HK / DANSER ENCORE

6曲入りHK単独名義ミニ・アルバムCD新作です。コロナ禍のもと、2回目の外出禁止令が出た日、HK ことカドゥール・ハダディはアヴィニョンの自宅で、仲間とともに予定していたライヴ・ショーのリハーサルをしていたそう。で、その最中、彼らのショーは不要不急のものと見做され、コロナの感染につながるという理由で、キャンセルされたという知らせが届いたそう。その時、アイデア …

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ROMANE / SOIR DE TROTTOIR

ジャンゴ・ラインハルトのスピリットを継承するマヌーシュ・スウィング・ギタリスト、ロマーヌの2021年リリース作です。ヴァイオリンのローラン・ゼレール、コントラバスのローラン・ドゥラヴォーとのトリオによる録音。ストーケロ・ローゼンバーグの00年作『エレガーンス』からの本作タイトル曲を含む3曲をはじめ、過去のレパートリーを再演しています。新曲(?)と思しきボサノ …

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V.A. / NOUVELLE VAGUE, Les Musiques De Films 1957-1962 

フランスの新進気鋭の映画作家たちにより1950年代後半に巻き起こされたムーヴメント、ヌーヴェルヴァーグの映画音楽をピックアップした、仏フレモー社による3枚組アンソロジーです。ヌーヴェルヴァーグとジャズとの出会いとしてあまりにも有名な、マイルス・デイヴィスが音楽を手がけたルイ・マル監督の『死刑台のエレベーター』、ブラームスの楽曲を用いた同じくルイ・マルの『恋人 …

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FEIZ NOZ MOC’H / ATAU ATAV

フランス大西洋岸、ガスコーニュとブルターニュにまたがる現地トラッド系バンド3作目となる2018年作〜ブッキラボーな女声&男声をフロントに、ハーディー・ガーディー&ヴァイオリンのフリーキーなプレイ、加えて、変拍子を強調したパーカッシヴな演奏を繰り広げ、異彩を放ちます。 1. Triptik 09:07 2. Harri Chivalet 05:07 3 …

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LALALA NAPOLI / CAVALLUCCIO

フランスを拠点とする東欧ツィガーヌ(ロマ)バンドの最古参ブラッチのアコーディオン奏者として活躍してきたフランソワ・カスティエロが立ち上げたバンド、ラララ・ナポリの2021年のサード作です。タランテッラやタムリアータといった、ナポリのルーツ音楽のプログレ化とでも言うべき試みが炸裂。ヴォーカルとアコーディオンに、第2アコーディオン、木管&ギター、ヴァイオリン、コ …

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MICHEL GUAY et SIMON MARY / SONGS OF KABIR

1990年代から活動してきたインド系のエスノ・ジャズ・ユニット、ムクタの創設メンバーでフランスはナントのジャズ系ベーシスト/コンポーザー/アレンジャーのシモン・マリーと、カナダ生まれでインドで音楽を習得し、ムクタにも加わることになったシタール奏者/ヴォーカリスト/コンポーザーのミシェル・グアイと組んだ2021年作です。1440年生まれで1518年に没したとさ …

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BRAIN DAMAGE MEETS BIG YOUTH / BEYOND THE BLUE

フランスを拠点に1999年より活動を続ける、Martin Nathanのダブ・ユニット、ブレイン・ダメージの2021年作。これまでラス・マイケルやホレス・アンディ、グラウンデイションのハリソン・スタッフォードをフィーチャーしたアルバムや、2018年作には南米コロンビアの録音となりましたが、本作では1949年生まれのベテラン大物、ビッグ・ユースをジャマイカに訪 …

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BALAPHONICS / SPICY BOOM BOOM

なるほど、基本アフリカに的を絞りつつ、実に開放的、好きなことやって楽しんでる感じ、十二分に伝わって来る大所帯生演奏が夏向き!ジュピテールが参加しているところも、ポイント高いですねえ。 バラフォン奏者を含むアンサンブルが特徴的なフランス発アフロ・ミクスチャー・バンド、バラフォニックスによる2021年のセカンド作です。管楽器セクションを擁し、アフロビートにハイラ …

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DOM LA NENA ‎/ TEMPO

久々の新作です。ブラジル~アルゼンチン~フランスと移動しながら独創性溢れる音世界を育んできたシンガー/チェロ奏者ドム・ラ・ネナ、ポルトガル語、スペイン語、フランス語など多言語が混じる言葉の響き、透明感溢れるアレンジは変わらず。   1 Tempo 2:06 2 Oiseau Sauvage 2:26 3 No Tenga Miedo 3:08 4 …

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PARIS GADJO CLUB / CAFE DU BRESIL II, Sambou Sambou

クラリネット、ギター、コントラバスからなるユニット、パリ・ガッジョ・クラブ。マヌーシュ・スウィング系のアンサンブルですが、5人編成で臨む2021年の本作は、ショーロを題材とした17年作に続きブラジル音楽のレパートリーを取り上げた内容となっています。アリ・バホーゾ、アントニオ・カルロス・ジョビン、カルトーラ、ジョアン・ドナート、ピシンギーニャ、ドリヴァル・カイ …

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