EFTIHIA PAPAGIANNOPOULOU, V.A. / TO TELEFTAIO VRADY 1951-1973

エフティヒア・パパヤンノプル (1893-1972) アナトリアのスミルナ生まれ、1919年にギリシャへ渡り、アテネに住まい女流作詞家として活躍しました。主に、ヴァシリス・ツィツァーニス、アポストロス・カルダラス、マノス・ハジダキスらとともに、1950〜60年代にかけて、ライカ創生に残る多くの人気曲を生み出しました。ギリシャでも、エフティヒアの名は作曲家たち …

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PETROS GAITANOS / AGERAS EROTAS & ARMYRA

東マケドニア、トラキア地方のドラマで1967年に生まれた男性歌手 / トラディショナリスト、ペトロス・ガイタノスの1998年ヒット作。旧オスマン・トルコ各地に残るギリシャ系の伝統歌謡をうたい綴った意欲作。エーゲ海域からアナトリア(小アジア)、マルマラ海 (プロポンティス) からイスタンブール、黒海南岸(ポントス)まで、ラスト17曲目「冷たい水の中のマナ」は、 …

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KATERINA KOUKA / APOPSE DEN THA KOIMITHEI KANEIS

イイ、ジャケットですねえ、グッと来ます。プロペラ戦闘機のタラップを降りて、ブズーキ、アコーディオン、バグラマー、ダブルベースに囲まれて、さあ、ショーの始まり、しかもタイトルは『今夜は誰も眠らない』と来た!いかにも音楽と酒、そして男がいて女がいてこそ生きる理由(?)ギリシャ人ならではの王道ライカです! このカテリーナ・クーカ1960年生まれ、88年にアルバム・ …

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POPI ASTERIADI / PAEI KI AFTI I KYRIAKI

ポピ・アステリアディ 1948年のアッティカ(アテネ近郊)生まれ、60年代の半ばにデビュー、アルレータとともに、いわゆる “ネオ・キマ”〜 “新たな波”と呼ばれた世代の代表格とされました。シャンソンやフォーク、英米のPOPに感応したライカ?のような、新しい感覚の歌声を聞かせ、人気を得ました。66年のアルバム・デビューから3作目となる69年作、作曲家ミミス・プ …

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PETROS GAITANOS / SAN TA KRYA TA NERA, Paradosiaka Tragoudia Tis Makedonias

東マケドニア、トラキア地方のドラマで1967年に生まれた男性歌手、マケドニア民謡、ヴィザンティン音楽を学んだトラディショナリスト、ペトロス・ガイタノスの90年のデビュー作から数えて10作目となる2000年作。ここではタイトルにある通り、マケドニアの謡の数々を丹精こめて歌い綴っています。ディモーティカ伴奏ならではのクラリネット演奏も素晴らしい!   …

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SPYROS ZAGORAIOS / MIA AMARTIA MOU PALIA

スピロス・ザゴレイオス、1928年ピレウス生まれ、20代から歌い始め、1952年にシングルデビュー、80枚以上のシングルと20枚前後のLPアルバムを残し(ラスト・スタジオ録音アルバムは1994年作、最晩年までTV出演し歌う元気な姿をYouTubeで観ることができます)、2014年に亡くなったレベーティカ〜ライカのスター歌手でした。 本盤は60年代ギリシャ盤シ …

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MARGARITA ZORBALA, Diefthynei O Loukianos Kilaidonis / PAME SAN ALLOTE

個人的には、胸キュン・ジャケのベスト10には入るCDなんですが…。 マルガリータ・ゾルバラ、1957年に旧ソ連タシケント生まれの女性ですね。両親はギリシャの政治的難民で、家族はモスクワに落ち着き、そこでギリシャ語とギリシャの文化歴史を両親から教わりながら育った彼女は、10代になっていた頃には、当時、モスクワを定期的に訪れ、ギリシャ・クラブでコンサ …

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HARIS ALEXIOU / 12 LAIKA TRAGOUDIA

ハリス・アレクシウ、1975年のファースト・ソロ・アルバムです。この時、24歳、若いのに、このディープさ、既にギリシャ歌謡として、その歌声は完成していると思います。後年、一国を代表する女性歌手となるわけですが、さすがハリスです。たぶん、もっと若い頃から、その歌は出来上がっていたんでしょうね。それは努力してどうこうなるというものではないように思います。こちらは …

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MELINA ASLANIDOU / STO DROMO

メリーナ・アスラニドゥ、1970年ドイツ、シュトゥットガルト生まれながら、ギリシャ西部に位置する古代マケドニアの中心地だったヤンニスタで育ち暮らしたそう。その後、オイ・アペンナティというグリーク・トラッド系バンドで活躍した後、2003年にソロデビュー・アルバムをリリース、その後は、ダラーラスのツアーメンバーを長らくつとめて来ました。本CDは、02年の03年の …

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NIKOS PORTOKALOGLOU / DIPSA

1954年生まれ〜1982年ロック・バンド、FATME でデビューのギリシャ、ヴェテラン男性ロッカー / SSW(89年からソロ活動開始 /ハリス・アレクシウやエレーニ・ツァリゴプールに曲提供常連、ということで、ギリシャ歌謡界にも影響力をお持ちますが、ニコス・ポルトカーログルの2003年の9作目、こういう癖のあるSSWが、広く一般に迎えられるのも、その濃いギ …

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V.A. / TO NEO KYMA III

ヌエバ・カンシオンというか、ニュー・フォーク・ムーブメントというか…、主にギター弾き語り、60年代半ばにギリシャに興った“ネオ・キマ”の流れを俯瞰するに便利なコンピレーション第3集ということで(いずれ、1集2集も仕入れたいところですが、とりあえず、ジャケも内容もイイ3集から…)、アルレータは勿論、ケイティ・ホマタ、ポピ・アストリアディ …

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IRO SAIA / PARADOSOU

イロ・サイア、1979年生まれ、単独アルバムとしては、2010年のデビュー作、2013年のセカンドに続く3作目となります。が、彼女は、現地では40歳年上の作曲家、スタブロス・ザルハコスの妻としての方が有名かも知れません。 60年代以降、映画や舞台音楽の作曲家として高名だったスタブロス・ザルハコスが手掛けたショー『マノス・ハジダキスへのオマージュ』に出演したこ …

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