝くなど、注目を集める存在となっています。本作では人気デュオ・ユニット、ブエナ・フェのジョエル・マルティーネスがプロデュースを担当。ギター、ピアノなど、アコースティックを基調とす …
続きを読むイサック・デルガド・バンドなどで活躍した後、スペインに渡り、パコ・デ・ルシアのグループにも参加したベーシストで、自身のリーダー作での歌い手としての活躍も目覚ましいアライン・ペレス。そして、押しも押されもせぬキューバを代表する歌手として君臨するイサック・デルガド。両者の顔合わせに、チャチャチャの名門中の名門オルケスタ・アラゴーンを加えた豪華共演による2021年 …
続きを読むアレクサンデル・アブレウ、アライン・ペレス、マジート・リベーラという、脂の乗りきったキューバの3人衆が、各人のセット(3者揃い踏みはラスト曲のみ)でキューバ音楽史に輝く人気楽団の数々をトリビュートした2019年作です。敬意を捧げられているのは、コンフント・カシーノ、アルセニオ・ロドリーゲス、ソノーラ・マタンセーラ、コンフント・チャポティーン、コンフント・ルン …
続きを読むダンソーンの第1号曲といえば、1879年に発表された「LAS ALTURAS DE SIMPSON(シンプソンの高台で)」ですが、その作者でバンド・リーダーだったミゲル・ファイルデの名前を冠したオルケスタ。ミゲル・ファイルデの血筋を引く若きフルート奏者エティエル・ファイルデが2012年に立ち上げたオルケスタ・ファイルデの21年作です。ダンソーンの初期の演奏ス …
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