NICOLAS JULES / LA NUIT ETAIT DOUCE COMME LA QUEUE ROUSSE DU DIABLE AU SORTIR DU BAIN

前作が久保田麻琴さんも絶賛、というフランスの男性シンガーソングライター、ニコラ・ジュール。「風呂あがりの悪魔の赤毛のように夜は甘い」とシュールレアリスム的なタイトルの付いた4作目、13年新作。ルー・リードやニック・ケイヴ、トマ・フェルセンを思わせるアンニュイな曲と低音つぶやきボイス。トレードマークの赤いグレッチ・ギターを中心にしたロウファイサウンドに痺れる方 …

続きを読む>

INTERZONE / WAITING FOR SPRING

2010年に解散したフランスのパンクバンド、ノワール・デジールのギタリスト、セルジュ・テッソ=ゲーがシリア人ウード奏者ハレド・アル・ジャラマニと結成したデュオ「アンテルゾン」の13年新作。西のエレキ・ギターと東のウードのシンプルかつストイックな真剣勝負。ダニエル・ラノワとハムザ・エル・ディンの邂逅、いや、それのもう少しヤサぐれた版とでも言いましょうか。フラン …

続きを読む>

V.A. / FREEDOM JAZZ FRANCE

フランスのジャズ専門再発レーベルHeavenly Sweetnessによる60年代から80年代のフレンチ・スピリチュアル・ジャズ、知られざる名曲ばかりを10曲収録したコンピ盤。イブラヒム・マーロフや現在のイスラエリー・ジャズ好きにも。 1. Stella Levitt “Not so high” 2. Octet de Dreux “Doorstep” 3. …

続きを読む>

Film by ROY SHER / MY SWEET CANARY, The Queen Of Rebetiko -ROZA ESKENAZI

A journey through the life and music of Roza Eskenazi〜ということで、レべーティカ・マニア必見のDVDが出ていたんですねえ…>こちら で知りました(さすが、マエストロ!)で、出演者がまたスゴイ!ハリス・アレクシーウと >メフタップ・デミル! >マーサ・フリンヅィラ、そして、ヤスミン・レヴィほか〜 …

続きを読む>

LAZARPERRY / ORIENTAL DUB ACOUSTIC

フランス・ベースで活動していたようです。パーカッション+ベース+ヴァイオリン+アコーディオンという文字通りのアコ-スティック編成で、アラブ~オリエンタル~バルカンっぽいダブ・サウンドを展開!派手さや過剰なディレイ等はありませんが、有りがちなフュージョン臭さのない、硬派なアルバムに仕上がってます!ダブ・マニアはもちろん、アラブ音楽やジプシー系インストのファンに …

続きを読む>

GEORGE DALARAS & HARIS ALEXIOU / MIKRA ASIA

向かって右、デジパック盤 2011年復刻 / 向かって左、BOXケース04年復刻CD 1972年作~記念すべき、ハリス・アレクシーウのデビュー・レコーディングにして、ダラーラスとの共作アルバム~タイトルは“小アジア”の意~ジャケット写真は20世紀前半に、小アジア=トルコのアナトリアからの帰還民達がアテネの外港ピレウスに着いてギリシャの地に降り立つ、まさにその …

続きを読む>

ELENI TSALIGOPOULOU / BEST OF

1980年代後半デビュー、透明清澄な歌声で人気の高いギリシャの女性歌手、エレーニ・ツァリゴプールのベスト3CDがリリースされています。近年、モダン・ライカ/グリーク・トラッドの枠におさまらない新たなPOPを模索する彼女の新曲+他アーティスト作への参加曲で1CD、そして90年代後半のソニー移籍以降のアルバムから選ばれたベスト・セレクションで2CD~合計3枚組と …

続きを読む>

RICARDO PARREIRA / CANCIONARIO

弱冠20歳にして発表したデビュー作で衝撃を与えたポルトガル・ギタリストが、その3年後〜2010年に発表したセカンド・アルバム。リカルド・パレイラは10代前半にしてファド歌手の伴奏を務め、コンテストでも上位に入賞していた早熟の天才。そのデビュー作ではファドの名曲を情感豊かに聴かせてくれたが、本作では演奏だけでなく、自らプロデュースも行ない数曲を作曲。しかもその …

続きを読む>

AMOR ELECTRO / CAI O CARMO E A TRINDADE

〈チル・アウト・ファド・エレクトロニカ〉という特異なスタイルで注目を集めたドンナ・マリーア『すべては永遠に…』〜このグループは女性ヴォーカル、マリーザ・リスをフロントにおいた3人組だったが、そのマリーザが新たに組んだバンドがこのアモール・エレクトロ。彼女はここでもヴォーカルを担当、伴奏は標準的なバンド編成にキーボードやエレクトロニクス、そして曲によってアコー …

続きを読む>

SQUADRA / ITALIE – TRALLALERO, POLYPHONIE GENOISE

イタリア半島の付け根部分にあたる北西部に位置し、同国でも有数の大都市であるジェノヴァ。地中海に面しているだけあって紀元前より人類が居住していたといわれる歴史ある土地です。そんなジェノヴァで伝統的に歌われてきたのが、トラッラレロという合唱音楽です。その舌を噛みそうなジャンル名ですが、この音楽をオノマトペ(擬声語)的表現したものだとか。このラ・スクアドラ(伊語で …

続きを読む>

V.A. / CLASSIC CELTIC MUSIC FROM SMITHSONIAN FOLKWAYS

日本でも大変ファンの多いケルト音楽はアイルランドなどブリテン諸島を中心に息づく伝統音楽で、近隣のヨーロッパ音楽とは異なる独自性が感じられるのがその特徴。60年代前半に巻きおこったリヴァイヴァル運動から近年のケルティック・ウーマンのブームまで、常にワールド・ミュージックを代表するジャンルとして親しまれて来ました。本作はそんなケルト音楽を、その前身であるフォーク …

続きを読む>

CARLOS NUNEZ / DISCOVER

カルロス・ヌニェスの2枚組ベスト盤が発売になりました。スペインのケルトの地、ガリシアから常に世界に向け音楽を発信し、世界中の音楽を取り入れてきた彼ならではの音楽性がぎっしり詰まっています。その成果として、世界中の有名ミュージシャンとの共演録音多数収録〜チーフタンズ、ルス・カサル、ライ・クーダー、カロリーニョス・ブラウン、シネード・オコナー、ドゥルス・ポンテス …

続きを読む>

V.A. / CANTIGAS DE MULLERES

スペイン北西部のケルト文化圏、独自の音楽文化を持つガリシア地方の女性ヴォーカルを集めたコンピレーション。全17曲を17組〜スペインの中でも深い緑と豊かな海、カトリックの聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラ、ゆったりとした時間が流れるガリシアの様々な音楽が紹介されています。深みのある暖かい「ガリシアの声」、ウシーア、常に先鋭的な試みをするメルセデス・ペオン、伝 …

続きを読む>

go top