本名、ナティヴィダド・マチョ・アルバレス(1928- 2017)は、ナティ・ミストラルの芸名で知られるスペインの女優、歌い手〜正直、聴いたことがなかったのですが、ざっと聴かせてもらったら、なかなかイイ歌手だったと知りました。スペイン風カンシオンと南米フォルクローレ風、そしてボレーロ、あるいはランチェーラもあれば、フラメンコ、タンゴ〜ハバネラもファドもあり、そ …
続きを読む本名、ナティヴィダド・マチョ・アルバレス(1928- 2017)は、ナティ・ミストラルの芸名で知られるスペインの女優、歌い手〜正直、聴いたことがなかったのですが、ざっと聴かせてもらったら、なかなかイイ歌手だったと知りました。スペイン風カンシオンと南米フォルクローレ風、そしてボレーロ、あるいはランチェーラもあれば、フラメンコ、タンゴ〜ハバネラもファドもあり、そ …
続きを読むマリア・ルイサ・チョレンスは、夫トニー・アルバレスとのコンビ、オルガ・イ・トニーで知られ、ソノーラ・マタンセーラとの共演歴などある著名な歌手/女優、オルガ・チョレンスの姉妹歌手。1955年にラジオ&テレビ女王に選出されるなど、人気を博しました。本作は、曲順はシャッフルされていますが、50年代半ばの作品と思われるLP『ロマンティック・ムーズ・ウィズ・マリア・ル …
続きを読む本作がデビューとなったマルタ・カンポスは、キューバの女性歌手の中でも、独自なスタイルで輝きを放つギター弾き語り歌手です。19世紀末から20世紀初頭にかけ、キューバ全土で活躍したトロバドール(吟遊詩人)の伝統につながる自作自演歌手として、ヌエバ・カンシオンやボサノーヴァからもヒントを得ただろう独特のスタイルを聞かせてくれます。 1 SONE CON MI AB …
続きを読むキューバで1960~70年代に人気を得て活躍した女性歌手アルヘリア・フラゴソ。以前、ミリアム・ラモスとカップリングアルバムを発表していましたが、ミリアムと同世代、オマーラよりひと世代下を代表するボレロ~カンシオーン系のフィーリン第2世代に属する歌い手です。本作は2007年マドリードでの録音で、09年にメキシコでリリースされたアルバム。バックは、シルビア・ペレ …
続きを読むダジャミ・ペレス・サンチェスとハビエル・ロペス・エリアスによるキューバの男女デュオ、ドゥオ・イリスによる2021年の初アルバム。22年にキューバ版が開催された、サンレモ音楽祭で大賞に輝くなど、注目を集める存在となっています。本作では人気デュオ・ユニット、ブエナ・フェのジョエル・マルティーネスがプロデュースを担当。ギター、ピアノなど、アコースティックを基調とす …
続きを読むヒット作『クール・クール・フィーリン』への参加や、フィーリンの第2世代を代表するシンガー・ソングライター、マルタ・バルデースの作品を歌った傑作アルバム『パラブラス – マルタ・バルデースを歌う』も大好評を博したキューバの女性歌手アイデー・ミラネース。その父親にしてヌエバ・トローバの大御所パブロ・ミラネースとの愛にあふれる2017年のデュオ作『アモ …
続きを読む現代のボレロ~フィーリン系を代表する女性歌手として、キューバ音楽ファンにお馴染みの存在となったアナイス・アブレウ。2018年作です。才媛マルタ・バルデースのナンバーにはじまり、デスセメール・ブエノによるタイトル曲、シオマラ・ラウガーが取り上げているアルベルト・トスカの名曲、エレーナ・ブルケも歌っているベネズエラのアルデマロ・ロメロの曲、メキシコのアルマンド・ …
続きを読むスペイン・カタルーニャのシンガー/ギタリスト、アンナ・ルナによる2020年作。本作では自身の歌と多重録音での掛け合いヴォーカル&コーラス、ギターに、一部キーボードもキーボードも加えた、一人だけでの録音となっています(疫病禍での録音ということで、すべての犠牲者に捧ぐ、とジャケットに記載があります)。従ってサウンド面でのジャズ色などは濃くはありませんが、リュイス …
続きを読む1938年サンタ・クララ生まれのキューバ人女性歌手マルガリータ・カンテーロ。60年代初頭にスペインに移り住んで活躍しましたが、本作はその当時、60年代のレアな7インチ盤音源を組み合わせたものと思われるCD-R復刻です。「エル・クンバンチェーロ」「シボネイ」といったラテン名曲、「フラメンコ・ロック」のようなスパニッシュ・フレーヴァー、ラファエルも歌い62年のベ …
続きを読むプレ・コスキン2018にて一位を獲得の実力、親密で柔らかな感触の声とギター・デュオ。これぞ正統派、じわっと沁み込むようなアコースティックな響き。 アラ・パールはサンタ・フェ出身の女性歌手エリサべト・シュミダルテルと、バリロチェ出身のギター奏者ロドリゴ・マルティネス・カストロの二人が2016年に結成したデュオで、現在は活動の拠点をブエノス・アイレス市部に置いて …
続きを読む1951年にスタートしたテレビ番組『エル・ショウ・デ・オルガ・イ・トニー』で著名な存在となり、理想的なカップルとしてもてはやされたというキューバの夫婦デュオ、オルガ・イ・トニー。本作は2人のデュオと、両者それぞれによる単独の歌唱による全16曲を収めたアンソロジーです。 エディット・ピアフの名唱で知られる「パダン・パダン」やフランシスコ・カナロ作のタンゴ・ナン …
続きを読む1957年に結成され、62年から68年にかけてはマイアミで活動したというキューバの男女デュオ、ヘスス・カブリサスとイレーネ・ファラクによるドゥオ・カブリサス-ファラク。本作は、1960年前後のリリースと思われる、パナルトからのアルバム『アシ・カンターバ・クーバ Vol. 4』(LP-3065)のリイシューです。曲順はシャッフルされていますが、全曲を収めていま …
続きを読む★メリー・ムルーア&オラシオ・ブルゴス / ロブレ・ディエス・アニョス アカシアの森でフィールド・レコーディングしたアルバムで我々を感動させてくれたコルドバの女性シンガー、メリー・ムルーア。鉄道駅での厳かなライヴ盤傑作「SAL en vivo」の発表後、バックを務めるギター奏者オラシオ・ブルゴスとのタッグが10周年を迎えたことを記念した音源は、声とギターのみ …
続きを読むキューバのヨーロッパ・ルーツをうまく抽出し、ラウーなどのキューバ的弦楽器と室内楽的ストリングスのアンサンブルで独自な世界を造りあげてきたキューバの女性歌手リウバ・マリア・エビアの2017年作。「マヌエリータ・ラ・トルトゥーガ」など、11年に亡くなったアルゼンチンの著名な童謡・童話作家で歌手のマリア・エレーナ・ワルシュを歌った内容となっています。ギターを主とし …
続きを読むヌエバ・トローバ第2世代の代表で、メキシコでも人気を掴み、一時そこを拠点に活動をしていたキューバのシンガー・ソングライター、アマウリー・ペレス。2018年の本作は、エレーナ・ブルケなどのバックを務め、モライマ・セカダらを擁したカルテットを率いた1939年生まれのキューバ人名ピアニストで、シンガー/フィーリンの作曲家でもあるメメ・ソリスにオマージュを捧げた内容 …
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