MARIA DEL MAR BONET / RAIXA

カタルーニャ~地中海音楽を代表する女性歌手マリア・デル・マール・ボネット新作はライヴ、ですがライヴとは思えないアコースティックにキメの細かな仕上がり~で、来日も決まってますので、その来日公演の予習にぴったりの新作でもありますが、まずは、そのマジョルカの生んだ堂々の美声、体験されたし。 *デジパック・ジャケ些少経年劣化、日本語解説あり。

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RAB & SAHARA / SAATHI (ALL TOGETHER), TSUNAMI DISASTER APPEAL

30万人以上の死者行方不明者を出したスマトラ島沖地震、そのチャリティーのためにUKバングラ、ドールン・ベースの雄リズム・ドール・ベースが盟友サハラと組んだ2曲入りシングルを発表しました。まあ通常のバングラで、どこがチャリティ仕様なのかわかりませんが、意義ある動きです。

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V.A. / STAND UP, PEOPLE – Gypsy Pop Songs From Tito’s Yugoslavia 1964-1980

コレは面白い!イロイロあって、それぞれ独立国として分裂してしまったユーゴスラヴィア、ですが、チトー政権下で人種宗教を超えた共産イデオロギーのもと、それなりに統一感のある国だったわけですね、以前は。で、そんな時代、ジプシーたちは公式にマイノリティとして認められていて、その音楽も奨励されたそうです。本作ではそんな時代のマケドニアやセルビア、コソヴォ、モンテネグロ …

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V.A. / GYNAIKES STIN PARADOSI, Female Greek singers in traditional songs

まさにツボですね。ギリシャ音楽・女性歌手ファンに是非オススメしたいCDです。今となっては、個々に聴くことは、なかなか難しいと思われる~ギリシャの名門トラッド系レーベル“リラ”の音源を使用した~80〜90年代音源の全16曲入り(英語解説有り)のオムニバスCD!タイトル通り、非ポップ系のトラッド・ソング=ディモーティカや伝統ライカを中心に、エーゲ海・小アジア・ト …

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RODION G.A. / THE LOST TAPES

Rodian G.A.は Rodion Ladislau Rosca をリーダーとしてルーマニアで結成されたそうです。チャウシェスク政権下、弾圧にさらされながら1978-84年にかけて活発な録音をするも、多くの作品は日の目を見ることがなかったそうです。本盤は、そんなお蔵入りTAPEもふんだんに使いながら、知られざる東欧エレクトロニカの先駆グループの初のレアー …

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V.A. / FIVE DAYS MARRIED & OTHER LAMENTS

〜Songs and Dance From Nothern Greece, 1928 -1958 >こちらで紹介されているアイテムです!(無断リンク申し訳ございません!) にしても、凄いクラリネット!西アジア音楽とバルカン〜ジプシー音楽の間に位置するようなギリシャ山岳地帯の野趣溢れる演奏に、レベーティカ風味とバルカン風味とジプシー風味が交わったような、コレま …

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MATILDE POLITI E CAMPAGNIA BELLA / VACANTI SUGNU CHINA, Sicilian Folk Songs

パレルモ生まれの女性歌手マチルデ・ポリーティは1992年より舞台活動を始め歌うようになったとのこと。しだいに故郷、シチリアの音楽を再確認、あらためて魅了されるようになり、フィールドワークを繰り返し、海外含む多くのフォーク・フェスティヴァルに参加、自らのシチリア音楽のかたちを獲得し、このアルバムにたどり着いたそうです。 *Matilde Politi &#82 …

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GEORGIA RUTH / WEEK OF PINES

  ウェスト・ウェールズ生まれ、子供時代から弾いたハープのピッキングは、バート・ヤンシュのスリーフィンガーの影響を受けたそう…。リバプールの港で、ウェールズの船乗り達が歌い伝えた曲や、ジョーン・バエズがハリー・スミス経由で歌ったアパラチアン・トラッドを交えながらも、自作自演曲をつづるSSWジョージア・ルースの、メランコリーかつちょっとス …

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ENRICO MACIAS / L’ORIENTAL

アルジェリア出身のユダヤ人でありながらフランスでシャンソン歌手として大成したエンリコ・マシアス(1938-)、彼の叔父はアラブ=ユダヤ / アンダルース系音楽の巨匠~シェイク・レモンであり、彼の父もまたレモンと行動をともにした名のあるヴァイオリン奏者でした。そんな出自を持って、1962年にリリースしたデビュー・シングル “L’orie …

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KILA & OKI

アイルランドの無秩序轟音バンド、キーラがアイヌのOKIを招いて作った新アルバム、OKIのトンコリを活かすため、メンバーは極力演奏を止め、トンコリとバウロンなど最小限の音でキーラならではのケルト原人メロディーが浮かび上がる。世界先住民族ポップス。キーラはうるさ過ぎて苦手という人こそ聴くべき、つーかこれじゃOKIのアルバムだけどね。影響を受けやすい人達なんでしょ …

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SAM LEE / GROUND OF IT’S OWN

今年2013年6月に来日し話題を呼びました。既に国内盤も出ていますが、近年を代表するトラッド・フォーク名作ですので、再入荷ということで、よろしく、どうぞ。青年時代にはトラベラーズ(英国、アイルランドのジプシーとも呼ばれる漂白の民)とともに寝起きし、その古くからの伝承歌、バラッドを学んだユダヤ系英国人男性歌手サム・リーの2012年デビュー作です。フィドルやオー …

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THEODOSIA STIGGA / MOIAZEIS, You Remind Me

セオドシア・スティンガ、ギリシャ北東部、トルコ語話者が未だに住まうというコモティニ生まれの女性歌手、1975年以来歌っているというヴェテランです。多くの作曲家アルバムやライカ / ディモーティカ系企画アルバムで歌って来ましたが、ソロ・アルバムは90年代後半から3枚のみ、本作は2011年の今のところ最近作となっています。その後、アルバムがないのはとても残念です …

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