ADRIAN RASO AND FANFARE CIOCARLIA / DEVIL’S TALE

ルーマニア人気ジプシーブラスバンド新作です!FUJIロック参戦も決まっているそーです!で、この新作、ジプシースウィングの先達、ジャンゴ・ラインハルトを変則的に?信奉するカナダ人ギター&バンジョー奏者のアドリアン・ラッソ全面参加、ということで、ルーマニアのジプシーの血を引くジャンゴがそのホットクラブ・バンドにおいてマヌーシュ・ギター音楽を確立したように、現代版 …

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NATASSA BOFILIOU / EISITIRIA DIPLA

ナターサ・ボフィリウ、1983年のアテネ生まれですから今年28歳の女性歌手(2010年当時)、04年にデビュー・アルバムをリリース。その後、CDシングルや 07年にセカンド・アルバムをリリースしていました。こちら10年末のニュー・アルバムが3作目になるかと思います。若手ですね、そしてなかなかの美人です。歌い手の資質としてはエレーニ・ツァリゴプールにちょっと似 …

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DIMITRIS MITROPANOS, MARIOS TOKAS ‎/ PAREA M’ ENAN ILIO

ディミトリス・ミトロパノスは1948年にテッサリア北西部のトリカラで生まれ、1964年に音楽キャリアをスタートするまで、トリカラで暮らしました。彼は、ミキス・セオドラキス、スタブロス・ザハコス、ヨルゴス・ザベタス、マノス・ハジダキス、マリオス・トカス、タノス・ミクロツコスなど、最も有名なギリシャの作曲家達と仕事をした最も有名なライカ歌手の一人です。2012年 …

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JULIETTE GRECO / CHANTE BREL

ジャック・ブレル没後35周年の2013年末リリース〜。1954 年まだ無名だったブレルが映画館で歌うのを発見して、ブレル曲をレパートリーに入れた最初の有名歌手がジュリエット・グレコでした。グレコ86歳、戦後シャンソンを象徴する女性歌手、ジュリエット・グレコが現在の境地で歌うブレル・カヴァー集!これまで歌ったことのない「アムステルダム」「これらの人々」など12 …

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DHOW CROSSING / A TAARAB VOYAGE

アンビヨルグ・リエン・バンドのギタリストとして来日経験もある、ノルウェーのギタリスト=ロルフ・クリステンセンによる 新ユニットのデビュー作~なんと、ザンジバルのターラブ系ミュージシャンとのコラボレイト・アルバムです。ウード/カヌーン/アコーディオン/ヴァイオリ ン/ヴォーカルといったターラブ系ミュージシャン達と、女性歌手、サックス、プログラミングを含む5人の …

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DHAFER YOUSSEF / BIRDS REQUIEM

チュニジア出身の神秘主義ヴォーカリスト兼ウード奏者ダフェール・ユーセフのスウェーデンとイスタンブルで録音された2013年新作。トランペットのニルス・ペッター・モルヴァルやエストニアの新鋭ピアニスト、クリスチャン・ランダル、そしてイスタンブルからはタクシム・トリオの二人、クラリネット奏者のヒュスニュ・シェンレンディリジ、カーヌーン奏者のアイタチ・ドーアンらが参 …

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BESH O DROM / DOWN THE GARDEN

「バルカン」「ジプシー」「ブラス」を基礎にした音作りから生み出される疾走感とカヴァルやタブラ、ツィンバロムなど伝統楽器を用いた郷愁的なサウンド、そして、リーダーであるGergely Barczaによるサックス・ソロや煌びやかなオルガンサウンドなどを武器に、幅広い音楽ファンから支持を得てきたベシュ・オ・ドローム。そういった要素は保ちつつも、長きに渡る演奏の旅の …

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MELON MAGUILAZ / UN PUNAITO DE CANCIONES

本作の主人公はメロン・マグイラスことミゲル・エスコラ・サンフアネス(1970~2012)。彼は00年代のバルセロナサウンドの原点の一人とも言えるボーカリストでした。1987年ロス・トロンチョスというグループでデビュー、解散間際にはムチャチートがなんとドラムで参加。93年からはトライメロンというバンドを結成。ムチャチートが正式にギター/ボーカルで参加しています …

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KEPA JUNKERA / GALIZA

今やスペイン、バスク地方を代表するアーティストとなったケパ・フンケラ。彼の奏でるトリキティシャ(ダイアトリック・アコーディオン)の音色と共にその名は世界を駆け巡っています。 本作は作品毎にコンセプチュアルなアプローチをしてきたケパにとっても、最も意欲的な作品です。なんと全編現代ガリシアの音楽のトラッド・シーンを牽引するミュージシャン達との共演の2枚組豪華ブッ …

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LINDA THOMPSON / WON’T BE LONG NOW

  6年ぶりの新作です。リチャード・トンプソンとのリチャード&リンダ・トンプソン(夫婦デュオ)での活躍でも知られるリンダ・トンプソン(離婚してしまいましたが)〜66歳、海を見つめる後ろ姿。 イイじゃないですか、気負いなし、夢も希望も乗り越えて、まったくイイ女じゃないですか…、ただそこに生きていて、歌い続ける感じ。    

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IMPERIAL TIGER ORCHESTRA / WAX

☆ インペリアル・タイガー・オーケストラ / ワックス スイスのエチオ・グルーヴ・ユニット、全編インストの3作目(1作目はミニアルバムでしたが)〜新機軸としてはチープなアナログ・シンセの大胆な導入(ハイル・メルジア風でしょうな)と、エチオピアのみならず、スーダン音頭の名曲(ムハンマド・ワルディ!)のカヴァーを含むところ!いかにも目ざとい、と言うべきでしょうが …

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FRANCA MASU / ALMABLAVA

サルディーニャ生まれの女性歌手、今年52才の熟女です。もともとジャズを歌ってデビューした遅咲きの人だそうですが、その歌声の裏には地中海の旋律と発声が息づいていることは確かですね。こちら7作目ということで、アコーディオン、ピアノ、ギター、コントラバス、そしてパーカッションという、シンプルな編成において、サルディーニャ〜地中海っぽい音感を前に出すのではなく、ジャ …

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RENDHAGYO PRIMASTALALKOZO

ハンガリーのヴィオラ&ヴァイオリン奏者ラカトシュ・ロベルトが国中の伝統音楽〜クラシック〜ジャズのマエストロを集め結成した10人組スーパー楽団RENDHAGYO PRIMASTALALKOZOの第二作2013年。ジャズを取り入れながらも基本的に伝承曲。ヴァイオリンやツィンバロムの速弾きはさすがにハンガリーです。 1. Nyitany (trad. arr. D …

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FANGORIA / EL PASO TRANSCENTAL DEL VODEVIL A LA ASTRACANADDA

スペインのDeee-Liteこと(たとえが古すぎる?)エレクトロ・ポップ・デュオ、ファンゴリアが2010年にデビュー20周年を記念したベスト盤&セルフカヴァー盤二枚組初入荷しました。一枚目は20年間のシングル曲をデビュー曲から並べた22曲。初期はまんまヴォーグです!それからディー・ライトを経て、エレクトロ化していってます。スパークスやリタ・ミツコにも共通する …

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FERNANDO PESSOA / O FADO E ALMA PORTUGUESA

未発表曲6曲収録! 現在のファド・シーンにおける重要シンガーたちが国民的作家をうたう フェルナンド・ペソア(1888~1935)は、ポルトガルの紙幣にもなった国民的作家。日本でもその訳書が何冊も刊行されている。そんなペソアの詩は、90年代以降に登場した新世代がこぞって取り上げ、現在ではファドに欠かせない詩人となった。本作ではジョアナ・アメンドエイラ、アナ・ラ …

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