JUANA MOLINA / TRES COSAS

アルゼンチン音響派、紅一点~この(2004年)9月に来日してくれたフアナ・モリーナ新作/サード・アルバムです。フォーキーかつプログレッシヴな音の中にも、どこかシンプルなポップさが聞こえる新作となっています。長らく入手困難となっていましたが、US/カナダ盤で再発されました!

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JUANA MOLINA / SON

英国盤もリリースされた四作目のオリジナル・アルバムです。キルト・アートみたいな凝ったデジパックのジャケットにも、彼女の意向が反映されているんでしょう。縫い合わせたキルトのようなセルフ・レコーディング~全パート、自身の手に成る演奏が、シンプルに、プライヴェートな心象を綴ります。音響派、エクスペリメンタル、とうような形容もありでしょうが、この自己愛に満ちた玩具箱 …

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MARIANA BARAJ / DESLUMBRE

  アルゼンチンのフォルクローレ系若手女性歌手による2005年作/初入荷!サックス、ギター、コントラバス、ドラムス、パーカッションなどのジャジーなアンサンブルに乗せたスタイルは、アフロ・ペルーの女性歌手スサーナ・バカのルアカ・バップ盤などに通じるところがあります。本作ではチャカレーラやボリビアのトラッド曲、アリエル・ラミレス、ウーゴ・ファトルーソ、 …

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V.A. / NUEVO VERSION 1.O

音楽振興に力を入れるブエノスアイレスの某お役所が、市政35周年を記念して開催したイヴェント <ヌエボ・ベルシオン0.1> に併せてリリースした~新傾向ブエノス・ポップ・アーティストのオムニバス!それにしても、さばけた市政じゃないですか…。ルーカス・マルティ、フロレンシア・ルイス、ロサル、ドリスほか、今が旬/注目の若手・新人たちがそれぞ …

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V.A. / NUEVO TANGO

フランス /フレモー&アソシエ社の人気2枚組コンピ盤新作。テカ・カラザンス&フィリップ・ルサージュ監修の1950年代末にブエノスアイレスで始まった「ヌエーボ・タンゴ」シーンから、ピアソラを中心にANIBAL TROILO、QUINTETO REAL, ROBERTO GOYENECHEの代表曲を2枚組36曲で収録。28 ページブックレット(英仏語)。〜今現在 …

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CARLOS DI FULVIO / CONCIERTO SUPERSTICISO

1939年生まれのアルゼンチンの名ギタリスト/歌手/詩人/ソングライター、カルロス・ディ・フルビオ。エドゥアルド・ファルーやアタウアルパ・ユパンキらと並び称される巨匠です。本作は69年リリース作のCDリイシュー。前半3曲(LPのA面)は、64年にディ・フラビオが作曲した「コンシエルト・スペルスティシオーソ(迷信のコンチェルト)」という、ギターとパーカッション …

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LILIAN SABA / SOL Y LUNA

ノーラ・サルモリアとも共作を出す女性ピアニスト、リリアン・サバの新作はフルートとケーナを弾くマルセロ・チオーディとのデュオ作。カルロス・アギーレの主催のレーベル、シャグラダ・メドラより。 “月と太陽”のタイトルのとおりのアルゼンチン周辺の南米フォルクローレから汲み出すアーシーで心地よい音風景。この辺の音をご存知なら安心して聴ける逸品で …

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URIEL KITAY / BALKAN SPICE

イスラエル出身のミュージシャン、ウリエル・キタイが世界中を旅し、訪れた土地々の音楽を紡ぐバルカン・サウンド。2005年からアルゼンチンを拠点に活動するウリエル・キタイは、20歳を期にトルコ、チェコ、フランス、スペイン、イタリア、エジプト、アメリカ、ジャマイカ、中南米と様々な国に音楽の研究の旅に出て得た経験を基にファースト・アルバムとなる本作を制作。バルカンの …

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MANUEL ONIS / BAGUNCA

アルゼンチンのアンダーグラウンド・シーンより、またもや個性派シンガーソングライター登場。カナダのオタワで生まれ、9歳よりブエノスイレスで暮らすマヌエル・オニス。幼い頃よりベースを学び、93年に地元で人気のエクスペリメンタル・ロック・バンド、El Horreoにベーシスト&シンガーとして参加。また、アルゼンチンのみならずスペインやイギリスでも話題のゴッタ煮タン …

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ATAHUALPA YUPANQUI / BEST

解説対訳  濱田滋郎 選曲定評あり、ユパンキを聴くなら、 まずは、このCDから! MONO 1.インディオの道 03:07 2.石と道 03:08 3.私は去って行く 02:56 4.ウアラ 02:31 5.旅行く娘 02:54 6.風よ,風よ 03:03 7.牧者の帰り道 03:17 8.さすらいを好むもの 03:03 9.月の踊り 02:47 10.山の …

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MARIANA CEDRO / CRONICAS- THE VOICE OF POSTANGO

1972 年ブエノスアイレス生れ、2008 年から西仏ラ・ロッシェルを本拠として活動する作詞作曲歌手ダンサー、マリナ・セドロの最新アルバム。グスタボ・ベイテルマン(編曲)、エドゥアルド・ガルシア(バンドネオン)、アンドレア・プジャド(ヴァイオリン)、ケヴィン・セディッキ(ギター)…レミー・コルパ・コプールの推薦文つき。歌詞英語対訳つき。(エクスポ …

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V.A. / SULLE RIVE DEL TANGO, Milonga Madre

ダンス・ミュージックとして世界に広まったタンゴの多様性を紹介! ナポリの新鋭レーベル〈Agualoca Records〉から、ユニークなタンゴ・コンピが発売された。世界各地で独自の発展をみせてきたダンス・ミュージックとしてのタンゴの、現在における様々なスタイルを紹介するもので、ここにはタンゴの誕生に大きな影響を与えたとされるミロンガをテーマにした楽曲が合計1 …

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PAULA CASTIGNOLA / UN CIELO DE SERENATA

今春、『タンゴ・オリジン2014』に出演のために来日もしたアルゼンチン・タンゴの若手女性歌手、パウラ・カスティニョーラのファースト・アルバム。 パウラは、最初はイタリア移民の両親の影響でイタリア歌曲のシンガーとしてその才能を開花させました。2005年にはイタリアの世界歌謡祭“サンレモ歌謡フェス”に出場、ファイナリストに選出されてもいます。その後タンゴに惹かれ …

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JUAN CARLOS CACERES / GOTAN SWING

1936年ブエノスアイレス生まれ、1968年にパリに亡命した異色ピアノ&トロンボーン奏者〜これまでにも、アフロ系残滓漂う前々世紀末のタンゴのルーツを夢想したり、カンドンベの故郷に夢を馳せたり、幻想的なアイデアで南米音楽の末端の地の音を再構築〜そんなファン・カルロス・カセレスの新しいプロジェクト “ゴタン・スウィング” は1930年代(両大戦の間)スウ …

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NATALIE FERNANDEZ / NUESTRO TANGO

ナタリー・フェルナンデス 『ヌエストロ・タンゴ』 タンゴの色気とジャズの躍動… NYラテン・ジャズのツワモノたちとアルゼンチン人女性Vo.が繰り広げるスリリングなラテン・ジャズ+タンゴ!アルゼンチン生まれマイアミ育ちの女性タンゴ歌手、ナタリー・フェルナンデスによるタンゴをハイブリッドな感覚で表現する洗練された歌唱が、NYラテン・ジャズ実力派ザカイ・カーティス …

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MELINGO / LINYERA

★ダニエル・メリンゴ / リニェーラ 猥雑だった時代のタンゴを取り戻すシンガーが待望の日本デビュー! すでに一部のタンゴ・ファンだけでなく、貪欲なワールド・ミュージック・ファンには知られた存在である男性歌手がついに日本デビューを果たす。ダニエル・メリンゴは1957年、ブエノス・アイレス生まれ。10代後半から数年間、ブラジルのミルトン・ナシメントの伴奏を務め、 …

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LILA DOWNS, NINA PASTORI & SOLEDAD / RAIZ

メキシコ系のリラ・ダウンズ、スペインはフラメンコ系のニーニャ・パストーリ、アルゼンチン、フォルクローレ系のソレダーという3人3様ラテン系女性共演プロジェクトCDです(不覚にも刈谷のYさんに教えていただくまでリリースに気づきませんでした。感謝!)。それぞれの背景となるルーツ(=ライース)を背負いつつも、幅の広いパフォーマンスで人気を得て来た3人〜互いにキャラを …

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SANTADIABLA / FLORES

汎アメリカ(カリブ~中南米)なサウンドをほぼ人力で演奏するアルゼンチンの新世代のグループのファースト・アルバムです。チャカレラとサンテリーアを掛け合わせた1曲目から始まり、ルンバ・フラメンカとアルゼンチンのフォルクローレを合わせた2曲目、さらにクンビア有り、スペイ ン歌謡あり、カンドンベやファンク・ラテン、さらにマンボまで登場し、最後はビクトロ・ハラの曲で終 …

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