VERONE / LA PERCEE

ヴェローヌ(ファビアン・ギドレ&デルフィーヌ・パサン)のサード・アルバム。友人ミュージシャン数人とブルータニュ地方、モルビアン湾に浮かぶイル・オ・モワンヌ島に渡って、一発録りで制作した10曲だそう。全体に、オーガニックでエアリアルで夢幻的なポエジーに富んだダウンテンポ・フォーク、とでも言うべきでしょう。バンド名ヴェローヌは「ロメオとジュリエット」の町イタリア …

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JANUSZ PRUSINOWSKI TRIO / KNEE-DEEP IN HEAVEN

ポーランドの香気ただようグループ、チャチー・ヴォルバを紹介してくれた独オリエンテが、また新たに素晴しいグループを見出してくれた。ヤヌシュ・プルシノヴスキーはマルチ楽器演奏者であり歌手でもあるが、ポーランドのフォーク・リヴァイヴァル運動に初期から関わってきた人物。そんな彼が率いるこの「トリオ」は、実は5人組で、同国の民俗舞踏音楽であるマズルカを中心に即興演奏や …

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DU BARTAS / TANT QUE VIRA…

Moussu T の日本での成功に続けと Lo Cor De La Plana が来春2月に来日決定ということで南仏づいている昨今、マニュ・テロン(Lo Cor De La Plana)のオクシタン・ポリフォニー研鑽の盟友ローラン・キャヴァリエ率いるデュ・バルタス、 4枚目のアルバムが届きました。「楽器つきの Lo Cor De La Plana」という面だ …

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V.A. / REMBETIKA, Have They Got Hashish In Hell ?

 同レーベルからのレベーティカ・シリーズ最終作とのことです!結局、オムニバス4CD X4作 & マルコス・ヴァンヴァカリス、ヴァシリス・ツィツァーニス VOL.1 & 2, そしてアポストロス・ハジクリストス作品集〜ということで、この最終作品で計8 x 4CD or 5CD =800曲超えの労作となりました。全部一人のコレクターが自ら集めたS …

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ANEELA / MAHI

こちらはイラン、インド、パキスタンの血をひく在スウェーデンバングラ系女性歌手の作品。どこかで聞いた名前だなあと思っていたら、当店でもロングセラーとなった映画「ブラフマスター!」のサントラに数曲参加していました。同じく在スウェーデンのイラン系男性歌手、一昨年欧州~南アジアにまたがる大ヒット作『ボロボロ』をリリースしたARASHによるプロデュースで、ユーロディス …

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FUNDAMENTAL / ALL IS WAR

えっ、もう解散しちゃったんじゃなかったの?なんて言わないで下さいね。メタル系に行ってしまったんじゃないの?なんて言わないでくださいねアゲイン…。1991年に結成されたファンダメンタル、長らくUKエイジアン・ミュージック・シーンの引率者として活躍していましたが、このところ音沙汰が無かったところに来て、この超ヘヴィーな快作の登場/びっくりです。ドーラ …

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BURITACA / BARAWANIZ

バルセロナのミクスチャーシーンをサポートするレーベル、カスバMUSICの2011年作~バルセロナらしいアフロを中心にレゲエ / ラテングルーヴ(ブーガル、メレンゲ、クンビア)をベースにしたミクスチャーユニットです。同じくバルセロナ、マヌ・チャオ周辺のコロール・ウマーノや好評のテラコタ、あるいはラジオオチャンゴ等のファンは要チェックのアフロ・ミクスチャー秀作で …

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MARIOS STROFALIS / EUROPEAN TAXIM

なるほど、ギリシャでしかありえない “ヨーロピアン・タクシーム”!ピアニスト、マリオス・ストロファリスを中心に、アコーディオン、ヴァイオリン、チェロという変則的な編成で奏でられるアラブ〜オリエントな音感が横溢するインスト音楽です。 Marios Strofalis quartet〜 Vangelis Vergotis  / accordion L …

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Giórgos Koumentákis, Loudovíkos Ton Anogeíon, Níkos Xydákis, Psarantónis & V.A. / EROTOKRITOS

“ΕΡΩΣ”〜日本で流通している言葉でいえば、“エロス” そして本CDの表題 “ΕΡΩΤΌΚΡΙΤΟΣ”〜日本で流通している言葉でいえば、“エロティック” ということになるわけですが、この場合、そーじゃないんですね。Erotokritos は、17世紀初頭のクレタ島で、ヴィケンティオス・コルナロスによって作詩さ …

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AYLIN SENGUN TASCI / HATIRLA…

トルコ、POPとしてのサナートではなく、オスマン古典声楽を学んだ今様のトルコ古典歌謡、とでも言えるでしょうか?本国では古典歌謡の第一人者のひとりとされている既にヴェテラン女性歌手、アイリン・センギュン・タシュチュ、何とも優雅に洗練された歌い口、そして何より、やわらかでしとやか、自己主張がないところが自己主張(?)

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