PIGALLE / T’INQUIETE…

ある種、異様な風体のフランソワ・アジ・ラザロ率いる4人組シャンソン・バンド、ピガール4年ぶりの新作、だそう。が、本作はバックのメンバー3者は参加していない模様。フランソワ一人で19もの楽器をこなした多重録音アルバム、だそう。とにかく、トレイラーっぽい youtube 映像をご覧あれ、風体に似合わぬ繊細さも垣間見せるクラフトマンシップ溢れるご機嫌なシャンソン・ …

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YANKELE / RHAPSODIE KLEZMER

パリ郊外セーヌ・サン・ドニ県のクレズマー・クインテット(ギター、アコーディオン、ヴァイオリン、コントラバス、クラリネット)の3枚めのアルバムで、ジョージ・ガーシュイン作品集(オリジナルも若干)全18曲。 >http://www.yankele.net/

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LA RUE KETANOU / ALLONS VOIR

2009 年アルバム “A CONTRESENS” から4年ぶりのスタジオアルバムです。ほとんど原点回帰。街頭やカフェテラスでアンプなしで目の前で聞いているような、生ギターと肉声(外れる三声コーラス)とディラン風ハーモニカがシンプル、かつ強烈に。「やつらは森林を切り倒し、遺伝子組み換え植物を植え、やつらのタンカーはクジラの口の中に石油 …

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ZARAGRAF / VEGA MUNDO GADJE

口琴/アコーディオン/ヴァイオリン/各種バルカン系金管/フラメンコ・ギター/ロック系ディストーション・ギター/そして情念のウィスパー・ヴォイス? ジプシー女性歌手が、キャバレー&バーレスク・スタイルの演奏を聴かせるアンダーグラウンドなノマド・ミュージック在フランス楽団=ザラグラフ、なんと6枚めのアルバムです。ミラの声はどんどん魔法使いっぽくなってますし、全体 …

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MANU CHAO / CLANDESTINIO

“FEEL CLOSE TO MANU CHAO” その行動力、その影響力。世界中を、ギター片手に旅するレベル・ロッカー。彼が生み出すビートと言葉は、文化や国境を越えて拡がっていく。 差別、偏見、市場主義、拝金主義、グローバリゼーションが席巻する今の世界に、”音楽”という武器で抗う一人のミュージシャン、マヌ・チ …

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MANU CHAO / LA RADIOLINA

カリブ&南米&南欧的ルーツ・ミュージックを、クラッシュ以降のミクスチュアー・ロック路線にバランス良くフュージョンし、世界に発信して来た/ミュージ シャンにしてプロデューサー=マヌ・チャオの新作です!コレまでのラテン路線を歩みながらも、どこか、これまでになくロックっぽい、新鮮な作となっていま す。あるいは、マノネグラ時代に帰っているのかも知れませんね。

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MANU CHAO / SIBERIE M’ETAIT CONTEEE …

★マヌ・チャオシベリー・メテ・コンテ★ “FEEL CLOSE TO MANU CHAO” 差別、偏見、市場主義、拝金主義、グローバリゼーションが席巻する今の世界に、“音楽”という武器で抗う一人のミュージシャン、マヌ・チャオ。彼の存在と音楽に触れる事によって、私たち自身が何かを感じ、ともに歩むために。その行動力 …

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MANU CHAO / BAIONARENA

マヌ・チャオ08年7月30日フランス側バスクの中心都市バイヨンヌでのライヴを2枚のCDとDVD&写真集ブックレット&ポスター付きのお得なセット!バイヨンヌのバスク語の名称はバイオナなので、このタイトルはバイヨンヌのアリーナ公演という意味でしょう。内容は何も言うことありません。マヌ・チャオ47歳のノリにのったパンクあり、レゲエあり、クンビアありのステージを2時 …

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ZIZI JEANMAIRE

1924年のフランス生まれのバレー&ミュージカル・ダンサー、そして歌手。9歳の頃から踊り、そして歌い、人気を呼びハリウッドへも進出。その当たり舞台の代表曲を集めたのが本CDです。 1 Eh ! L’Amour 2 La Vengeance 3 A Nous Deux Mon Ange 4 Toto L’Aristo 5 Je Te T …

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JULIETTE GRECO / CHANTE BREL

ジャック・ブレル没後35周年の2013年末リリース〜。1954 年まだ無名だったブレルが映画館で歌うのを発見して、ブレル曲をレパートリーに入れた最初の有名歌手がジュリエット・グレコでした。グレコ86歳、戦後シャンソンを象徴する女性歌手、ジュリエット・グレコが現在の境地で歌うブレル・カヴァー集!これまで歌ったことのない「アムステルダム」「これらの人々」など12 …

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V.A. / MOBILISATION GENERALE, Protest and Spirit Jazz from France 1970-1976

Born Bad Records と Diggers’ Digest の共同企画による70年代フランスの抵抗のアヴァン・ジャズ特集です。65年創立のピエール・バルーのサラヴァ、69年にパリで一連のコンサート を開くアート・アンサンブル・オブ・シカゴ、これがブラック・パワーのフリー・ジャズとラルザック農民闘争などを支援してきたフランス(+在仏移民) …

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BOULOU FERRE / BOULOU SOLO, MAIS AUSSI

はっきりしないタイトルです。「ブールー・フェレのソロアルバムですが、ソロでない曲もありますよ」と断っているアルバムタイトルです。ソロでない録音には: Elios Ferré (g), Pierre Boussaguet (cb), Florin Niculescu (vln), Motia Iankovskaia (vo)入り。付属DVD …

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LATCHO DROM / DEBORAH

オリジナル盤です。南仏=トゥルーズから登場したジプシー・スウィング・バンド!ジャンゴ・ラインハルト&ステファヌ・グラッペリの往年のスタイルを現代に蘇生させ、フラメンコやブルース、果ては東欧トラッドまで、なんでもスィングさせてしまうその圧倒的な演奏力が話題を呼びました。 1 Lungone Drumenca 3:47 Written by Christophe …

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GNAWA DIFFUSION / SOUK SYSTEM

…ロバに乗った男が、遙かアトラスをいただく砂漠のマーケット・プレイスへ降りて行かんとするジャケットも秀逸ですね。タイトルは”イスラム市場原理”とでも訳すんでしょうか…。(スークとはイスラム圏のマーケット/市場のことで、雑多なモノ、様々な要素がミックスしながら共存するというようなことも意味するでしょう。)メジャー移籍第一弾にして、フラン …

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CHEIKH SIDI BEMOL / IZLAN IBAHRIYEN – VOL.1 & 2

シェイフ・シディ・ベモル、ことオシン・ブーケラ(ONB の頭脳、ユセフ・ブーケラの兄。作詞・作曲家 風刺画家)のソロプロジェクト。アルジェリアの北東部カビリアの地中海岸で伝承されている船乗り・漁夫の労働歌・祝宴歌を集めた労作で第一集と第二集の2枚もの。これに合わせてオシン・ブーケラのイラスト満載の歌集も出版された。しかし聞いてみると、どうも冗談ぽい部分があり …

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L’ATTIRAIL / WANTED MEN

久々の再入荷!フランスの空想バルカン~ジプシーバンド、ラティライユの2012年作です。古いもの好きのバンド・リーダー、グザヴィエ・ドメリアックが、旧共産圏への憧れがきっかけで、がらくた同然の楽器を集めて始めたという一風変わったこのバンド。 本アルバムは馬にまたがったロンサム・カウボーイの「ロード・ムーヴィー仕立て」。大西部を東欧破産工業地帯に見立てて、ゴー・ …

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VERONE / LA PERCEE

ヴェローヌ(ファビアン・ギドレ&デルフィーヌ・パサン)のサード・アルバム。友人ミュージシャン数人とブルータニュ地方、モルビアン湾に浮かぶイル・オ・モワンヌ島に渡って、一発録りで制作した10曲だそう。全体に、オーガニックでエアリアルで夢幻的なポエジーに富んだダウンテンポ・フォーク、とでも言うべきでしょう。バンド名ヴェローヌは「ロメオとジュリエット」の町イタリア …

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