90年代のキューバで爆発的に流行っていたティンバを代表するひとりがこのマノリンです。彼は音楽一家出身のミュージシャンが多いキューバで、医学を志す学生でありながら音楽活動を始めたことから、「エル・メディコ・デ・ラ・サルサ(サルサのお医者さん)」と名乗り、その美しいメロディ・ラインの曲作りのうまさと甘いヴォーカルで一気に人気者になりました。その彼が物議を醸し出し …
続きを読む90年代のキューバで爆発的に流行っていたティンバを代表するひとりがこのマノリンです。彼は音楽一家出身のミュージシャンが多いキューバで、医学を志す学生でありながら音楽活動を始めたことから、「エル・メディコ・デ・ラ・サルサ(サルサのお医者さん)」と名乗り、その美しいメロディ・ラインの曲作りのうまさと甘いヴォーカルで一気に人気者になりました。その彼が物議を醸し出し …
続きを読むニコ・ロハスは、キューバ最高のギタリストの一人です。そしてフィーリン・ムーヴメントにも関わりました。フィーリンの2大巨匠の1人セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスは、ニコ・ロハスの功績を讃えたた発言をしています。ニコ・ロハスは裕福な家庭に生まれ、当時のキューバでは珍しくジャズのレコードからクラシックのレコード、さらにキューバ音楽の様々な種類のレコードまで所有 …
続きを読む音質があまり良くないのが残念ですが(ジャケもやや粗製)、こんなCDRが出てしまいました…。女性歌手ドリス・レ・ラ・トーレが、キューバ音楽に早くからジャズを持ち込んだフェリーペ・ドゥルサイーデスのクァルテート、ロス・アルモニコスで歌ったアルバムのストレート・リイシューCDRです。ジャジーかつシャンソニエ風に仄暗い歌声でフィーリン=ボレーロを聴かせる …
続きを読むキューバ、フィーリンの女王と呼ばれたエレーナ・ブルケの、メキシコで編まれた複刻CDですが、そのセレクションの基準は、1950年代後半~80年代初め頃までの録音で、すべてメキシコの曲を歌ったもの~ということで、マリア・グエベール、アグスティン・ララ、マリオ・ルイス・アルメンゴル、アルマンド・マンサネーロ等々の曲が並んでします。キューバより一層、歌謡としてのラテ …
続きを読むSabite Tur Gülerman サビーテ・テュル・ギュレルマン (1927-1989) イスタンブール生まれの女性歌手、トルコの古典声楽を代表する一人でした。〜オスマン古典声楽を作曲家で音楽教師の EYYUBİ ALİ RIZA ŞENGEL (1880-1953) に学び、1950年代以降、ラジオ放送や78rpm &45rpmレコード吹き込みにて人 …
続きを読む東のモッキンバード、と呼ばれたシャルク系+ハルク系男性・名歌手、ジェラル・ギュゼルセス(1899~59年)の新たなSP音源複刻CDがリリースされました。トルコ歌謡のメインストリームといえば、やはりヌーレッティン・セルチュクからゼキ・ミュレンへと継がれた古典声楽(サナート系)の流れが有名なわけですが、トルコ南東部の豊かな民謡を、戦前のイスタンブールに花開いた大 …
続きを読む*一時入荷しなかったんですが、今回はちゃんと入って来ました。が、他のCDをお持ちの方も多いでしょうから、曲目表記をご参考下さい。 なんか、このジャケ写ポートレイトの不機嫌なムード、イイ感じですよね。ラフな歌い口にもシビレれます。 予言者アブラハム(イスラム教では予言者イブラヒム)が生まれたとされる古の都~シリアとの国境近くトルコ南東部に位置するシャンルウルフ …
続きを読む同じくUKファンダーキーパーズからリリースされていた~“Pomegranates”イラニアン・レアグルーヴ?複刻コレクションにも2曲収録されていたグーグーシュですが、どういう風の吹きまわしか、USカルテックス・レコード音源にて60~70年代のグーグーシュ革命前音源複刻・POP編CD&LPがリリースされてしまいました!今や英国でグーグーシュのコレクショ …
続きを読むこんなバンド待ってました!05年にパーカッション奏者サミール・イナルが結成~そのグループ名通り、ライのファンファーレ楽団=ブラスバンド・ライ!ということになります。バルカン・ブラスにも通じるスピード感と、ラテン的なハーモニー、そして米マーチングバンドのファンキーさもかね持つ新機軸のマグレブ系ブラスバンド!~ライ / シャアビ / グナワといった音楽~多くは有 …
続きを読むお待たせしました!新次元グナワ作品が登場しました。元O.N.B.のリーダーにして、晩年のジョー・ザヴィヌルやグエン・レーとの共演を通じてグナワを国際的に広めてきたアジズ・サフマウイが新グループUniversity of Gnawa を率いてついに初のソロアルバムをリリース。しかもプロデューサーはマルタン・メソニエ!と聞いたら、手を出さずにはいられないでしょう …
続きを読むトルコPOPの女王、セゼン・アクス~2年ぶりとなるソロ新作を発表してくれました。いつものように多くの曲を自から作詞作曲していますが、同郷の女性SSW、ナザン・オンジェルが一曲提供 / さらにトルコを代表する詩人として知られた故ジェマル・シュレヤが残した詩にアクスが曲を付けたトラックも収録~新しい試みも行っています。トルコらしいPOPさをリードするその手腕、お …
続きを読むトルコの人気熟女系SSWのナザン・オンジェル。1970年代後半に歌手デビューを果たしながらも長らく中堅に甘んじていましたが、90年代になってから、タルカンの『カルマ』と『ドゥドゥ』の2作においてスーパーヴァイザー的な立場で助力し、そのヒットに大きく貢献し注目を集めました。その後はソロでもヒットを連発、現在ではトルコ・ポップス・シーンの重鎮のひとりにおさまりま …
続きを読むトルコ女性ハルク歌手のセカンド・アルバムですが、暗い、ちょっと憂鬱になるくらいです。前作のヴィデオ・クリップで、いっしょに暮らしていた男に殴られ家を追い出されてしまう映像がありましたが、そういう雰囲気なきにしもあらず、ですな…。尺八のようにも聞こえるネイと、どこかブルースっぽいサズ&ギター、ちょっと、うなだれたるようにして、少々喉をつめヴィブラー …
続きを読む歌う現役高校女教師、そのトレードマークの赤毛でさぞかし男子生徒を魅惑しているのでしょうが、この新作はオールディーズ・カヴァー集!“ヴォラーレ”や“キ・セ・トリステ”“アリ”ほか、フレンチ&イタリアン&ラテンPOPのトルコ語カヴァーが並びます!60~70年代ムード満点、当時さぞかしトルコでも親しまれた曲なんでしょう。常よりも若作り?青春回帰の一作です。そしてラ …
続きを読むトルコ / 民謡系POP“ハルク”の歌い手として活躍してきた中堅女性歌手シベル・パムク~例によってなかなかの美人です(トルコ~ギリシャ、ほんと美人ばっかり…)。カランと競う優良トラッド・レーベル“アダ”からのこの新作でも、現行の純正ハルクPOPらしく、多くの曲で弦楽器サズをフィーチュアーした伴奏スタイルに加え、ジャズやフラメンコっぽいアレンジも導 …
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