こちらでは、ブラジル以外のメキシコを含む南米大陸の音楽を扱っています。

BOOM FULL MEKE / EL GUCHI

モノソニコとビークリップによるコロンビアのユニット、ブーム・フル・メケの2017年の初録音。5曲入りCDシングルとなります。コロンビアのカリブ海側バランキージャのゲットーで育まれたサウンドシステム・カルチャーとアフロ・コロンビア要素とが結びついたダンス・エレクトロニカ。彼らはそれを、ネオ・バシーレ・ピコテーロなどと規定しているようですが、レゲトン系のダンス、 …

続きを読む>

LOS GAITEROS DE SAN JACINTO / DUB DE GAITA

コロンビアのトラディショナル・クンビアの老舗楽団ロス・ガイテーロス・デ・サン・ハシントのトラックを、UKダブの大物エイドリアン・シャーウッドの共同プロデュースのもとダブ・ミックス。もともとクンビアとレゲエは相性がよく、ナイヤビンギ的でもあるトラディショナル・クンビアのタンボールのリズムと木管楽器ガイタのプリミティブなメロディの繰り返しが、ダビーな演出を伴って …

続きを読む>

V.A. / NEGRO CHE, NEGRO USTED

圧倒的に白人社会となるアルゼンチンでは、黒人文化は排斥されてしまっているという認識が蔓延ってますが、実はそうではなかった、という内容のアルベルト・マスリアによるドキュメンタリー映画が公開された2006年から温められた企画盤がこちら。ファミリア・グアリローとクレジットされる打楽器アンサンブルを率いるネシェ・デルガディーノ、円熟した唄声を響かせるチンゴロ・デルガ …

続きを読む>

MARTIN CASTRO / ORFEBRE DEL SILENCIO

ふくよかでウッディなギターの音色、バリトン・ギター/10弦ギターを操る達人が美しいソロ・ギターラ、情念のタンゴ歌手からコンテンポラリー・フォルクローレのシンガーまでをも従えて… 生粋のクジャノ(出生地メンドーサを含むアルゼンチン中西部出身者)としての誇り、ムシカ・クリオージャの探求者。ギター奏者ロケ・マルティン・カストロを父にもち、3歳の頃から弦 …

続きを読む>

RANIL Y SU CONJUNTO TROPICAL / IQUITOS, AMAZONIA, PERU

ボーダレスかつタイムレスに楽しめるペルーのサイケデリック・クンビア! ペルー北東部に位置する秘境の地イキートスで誕生したサイケデリック・クンビア・バンドがラニール・イ・ス・コンフント・トロピカル。歌手のラニールことラウール・ジェレナ・バスケスがリーダーを務めるこのグループは1970年代初頭にイキートスで結成。コロンビアのクンビア、ブラジル北東部のカリンボー、 …

続きを読む>

JUAN PABLO NAVARRO SEPTETO / LOS DOPADOS, La música de Juan Carlos Cobián

ピアソラ以来と呼ばれるアルゼンチン・タンゴの革命児、ディエゴ・スキッシのクインテートに在籍し、コンテンポラリー・タンゴのかたちを探求してきたコントラバス奏者フアン・パブロ・ナバーロが三作目となるリーダー作を発表。 コントラバスのためのタンゴを追求した1stは様々な楽器とのデュオ編成、セクステートとなった2nd「Tangos de la posverdad」で …

続きを読む>

FELIX PEREZ CARDOZO / EL ARPISTA DEL PARAGUAY

★フェリクス・ペレス・カルドーソ/パラグァイ・アルパの名匠 南米パラグァイのポピュラー音楽はこうしてはじまった!アルパの巨匠がブエノス・アイレスで残した究極の名演の数々!! ご好評いただいている『南米フォルクローレの原風景』(DISCOLOGIA-018)の中でも紹介したフェリクス・ペレス・カルドーソは、16世紀にキリスト教の宣教師たちによってもたらされたア …

続きを読む>

EVA AYLLON / CLAVO Y CANELA

現代ペルー・クリオーヤ音楽の女王エバ・アイヨンの2017年作。2枚組です。CD1=クラボ/CD2=カネーラと、各ディスクごとの2部構成となっていて、CD1はギターとカホン、コントラバス、コーラスの編成でクリオーヤ系のレパートリーを収録。日系の作曲家ルイス・アベラルド・タカハシ・ヌニェスのナンバーや、フアン・モストに捧げたメドレーなど演じています。CD2は、パ …

続きを読む>

ELIZABETH MORRIS / ENCUENTROS Y DESPEDIDAS 

チリのシンガー・ソングライター、エリザベス・モリスによる2016年の4作目です。ギター、コントラバス、ドラムス、ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、さらにクアトロ・ベネソラーノ、ケーナ、サンポーニャ、カホン、などをあしらって、ラテンアメリカ各地のフォルクローレ要素もブレンドした、心地よいフォーキー・ポップ系のサウンドを展開しています。本作では、ペルーのチェブーカ・ …

続きを読む>

ELKIN ROBINSON / COME ROUND

カリブ海に浮かぶコロンビア領プロビデンシア島出身のシンガー・ソングライター、エルキン・ロビンソンの2014年の6曲入りCDシングル。以前はイギリス領だったということで、クレオール英語も用いられるという同島ですが、このエルキン・ロビンソンもカリプソやメント~レゲエといった英語圏カリブの音楽要素などを吸収した、英語系のカリビアン・フォークを展開しています。まさし …

続きを読む>

ELKIN ROBINSON / SUN A SHINE

カリブ海に浮かぶコロンビア領プロビデンシア島出身のシンガー・ソングライター、エルキン・ロビンソンの2017年作。以前はイギリス領だったということで、クレオール英語も用いられるという同島ですが、このエルキン・ロビンソンもカリプソやメント~レゲエといった英語圏カリブの音楽要素などを吸収した、英語系のカリビアン・フォークを展開しています。本作は、サイドステッパーの …

続きを読む>

LOS GAITEROS DE SAN JACINTO / TONO GARCIA, EL ULTIMO CACIQUE

コロンビアのカリブ海岸カルタヘナを県都とするボリーバル県のサン・ハシントに発するトラディショナル・クンビアの老舗楽団ロス・ガイテーロス・デ・サン・ハシントの2019年作です。ポピュラーなダンス音楽として親しまれてきているクンビアですが、この楽団が演じられるのは、そのルーツ形態。ヴォカールとコーラス、タンボールなどの打楽器、そして先住民起源とされる木管楽器ガイ …

続きを読む>

GUAFA TRIO / HERENCIA

人種の坩堝コロンビアには、古くからたくさんの音楽が息づいてきました。特に中~南部において盛んな「パシージョ」「バンブーコ」「ホローポ」などのメスティーソ音楽は、ワルツやハチロクのリズムを伴った優雅なサウンドで人気を博しています。このアルバムはそんな音楽の要素を持つコロンビアの名曲を、若き音楽家らによるアグレッシヴな演奏で楽しましせてくれるインストルメンタル作 …

続きを読む>

DENGUE DENGUE DENGUE / ZENIT & NADIR

★デンゲ・デンゲ・デンゲ/ゼニット&ネイダー グローバル・ベースのネクストブレイク期待株「デンゲ・デンゲ・デンゲ」の最新アルバムが来日に合わせ初の国内リリース。 南米や世界各地のリズムとベース・ミュージック、ディープなエレクトロニック・サウンドのたぐいまれなミクスチャーで大きな注目を浴びているペルーのデュオ、その才気がスパークしたキャリア史上最高傑作。 1. …

続きを読む>

V.A. / CHABUCA DOS

★V.A. / チャブーカ・グランダに捧ぐ 2 生誕100年!“クリオーヤの貴婦人”チャブーカ・グランダの名曲たちを、カリブ中南米、スペイン等を代表するスターたちが歌い継いだ、決定的トリビュートの第二弾! ●2017年に発売された第一弾が評判を呼んだ好コンピレーション『チャブーカ・グランダに捧ぐ』の第二弾です。今回もベテランから若手まで話題のスターが参加して …

続きを読む>

V.A. / FIESTA EN LA SELVA

これは興味深い。ペルーのセルバ(アマゾン地域)を拠点としたフォルクローレ・グループの14トラックを収める2008年のアンソロジーです。エリセオ・レアテギ・バスケス率いるロス・ソルテリートスによる5曲をはじめ、コンフント・コラソン・デ・ラ・セルバ、ロス・ピウイチョス・デ・セルバ、フロール・デ・オリエンテの各グループによるナンバーを収録。チマイチ、タンガラーナ、 …

続きを読む>

CHAVELA VARGAS / MACORINA

2012年に93歳でその波乱の生涯を閉じたメキシコ歌謡の女王、チャベーラ・バルガス(1919年コスタリカ生まれ)。ペドロ・アルモドバルにリスペクトされるなど、キャリア後期にはスペインで人気再燃となりましたが、本作はそのスペインで録音された94年のアルバムです。この年は、本作タイトルにもなっている「マコリーナ」に「パロマ・ネグラ」と、チャベーラ・バルガスの代表 …

続きを読む>

LOS WEMBLER’S DE IQUITOS / VISION DEL AYAHUASCA

ロス・ウェンブレルズ・デ・イキートス/幻覚の半世紀 愛され続けて50年!ペルー出身〈アマゾンのクンビア・バンド〉が活動半世紀分のパワーを結集させた、お祭り騒ぎのアニヴァーサリー・アルバム! 時は1968年、世界中が革命の波に揺れていたその時代のBGMはエレクトリック・ギター・サウンドだった。同年、南米ペルーの町イキートスにもエレクトリック・ギターが到来。それ …

続きを読む>