PEACOCKS GUITAR BAND INTERNATIONAL / EJIOGN

レックス・ロウソンのバンドに在籍したナイジェリアはイモ州出身、1933年生まれのイボ人ギタリストにしてヴォーカルのラファエル・アマラベムが、1970年代初めに結成したハイライフ系ギター・バンドの1978年作の復刻盤です!高低エレキ・ギター2本、動きのいいベースに、各種パーカッション・アンサンブルという編成で、シンプルながらそれぞれの楽器の絡み合いが心地よく、 …

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RADIO TUTTI & BARILLA SISTERS / XOGO

南欧地域のトラッド・フォークを素材に、エレクトロ仕立てに加工する男女4人組ユニット、ラディオ・トゥッティ&バリッラ・シスターズによる2021年のセカンド作。18年の前作『サイケデリック・タランテッラ』では南イタリアをネタにしていましたが、本作ではスペイン北西部ガリシア地方を主材料としています。女声+パンデイレータ(タンバリン)で綴られるガリシア民謡をデジタル …

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AYUUNE SULE / PUTOO KATARE YIRE

>前作も好評だった、キング・アイソバ一派の1人、ガーナはアシャンティ北部、クマシ郊外出身、現在もクマシを拠点に歌っているコロゴ弾き語り、アユーネ・スレのインターナショナル盤セカンド・アルバムですね! コロゴ・ソングの本場といえば、ブルキナファソ国境近く、フラフラ人の都市、ボロガタンガと相場は決まっていますが(アイソバほか、多くのコロゴ・シンガーを輩出)、この …

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V.A. / THE ROUGH GUIDE TO THE ROOTS OF JAZZ

★V.A. /ザ・ラフ・ガイド・トゥ・ザ・ルーツ・オヴ・ジャズ ジャズ初の商業用レコードから1920年代黄金期まで。ジャズ草創期の軌跡を辿る一枚!  ポピュラー音楽における重要ジャンルの一つであるジャズ。本作ではその歴史を草創期まで遡り、発祥の地ニューオーリンズからシカゴへと波及し発展、そして1920年代黄金期を迎えるまでの間に誕生した名曲の数々をコンパイル …

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SAN SALVADOR / LA GRADE FOLIE

2021年ミュージック・マガジン / ワールド・ミュージック部門ベスト10 〜 6位に入ったCDですね、松山晋也さん曰く「伝統音楽の真髄を捉えた欧州現代人の表現の好例」とのこと。>こちらでも紹介されました(無断リンク陳謝&感謝)! フランス中央高地、コレーズ県チュール近くの村、サンサルヴァドルの二組の兄妹を含む幼馴染みの6人が結成したオック語トラッド・グルー …

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V.A. / THE ROUGH GUIDE TO WORLD MUSIC UNPLUGGED

アフリカから中南米、ヨーロッパ、中国、インド、そして辺境の地にいたるまで! これ一枚で世界中の個性豊かな伝統音楽文化を満喫!  新進気鋭アーティストたちによるモダンなハイブリッド・サウンドから秘境出身の少数民族たちによる伝統的なプリミティヴ・サウンドまで、世界津々浦々で活躍する様々なアーティストたちをピックアップし、これまで数多くの傑作アルバムを世に送り出し …

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LELA PAPADOPOULOU ‎/ SMYRNEIKA, REMBTIKA

レラ・パパドプル(1933-2009)、アテネで生まれ、子供の頃からレベーティカに親しむ傍ら、裕福な家庭に生まれ、ピアノを習い音楽教育を受けるも父の会社が倒産、ピアノをアコーディオンに持ち替え、十代の後半からステージに上がり、マルコス・ヴァンヴァカリスやヤニス・パパイオアーヌはもとより、ヴァシリス・ツィツァーニス、マノリス・ヒオティス、ザンベータス、グリゴリ …

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LAS LLORONAS / SOAKED

★ラス・ヨローナス/ソークド 雑多な音楽性と思慮深い詩の世界が魅力の女性フォーク・トリオが、ベルギー・ブリュッセルから登場!  SSWのラサ・デ・セラやラッパーのノーネームといった女性アーティストらに触発され、ベルギー・ブリュッセルで結成された女性フォーク・トリオがラス・ヨローナス。出自の異なる3名それぞれの文化的背景を持ち寄り、アクースティック音楽とポエト …

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ROJIN / ÇU ÇU – GITTI GITTI

1980年生まれのクルド系の若手女性歌手~2000年にカセット・アルバムでデビュー、04年には2作目(初CD)をリリースしていますが、その間に、ちょっとお顔が変わってしまって(?)女優としても活躍するようになったようです。本作は12年の4作目、ジャケのメイク通り、ロッキン・ターキッシュ色が強いアルバムとなっています。 1 Çi Diki(Tubibili) …

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GIORGOS LAUKAS, PANAGIOTIS MICHALOPOULOS ‎/ TO 13 TO KELLI

  Originally released in 1975 囚人ケリー、番号13、というような意味なんでしょうかねえ…、鉄格子の中で、死刑を待つ男なのかも知れません。ヨルゴス・ラウカス、1919年に生まれ、自らの名を冠したレコーディングは1945年が最初だったようです。ブズーキ奏者であり作曲家として、多くの歌手に曲を提供し、伴奏者として活躍したレ …

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GOKHAN DOGANAY / KIMIN UMURUNDA

  カスれ気味の歌声がインパクティヴ! 中東系ならではの濃い口髭と、野太い歌声で人気を博す男性歌手のギョクハン・ドーアナイ。ハルク(トルコ民謡)をベースにしたサウンドですが、曲によってはアラベスクやサナートっぽいアレンジのものも披露します。カスれ気味の歌声のインパクトがとにかく強く、ついつい聞く方も力が入ってしまうほど、パワフルなヴォーカルです。( …

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MUNIP UTANDI / SEVDA YOLUNDA

トルコ古典声楽の大ベテラン! シリア国境にほど近いアンタキヤ出身のトルコの古典歌手ミュニップ・ウタンドゥ(1952年生まれ)。その堂々たる立ち振る舞いから繰り広げるトルコ古典声楽の美しさは、ミュニール・ヌーレッティン・セルチュークやゼキ・ミュレンといった偉大な先人たちと比べても決して引けを取りません。細かい節回しや声の強弱など、古い録音では分からない部分も、 …

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