CHEIKH SIDI BEMOL / IZLAN IBAHRIYEN – VOL.1 & 2

シェイフ・シディ・ベモル、ことオシン・ブーケラ(ONB の頭脳、ユセフ・ブーケラの兄。作詞・作曲家 風刺画家)のソロプロジェクト。アルジェリアの北東部カビリアの地中海岸で伝承されている船乗り・漁夫の労働歌・祝宴歌を集めた労作で第一集と第二集の2枚もの。これに合わせてオシン・ブーケラのイラスト満載の歌集も出版された。しかし聞いてみると、どうも冗談ぽい部分があり …

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THE FULL ENGLISH

UKの若手伝統派ナンバーワン歌手フェイ・ヒールド率いるスーパー・グループが20世紀初頭のフォーク・ミュージックをリヴァイヴァル! ザ・フル・イングリッシュは、イギリスの民俗芸能文化を広めることを目的とした団体がスポンサーとなっているプロジェクトの名前で、その活動の一環として発表されたのがこのアルバムだ。ここでは、現在のトラッド・シーンの若きディーヴァ、フェイ …

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CARLOS DO CARMO / FADO E AMOR

〈ファド界のドン〉カルロス・ド・カルモと若手~中堅の人気ファド歌手らが一堂に会した豪華なデュエット・アルバム! 63年にデビュー、長年ファド・シーンで活躍してきた〈ファド界のドン〉ことカルロス・ド・カルモが、そのデビュー50周年を記念して豪華なアルバムを発表した。なんと現在のシーンで活躍する若手~中堅の人気ファド歌手らとのデュエット曲を収録したのが本作で、ア …

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SHUKAR COLLECTIVE / RROMATEK

東欧の国ルーマニアで生まれたジプシー音楽系エレクトロニック・ユニット=シュカル・コレクティヴ〜古くからルーマニアから伝わるウルサリという熊使いの伝統音楽(?)に、ルーマニアで盛んなジプシー音楽をブレンドし、さらにエレクトロニックなテイストを織り交ぜて、ベルリンのフロアーを沸かせているユニットです!

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VASSILIS TSITSANIS & VARIOUS SINGERS / REMBETIKA, THE POSTWAR YEARS 1946-1954

英国JSPレーベルのレベーティカ・シリーズ第4弾は、阿片窟や娼家で歌われた無頼の歌謡~レンベーティカを、ギリシャの国民的な歌謡=ライカへと橋渡しすることにおいて、大きな貢献をした作曲家でありブズーキ弾き、加えて多くの女性歌手を育てるなど、プロデューサー的資質も持ちながら、もちろん自らも歌手として歌ったヴァシリス・ツィツァーニスの作品集=1946~54年までの …

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VASSILIS TSITSANIS / REMBETIKA, 1936-1940 ALL THE PRE-WAR RECORDINGS

英国JSPレーベルのレンベーティカ・シリーズ第3弾は、阿片窟や娼家で歌われた無頼の歌謡~レンベーティカを、ギリシャの国民的な歌謡=ライカへと橋渡しすることにおいて、大きな貢献をした作曲家でありブズーキ弾き、そしてソティリア・ベール、マリカ・ニーヌはじめ多くの歌手を育てるなど、プロデューサー的資質も持ちながら、もちろん自らも歌手として歌ったヴァシリス・ツィツァ …

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Book by GAIL HORST / ROAD TO REMBETIKA

オーストラリア生まれの女流詩人にしてジャーナリスト、ガイル・ホルストの名著/英語で書かれたギリシャ音楽本の中でも最高の評価を受ける『レンベーティカへの道』~にプラスして、これまたレンベーティカ入門盤として定評のあったホルストの文章に沿って選曲されたUSトラディショナル・クロスロード盤CDがドッキングして発売されました~(在庫一掃か?)それなりにお得な価格かと …

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L’ATTIRAIL / WANTED MEN

フランスの空想バルカン~ジプシーバンド、ラティライユの2012年作です。古いもの好きのバンド・リーダー、グザヴィエ・ドメリアックが、旧共産圏への憧れがきっかけで、がらくた同然の楽器を集めて始めたという一風変わったこのバンド。 本アルバムは馬にまたがったロンサム・カウボーイの「ロード・ムーヴィー仕立て」。大西部を東欧破産工業地帯に見立てて、ゴー・ウェスト&イー …

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VERONE / LA PERCEE

ヴェローヌ(ファビアン・ギドレ&デルフィーヌ・パサン)のサード・アルバム。友人ミュージシャン数人とブルータニュ地方、モルビアン湾に浮かぶイル・オ・モワンヌ島に渡って、一発録りで制作した10曲だそう。全体に、オーガニックでエアリアルで夢幻的なポエジーに富んだダウンテンポ・フォーク、とでも言うべきでしょう。バンド名ヴェローヌは「ロメオとジュリエット」の町イタリア …

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JANUSZ PRUSINOWSKI TRIO / KNEE-DEEP IN HEAVEN

ポーランドの香気ただようグループ、チャチー・ヴォルバを紹介してくれた独オリエンテが、また新たに素晴しいグループを見出してくれた。ヤヌシュ・プルシノヴスキーはマルチ楽器演奏者であり歌手でもあるが、ポーランドのフォーク・リヴァイヴァル運動に初期から関わってきた人物。そんな彼が率いるこの「トリオ」は、実は5人組で、同国の民俗舞踏音楽であるマズルカを中心に即興演奏や …

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DU BARTAS / TANT QUE VIRA…

Moussu T の日本での成功に続けと Lo Cor De La Plana が来春2月に来日決定ということで南仏づいている昨今、マニュ・テロン(Lo Cor De La Plana)のオクシタン・ポリフォニー研鑽の盟友ローラン・キャヴァリエ率いるデュ・バルタス、 4枚目のアルバムが届きました。「楽器つきの Lo Cor De La Plana」という面だ …

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