CHICO O’FARRILL (PERLAS CUBANAS)

キューバ出身の名アレンジャー/作曲家/バンド・リーダー、チコ・オファリル。本作は彼の指揮によるアントバルズ・ラテン・オール・スターズの1962年作『ザット・ラテン・ビート!』(Dot Records : DLP 25445)を、曲順はシャッフルされていますが、全曲収めるリイシューです。 チコ・オファリルの他、ペルチーン、レネ・エルナンデスが編曲を手掛けたビッ …

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MACHITO AND HIS AFRO-CUBAN ORQUESTA (iLatina)

マンボ~アフロ・キューバン・ジャズを代表するバンドリーダー/歌手のマチート。本作は、1950年代前半の米コロムビア社への録音からの12曲(CD『MAMBO MUCHO MAMBO』に全20曲としてまとめられているもの)に、ミゲリート・バルデース&ヒズ・オーケストラ・ウィズ・マチート&ヒズ・アフロキューバンズ名義のLP『キューバン・ナイツ』としてリリースされた …

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ORQUESTA RIVERSIDE / TIENES QUE LLEGAR

1938年の結成で、歌手にティト・ゴメスを擁し50年代のキューバ・バンド音楽黄金時代に、フル・バンドのゴージャスなサウンドで一世を風靡した名門楽団オルケスタ・リベルサイド(リバーサイド)。93年に解散してしまいましたが、旧メンバーでサックス奏者のラウル・ナシアンセーノをリーダーに、若手メンバーを集めて復活した新生リベルサイドによる2011年の録音が、17年に …

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ALDEAMARO ROMERO y Su Orquesta

1960年代後半から、ジャズやブラジル音楽要素を取り込みベネズエラ音楽を発展させたムーヴメント、オンダ・ヌエバを牽引したピアニスト/コンポーザー/アレンジャー/バンドリーダーのアルデマーロ・ロメロ。本作は、アルデマーロ・ロメロ&ヒズ・ダンス・オーケストラ名義で、1958年にRCAビクターからリリースされたアルバム『スケッチズ・イン・リズムス』(LPM-153 …

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MONCHO LENA y Los Ases Del Ritmo feat. MON RIVERA / ALO ! QUIEN NAMA?

プエルトリコ人ティンバレス奏者モンチョ・レーニャ率いるロス・アセス・デル・リトゥモ。本作は、ヴォーカルに意味のない早口言葉状のトロバレングアという独特のスタイルで知られるモン・リベーラを擁した、1957年のアンソニアからのアルバム『ア・ナイト・アット・ザ・パレイディアム』(ALP-1219)収録の12曲から、9曲を収めるリイシューです。 オリジナル盤のタイト …

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CESAR CONCEPCION Y Su Orquesta 

サックスなど含むフル・バンドを率い、マンボやボレロ、プレーナなどを演じたプエルトリコ人バンドリーダーのセサル・コンセプシオーン。本作は、1950年代後半録音かと思いますが、アンソニアからの『セサル・コンセプシオーン・イ・ス・オルケスタ』(ALP-1304)を、曲順はシャッフルされていますが、全曲収めるリイシューです。 歌手としてクレジットされているのはハリー …

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JUSTI BARRETO / BATANGA 

キューバのパーカッショニスト&コンポーザーで、従兄弟のモンゴ・サンタマリーア、シルベストレ・メンデスらと同様に、早くからメキシコに渡って活躍した後、U.S.A.でも活躍、サルサのミュージシャンにも大きな影響を与え、特にアフロ・キューバンのリズムの神髄を何枚かのアルバムで伝えたミュージシャンズ・ミュージシャンでもあります。 本アルバムは、1958年にメキシコで …

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MILAGROS LANTY / REINA DEL CARIBE

“レイナ・デル・カリベ”(カリブの女王)と呼ばれた1930年生まれ(1926年という記述も)のドミニカ共和国出身の女性歌手、ミラグロス・ランティ。自国でラジオなどで人気を得て、スペインやメキシコにわたり、エルネスト・レクオーナやエリセオ・グレネー、アルマンド・マンサネーラらとも交流し、彼らの作品の最高の表現者と讃えられるようになったそうです。特に、本アルバム …

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LITO PENA & HIS ORCHESTRA PANAMERICANA / A NIGHT AT THE TROPICORO

プエルトリコ1959年、 ホテル・サンファン int.専属時代の パナメリカーナ楽団録音です。 いかにも!っていう感じですが、 こんな専属楽団のいるホテル、 メチャ泊まりたかった… そういうホテルはもこの世のどこにも、 金輪際存在しないことに思いを馳せて聴くと、 得難いものがあります、ね。

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V.A. / CUBA IN AMERICA 1939-1962

国交正常化のタイミングで、こんなテーマのコンピレーションを。選曲監修はドック・レゲエこと ブルーノ・ブルム。アメリカが憧れ、アメリカが受け入れ、アメリカで爆発したキューバン。DIZZY GILLESPIE、TITO PUENTE, CAL TJADER ,MACHITO, PROFESSOR LONGHAIR…3CD。28 頁ブック レット(仏英 …

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JOE COTTO Y SU ORQUESTA / DOLORES, Charanga!!! Twist Con Pachanga

プエルトリコ出身のバンドリーダー、エル・マグニフィコことジョー・コトー。本作は1963年にリリースされたアルバム『ドローレス:チャランガ! ツイスト・コン・パチャンガ』(MAGDA LP-1002)の復刻で、曲順はシャッフルされていますが全トラック収録されています。 歌手はダンス系のナンバーがモン・リベーラとチビリーコ・ダビラ、ボレロ系をマイク・カシーノが担 …

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MARIANO MERCERÓN

サンティアーゴ・デ・クーバ1915年生まれ(1905年説もあり)、サックス奏者、作曲編曲家、楽団リーダーのマリアーノ・メルセロンのメキシコ録音シングル集かと思います( “Carmencita …y otros exitos” というアルバムと同内容 / 曲順シャッフル)。最後まで、ダンソン楽団の側面とマンボ系楽団の要素を兼 …

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CASCARITA 

カスカリータことオルランド・ゲーラは、ミゲリート・バルデースと共に、オルケスタ・カシーノ・デ・ラ・プラヤの黄金期を支えた歌手。特に、ペレス・プラードがピアニストとしてカシーノ・デ・ラ・プラヤで腕を振るっていた時期に、軽快かつ少しコミカルな歌い口で、プラードのトリッキーなピアノと共に音楽的に面白い相乗効果を上げ一時代を築きました。その他も、フリオ・クエバス、エ …

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NINON SEVILLA

いや〜、嬉しいですねえ、オリジナルLPタイトルは “Solo para Adults” つまり “only for adults”ってことで…、キューバ/ハバナ1921年生まれのセクシー・ダンサー兼女優&歌い手、ニノン・セビージャのレアー盤復刻(曲順変わってます、オリジナル盤メチャ高くていつも断念) …

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ROBERTO FONSECA / ABUC

キューバ / ピアニスト、ロベルト・フォンセカが Euro  IMPULSE! からリリースした話題アルバム、才気ばしったルーツ探求やキューバンのヒップホップ的解釈やらはさておき、オールド・スタイル+アルファなマンボ、チャチャチャ、ボレーロを歌入りで聞かせてくれるところ、嬉しいですねえ! 1 Cubano Chant 4:26 2 Afro Mambo 3: …

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FRASIS / PARA FRASEAR 

美人弦楽四重奏団(ヴァイオリン×2、ヴィオラ、チェロ)にパーカションという編成のグループ、フラシスの多分初アルバムです。さらに曲により、ベース、ピアノ、トレスなどが入り、ソン、マンボ、カンシオーンなどのキューバン・フォークロアを演奏しています。音楽教育を受けたストリングス奏者だけあり、音色もアンサンブルも素晴らしいのですが、そこにキューバ的なリズム感に裏打ち …

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RENE BLOCH / LET’S DANCE THE MAMBO

ペレス・プラード楽団の一員でもあったサックス奏者で、1960年代にロサンゼルスを拠点に活躍したバンドリーダー、レネ・ブロックの楽団の60年作『レッツ・ダンス・ザ・マンボ』に、恐らく未発表であろうという62年録音の10曲、さらに62年作『ミスター・ラテン』から5曲を追加した、全27トラック収録の大ヴォリューム・リイシュー盤です。 『レッツ・ダンス・ザ・マンボ』 …

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