OMARA PORTUONDO ‎/ VIDA

先のパンデミック下でツアーができなくなってしまったオマーラに、ONE WORLD (去年、アデデジをリリースしてくれたレーベルっですね!)がオファーして生まれた新作アルバム、ということになると思います。このアルバムをリリースの前後、欧米&南米ツアーを刊行したということですから、今年、92歳、オマーラはまだまだお元気そう、嬉しくなりますね。 多くはコロナ下ので …

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GENEROSO JIMENEZ / DANZONES, cuban classics XVI

ベニー・モレー楽団で活躍した往年の名トロンボーン奏者にしてアレンジャー、“トホ”ことヘネローソ・ヒメネスによるダンソーン・アルバムの復刻CDです。オリジナルLP は北米シーコ・レーベル、録音年は不明ですが、50年代後半ぐらいでしょうか? ダンソーンは、ラ・パロマで知られるアバネーラの基本演奏スタイルとして、19世紀末から20世紀の初めにかけて成立したインスト …

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ORQUESTA SENSACIÓN / TRIBUTO A BARROSO

ソン黎明期から活躍した名歌手アベラルド・バローソを擁していたことでも知られる、1953年に結成されたキューバのチャランガ・スタイルの名門中の名門、オルケスタ・センサシオーン、21世紀初頭のバローソ・ナンバーのカヴァー追悼盤! 1 Tema Musical “Presentación” 0:24 2 En Guntánamo De 19 …

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YARIMA BLANCO / PA MI TRES

カリブ圏はもとより、南米〜欧米の各国をツアーして巡る、キューバのバヤモで生まれ、ハバナ首都音楽大学卒〜キューバン・フィメール・バンドの草分けアナカオーナにも在籍した高度にテクニカルなトレス奏者ながら(パンチョ・アマートも絶賛)、何ら、ひけらかすところの無い素直な音楽性を持つ才媛と言えるでしょう。ヤリーマ・ブランコのトレス弾き語りアルバム新作(2022)が、や …

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ELITO REVE Y SU CHARANGON / EVOLUTION 6.5 

1980年代キューバで圧倒的な人気を誇ってきたレベ・イ・ス・チャランゴン。名物リーダー=エリオ・レベが、1997年に交通事故でこの世を去った後、その遺志を継いだ息子エリート・レベ率いる“2代目”チャランゴン。本国でもかなり人気があるようですが、2019年に来日して、その圧倒的なステージでは、多くの日本のファンにアピール大でした。 本作は、1956年結成という …

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INTERACTIVO / EN FA SOSTENIDO

2018年、2019年とフジロックフェスティバルに、2年連続で出演し、キューバ~ラテン・ファン以外にも知られることとなった、ティンバ・ファンクを標榜する、インテラクティボの5作目となる、2022年発売最新作の登場です。 ● リーダーのロベルト・カルカセースや主要メンバー以外、アルバム制作やライヴの時々によりメンツが入れ替わったりと、常に新しい刺激を注入しなが …

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C.TANGANA / EL MADRILEÑO

C.タンガナ(本名アントン・アルバレス・アルファロ)、あるいはクレマ、エル・マドリニョ、プチトとも呼ばれて来たようです。1990年マドリッド生まれのラッパーで、07年にクレマ名義でアルバム・デビュー、2008年にはセカンドをリリース、その後、C. タンガナ名義で仕切り直し、ソロ・アルバムを3作発表しつつ、多くのシングル録音をリリースして来ました。その後、5人 …

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MARTA CAMPOS / COMO SOY

本作がデビューとなったマルタ・カンポスは、キューバの女性歌手の中でも、独自なスタイルで輝きを放つギター弾き語り歌手です。19世紀末から20世紀初頭にかけ、キューバ全土で活躍したトロバドール(吟遊詩人)の伝統につながる自作自演歌手として、ヌエバ・カンシオンやボサノーヴァからもヒントを得ただろう独特のスタイルを聞かせてくれます。 1 SONE CON MI AB …

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