MARIA VICTORIA / REFGIATE EN MI

プント・グアヒーロの歌い手として名を馳せたエル・ヒルゲーロの娘で、今作が4枚目となるマリア・ビクトリア。ファーストおよびセカンドでは、トラディショナルからサルサ系の曲まできっちりとパンチのある歌を聞かせていました。サードでは、トレス奏者の中で現役最高のアーティスト、パンチョ・アマートを迎え、全編トラディショナルなグアヒーラを聞かせてくれています。そして今作は …

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MILTINHO / ANOS 60 VOL. 1

 70年代に残したドリス・モンテイロとのデュエット作品でも有名なサンバ歌手、ミルチーニョが人気絶頂だった60年代前半の作品がボックス・セットで一挙に復刻されることとなりました。1928年にリオデジャネイロで生まれた彼は今年で85歳。それを記念してのリリースです。5年前には80歳を記念して2枚組編集盤がリリースされたので、その愛されぶりがうかがえます。 幼少の …

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OMARA PORTUONDO / ESTA ES

キューバの歌う人間国宝オマーラ・ポルトゥオンドのソロ3作目、60年代末録音と推測されるアルバム。音楽監督は後年USA移住後、グロリア・エステファンの名作”ミ・ティエラ”のアレンジで大成功を収めるフアニート・マルケス。彼自身が弾くジャジーなエレキ・ギターも大活躍します。フアニートは作曲でも大活躍で当時の新リズム、パカーの1、4、12曲目、シングルでも発表された …

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TROVADORES CUBANOS / ANTOLOGIA DE SINDO GARAY

19世紀から革命時代の60年代まで活躍、101歳で逝くまでに600曲もの楽曲を残したキューバのトロバドール(SSW/トローバ・トラディシオナル)、シンド・ガライ、現在も歌い継がれる名曲の数々を彼自身の指導受けた後継者達が録音したアルバムです(シンド自身は演奏していません)。全くの音楽的教育を受けることなく、ソン、ボレロなどのキューバのポピュラー音楽のスタイル …

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CLARA Y MARIO / LAS VOCES DEL SIGLO

キューバ音楽の歴史に名を残すヴォーカリスト達をエグレム社が所有する音源で振り返るアンソロジー・シリーズの新譜です。キューバ革命直後ごろから人気者になり活躍した男女デュオ・ヴォーカル=クララ・イ・マリオ。トローバ時代の雰囲気を残すボレロを奇をてらうことなく丁寧に歌って人気を掴みました。本CDは、トニー・ロイグ指揮によるオルケスタICRをバックにした1969-7 …

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FELIPE DULZAIDES & LOS ARMONICOS / CANTA DORIS DE LA TORRE -1 (CDR)

音質があまり良くないのが残念ですが、こんなCDRが出てしまいました…。女性歌手ドリス・レ・ラ・トーレが、キューバ音楽に早くからジャズを持ち込んだフェリーペ・ドゥルサイーデスのクァルテート、ロス・アルモニコスで歌ったアルバムのストレート・リイシューCDRです。ジャジーかつシャンソニエ風に仄暗い歌声でフィーリン=ボレーロを聴かせるキューバ人女性歌手、 …

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FRANCISCO CESPEDES & GONZALO RUBALCABA / CON EL PERMISO DE BOLA

ボラ・デ・ニエベの作品をキューバ出身~在メキシコのフィーリン&ジャズ系実力派男性歌手がカヴァーしたアルバムです。希代のSSWでありエンターテイナー、フィーリンのルーツにも繋がるボラのピアノ弾き語りをカヴァー / バックは極めてシンプルにゴンサーロ・ルバルカーバがピアノを奏でています。じっくりと歌い込んみながらも決して重くならず、ボラならではのセンティミエント …

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