RODOLPHE RAFFALLI / CHANSONNETTES

コルシカ出身でパリ郊外で育った異端マヌーシュ系ギタリスト、ロドルフ・ラファリの2013年作は、タイトルが通り、エディット・ピアフ、シャルル・トレネ、レオ・フェレなどのシャンソン曲、そして「シェルブールの雨傘」「華麗なる賭け」などのミッシェル・ルグランのサントラ曲などを取り上げたフランスらしさ爆発の1枚!?そのギターは、マヌーシュにスタイルを負いながらも、地中 …

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OBOMAN FILLON, CHOROS DO BRAZIL / AQUARELA

クラシックからジャズに転身したオーボエ奏者として有名なジャン・リュック・フィヨン、別名オーボーマン・フィヨンの新作です。ブラジルのショーロをテーマとしたアルバムで、ピシンギーニャ、ジャコー・ド・バンドリン、エルメート・パスコアルまで、ギター、バンドリンを加えたトリオで演奏しています。基本ブラジル・マナーですが、どこか欧州の香りがするところ、その辺が聞きどころ …

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JULIE FOWLIS / UAM FROM ME

なるほど、これは話題を呼ぶだけのことありますね。スコットランドの若手女性トラッド・シンガー=ジュリー・ファウリスのサード・アルバム、先に入荷して、当店としては異例の売れ行き?を示すイングランドのアンサンクス姉妹とも共通するでしょうか、自己主張があまり感じられない、素直で爽やかな伝統的唱法をストレートに聞かせてくれます!~なるほど、最近、英国トラッド若手女性の …

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HK & LES SALTIMBANKS / LES TEMPS MODERNES

2010年フランスの300万人ゼネストのアンセムとされた「On Lache Rien(あきらめない)」を作ったHK&レ・サルタンバンク。2012年セカンド・アルバム新作はM.A.P.やスアド・マッシをゲストに迎えた全18曲を収録!シャアビやミュゼット色をやや抑え、フォーキー&ラガなアレンジを増やし、新自由経済の底辺を支える社会的弱者の声をこれまで以上 …

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HK & LES SALTIMBANKS / CITROYEN DU MONDE

ミュージックマガジン別冊「プロテストソング・クロニクル」で鈴木考弥氏が紹介されていますが、〜2010年フランスの300万人ゼネストのテーマ曲となっていたのがこのHK&レ・サルタンバンクの「On Lache Rien(あきらめない)」 でした。ミュゼットとラップをミクスチャーしたグループM.A.P.の元メンバーでラッパーのHK(アッシュカー)が組んだ8人組新グ …

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M’BARKA BEN TALEB / ALTOCALORE

南イタリアの伝統的な地中海系ダンス・リズム=タランテッラの復興を推し進めるエウジェニオ・ベッナート&タランタ・パワーに参加する女性歌手=チュニジア出身のムバラカ・ベン・タレブの初アルバム!プロデュースはタランタ・パワーのアレンジャー=マルチェロ・ヴィターレがつとめています。シチリアの目と鼻の先のチュニジアだけに、音楽的な海域を共有しているのでしょう、中東リズ …

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EL COJO DE MALAGA

フラメンコと劇場音楽の橋渡しをしたとも考えられるエル・コホ・デ・マラガ、フラメンコ・オペラとも称されたその業績は、生前、正当に評価されませんでした。ある時期まで忘れられていたフラメンコ歌手のひとりでしょう。いわゆるタランタやファンダンゴ・ミネーロを含むミネーロ・レバンティーノスを得意としたエル・コホ・デ・マラガの録音物はそのほとんどが1930年代に集中してい …

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MANUEL TORRES / LA LEYENDA DEL CANTE 1909-1930

フラメンコ歴史的録音復刻の1枚。マヌエル・デ・ファリャの提唱によりグラナダで開催された有名な第1回カンテ・ホンド・コンクールでも歌ったフラメンコの歴史に名を残す大歌手、マヌエル・トーレスの1909年から1930年の間に残した録音全24曲の復刻CDです。

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GARCIA LORCA Y LA ARGENTINITA / CANCIONES POPULARES ESPANOLAS

1998年に生誕100周年を迎え、新たに注目を浴びる20世紀前半スペインを象徴する詩人、サルバドール・ダリやルイス・ブニュエルとの親交でも知られるフェデリコ・ガルシア・ロルカ(1898-1936)自身によるピアノ演奏を収めた稀少音源の復刻CD!彼が文学、美術、演劇のみならず、音楽、特にスペインの民謡、歌謡に深い関心を持っていたことは有名です。これはそんなロル …

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MANUEL VALLEJO / COPA PAVON Y LLAVE DE ORO DEL CANTE VOL.1 – VOL.2

オペラ・フラメンカ時代のカンテ・フラメンコの天才マヌエル・バジェホ!1925年のパボン杯での優勝と伝説の「カンテ・フラメンコの黄金の鍵」を1926年に与えられた、“アンダルシアの夜うぐいす”の異名をとる類い希なる美声の持ち主マヌエル・バジェホのまさに黄金期の録音2枚組全40曲です。ギター伴奏にはラモン・モントーヤ、ニーニョ・リカルド、マノーロ・デ・ウエルバら …

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PHILIPPE LAVIL / CALYPSO

俳優ロバート・ミッチャムが残した57年のキャピトル盤『カリプソ・イズ・ライク・ソウ』は、マイティ・スパロウやロード・メロディーを聞き込んだミッチャムならではの本格的カリプソ・アルバムとして有名ですが、そのジャケットのコンセプトのみならず、アルバムのテーマもパクッたというか、焼き直ししたクラシカルなカリビアンCDがリリースされています!マルチニーク出身の在仏ポ …

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