DUQUENDE, MIGUEL POVEDA, FAIZ ALI FAIZ & CHICUELO / QAWWALI – FLAMENCO

00年代中盤、パキスタンのカッワーリー歌手ファイズ・アリー・ファイズが中心となって行われた異文化融合プロジェクトが、2枚組CD仕様で復活しました。 ここでのテーマはなんとカッワーリーとフラメンコの合体〜かつてファイズの師匠ヌスラット・ファテ・アリー・ハーンが試みたカッワーリーと他ジャンルとの融合音楽を、ファイズは彼なりに進化させ、本作で新たなる境地を築き上げ …

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V.A. / FADO PORTUGAL 200 YEARS OF FADO

CD〜「伝統的なファド」と「同時代のファド」をテーマにした2枚のCDはもちろん>前作との重複曲はなし。ファドを語る際には絶対にはずしてはいけない歴史上の人物や、本邦未紹介の歌手なども多数収録。BOOK〜解説は英語とポルトガル語の併記で貴重な写真も多数掲載。ファド・ファンなら必携の永久保存盤的編集盤。 CD1 1. Amália Rodrigues :Fado …

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MARINA PANAYIOTOPOULOU / YIATI KARDIA MOU AGAPAS

こちらもやはり若手ディモーティカ(民謡系)女性歌手、の新作となります。これまでにアルバムがあったかどうかはわかりませんでしたが、>クセニア・ヴェーラ嬢の場末ノリとも、アレッティ嬢のピュアーさとも違って、ちょうどその中間ぐらいの感じでしょうか? 多くはトルコ伝来のチフテテリっぽい軽快なダンス・リズムが土着化した風のミディアム・アップな調子の曲を、クラリネット、 …

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XENIA VERRA / PANO STI PISTA, Live

このジャケの様相からは思いもつかないディモーティカ(民謡系)の姉御肌 / 若手女性歌手、クセニア・ヴェーラの新作(3作目?)にして、しかもライヴ録音!クラリネット名人のマキス・チコスの楽団とともに、けっこう庶民的な展開?で迫ります。伸びやかなな声ですが、例えばアレッティ嬢のディモーティカの正反対の立場を主張しているような気がします。要するに演歌、場末の苦労人 …

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MARTA TOPFEROVA / TROVA

中欧の国チェコで生まれ、ニューヨークやスペインに渡って様々なラテン音楽を修得し、独自のスタイルを確立させたシンガー・ソングライターがこのマルタ・テプフェロヴァー/2002年にデビュー、これまでに発表してきた作品の多くはフォルクローレを基調とするシットリとした感触を聞かせていいましたが、本作ではなんとムラート系ラテン〜キューバンに挑戦。ダンサブルなソンやモント …

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NOTIS SFAKIANAKIS / ANA GENISIS

90年代以降、大きな人気を持つギリシャ実力派男性歌手=ノーティス・スファキアナーキスの2005年暮れにリリースされた作です。年齢的には中堅ながら、その歌の表情に独特な奥行きのあるライカPOP路線で、ギリシャ国内でも一目置かれる存在となって久しい男性歌手です。書き下ろされた新曲17曲を収録した本作でも、正調ライカ調を中心に、ロマンティックな色気をふりまきつつ、 …

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TARAF DE HAIDOUKS / 1st & 2nd album

1st☆MUSIQUE DES TZIGANES DE ROUMANIE 2nd☆HONOURABLE BRIGANDS, MAGIC HORSES AND EVIL EYE ルーマニアのブカレスト郊外のクレジャニ地方に代々住まったロマのミュージシャン集団=タラフ・ドゥ・ハイドゥークス、既に数回の来日で、かなり親しみ深い存在っとなっているとは思いますが、CD …

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SOPHIA CHARAI / PICHU

パリ在住のモロッコ出身女性シンガー、ソフィア・シャライのセカンド2011年作です。はじめ建築家を志しパリへ来たそうで、何軒か家も設計したそうですが、幼い頃からジャズに親しんでいたとのこと、ほどなくジャズ・クラブで唄うようになったそう。デビュー作は03年、クラブでのライヴCDでしたが、本作はエンゾ・エンゾのプロデューサーなども努めた夫君、マチアス・デュプレシの …

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KATERINA PAPADOPOULOU / ANATOLI, ANATOLI MOU

ギリシャ、ヴェテラン女性打楽器奏者(ダフやタール型の打楽器を中心にこなすようです)、カテリーナ・パパドプール(>こちらと同姓同名歌手ですが、別人です)がトルコのアナトリア系音楽家達と共演した意欲作~なるほどギリシャともアナトリアとも区別がつかない拍子を刻む弦&打楽器演奏を淡々と聞かせ、素晴らしい地中海音楽アンサンブルとなっています。そこに曲によりカテリーナは …

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AKSAK / PORTRAITS, Musiques Creatives des Balkan

男女混合バルカン・ユニット、AKSAKの2009年アルバム。こちらは20周年の6作目にして初めてのライブ録音盤です。バルカンにインスパイアされたイザベル(カバル、クラリネット、フルート他&作曲編曲)を中心に集まったという彼ら。彼女の管楽器を中心に、ヴァイオリン、クラリネット、コントラバス、ウード、パーカッションといったアンサンブルで伝統曲他、オリジナルの曲… …

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BUIKA / LA NOCHE MAS LARGA

地中海~スペインはマジョルカ島の出身/ギニア&ロマのハーフの女性歌手として 唯一無二の “ニュー・アフロ・スパニッシュ” ヴォーカル・ミュージックを聞かせるブイカ、2013年のスタジオ録音新作となります。 前スタジオ録音09年作ではチューチョ・バルデスとの共演を果たし、メキシコ歌謡カヴァーを歌い綴り、キューバ / ラテン音楽への傾倒を見せたブイカですが、そん …

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BUIKA / EL ULTIMO TRAGO, CON LA COLACORACION DE CHUCHO VALDES

マジョルカ出身のギニアとジプシーの血をひく褐色のアフロ・フラメンコ女性歌手ブイカ。ヨーロッパのワールドミュージックシーンで話題となった08年「NINA DE FUEGO」に続く09年新作はキューバンジャズの大御所チューチョ・バルデスとの共演作。しかもメキシコのカンシオン・ランチェラ歌手チャヴェーラ・ヴァルガス・レパートリーのカヴァー集。それにしてもブイカの歌 …

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EMILY SMITH / TRAVELLER’S JOY

02年デビューのスコットランド若手女性歌手/SSW&トラッド系歌手として本作は2011年リリースの4作目~いかにもスコティッシュな美人ですが、歌い口は自然、過剰にトラッドっぽくなくてピュアーでしなやか、フォーキーなイイ声です。~その歌詞の面白さからか、そのスタイリッシュかつアコースティックな音楽性からか、スコットランドのジョニ・ミッチェルとも呼ばれているそう …

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OMFO / OMNIPRESENCE

ルシアン東欧ムードからジプシー / バルカン系~クンビア&ラテンまでユーモラスなテクノ&ダブ、ディスコ、ダンスホール、ドラムンベース、エレクトロニカを楽しませてくれたウクライナはオデッサ出身のOMFO= OUR MAN FROM ODESSA の3作目のフル・アルバム!本作ではアラブ~オリエント~インドあたりにまで材を求め、エレクトロかつエキゾ、そして変わら …

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