RENATA ROSA / ENCANTACOES

フランスを拠点に活動を続けるブラジル・ノルデスチのハベッカ奏者/女性SSWヘナータ・ホーザの2015年作。ハベッカと生ギター、パンデイロなどを中心にしたアコースティックなサウンドとノルデスチならではの中世ヨーロッパ的なメロディー(南仏トロバドールの流れを汲む?)が魅力です。 1. ENCANTACOES / 2. JUREMA / 3. SAUDADES D …

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PEDRO VIAFORA / FELIZ PRA CACHORRO

洗練されたアーバンなコンポージング、ブラジル音楽のリズムとegのリフ、フォーキーなアコーステック楽器とイフェクトなどテクノロジーの複合で生み出すハイブリッドなサウンド。古典や定番ばかりでなく、自分たちの世代のことばで作られた楽曲を、というノーヴォス・コンポジトーレスのシーンのなかで、5人のS.S.W.が横一線に並んでパフォーマンスを行なうというユニークなグル …

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QUARTETO SONORO / SONORIDADES

極めて室内楽的なアコースティック楽器 – チェロ、ピアノ、フルート、ガット・ギターから成るサンパウロのクアルテート。ギターのフェルナンド・コへーアがアレンジをまとめあげるのは、ジョビン”Chovendo na roseria”、シコ・ブアルキ”Choro Bandido”、トニーニョ・オルタ&#82 …

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TIGANA SANTANA / TEMPO & MAGMA (2CD)

「これはまさしくブラジルとアフリカの架け橋であり、アフロ・ブラジルそのものである。各曲を録音していたとき、そこにはさまざまな神々が降臨していたのではないだろうか。それほど霊妙不可思議なフィーリングとパワーが感じられるし、しかもすべての人類の記憶の古層を刺激するような叙情性と物語性をたたえている。このスピリチュアルな歌の数々は、どこか懐かしく、聴いていると、心 …

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ROMULO FROES / BARULHO FEIO

ネルソン・カヴァキーニョに影響を受けた哀しみのサンバと現代的なエッセンスを融合させ、ソロ作に、ユニットーパッソ・トルトにと活躍するサンパウロのシンガー・ソングライター – ホムロ・フローエス。彼や盟友ホドリゴ・カンポスらをご紹介さしあげる際にエクスペリ・サンバということばをキーワードに用いてきましたが、2枚のアルバムを発表しているパッソ・トルトで …

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MARCOS CATARINA / ENTRE CANCOES

まるで私信を綴るように親密で、センシビリティに富んだミナス、ベロ・オリゾンチ出身の男性S.S.W. マルコス・カタリーナ。 自身の唄とギターに、楽曲も共作するマルチ・プレイヤーのマリオ・ワムザーのギターやドラム、加わってもアコーディオンやサックス一本と至ってシンプルな構成で、コンポージングの秀逸さを際立たせるマルコス・カタリーナのアルバム。ビトゥーカ大学でポ …

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VIRGINIA RODRIGUES / MAMA KALUNGA

アフロ・ブラジル音楽の聖地バイーア出身のアフリカ系ブラジル人女性シンガー、ヴィルジニア・ホドリゲス、前作から7年を経て発表された5枚目のアルバム。母性的な包容力と凛と張った祈りにも似た唄声でブラジルのみならず、国外でも高い評価を得てきたシンガーでもあります。今作では5弦ギターと唄の研ぎすまされた表現で人気のチガナ・サンタナが楽曲提供/ギター、唄で参加/プロデ …

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TRUPE CHA DE BOLDO / PRESENTE

トゥリッパ・ルイスの実弟で現在ブラジル新世代音楽の世界でも屈指のプロデューサーに数えられるグスタヴォ・ルイスがプロデュース、ストーリー・キング・ジャケの1st、クレズマーのバンドがブラジルの演劇舞台音楽を演っているような2nd、サンパウロらしいシニカルな視点が輝く大編成のトゥルーピ・シャ・ヂ・ボルド、この3rd アルバムではエクスペリメントなアフロ・ファンキ …

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GRUPO CINCADO / NOVOS RUMOS

百花繚乱、サンパウロのノーヴォス・コンポジトーレス界隈のコンテンポラリー・ジャズから、ことばも無しに饒舌にシーナリーを語りかけてくるクィンテートの作品を。 ’03年にエルメート・パスコアルの提唱する”Musica Universal” に啓蒙を受けた若者たちによって結成されたグルーポ・シンカード。前作発表時に共演したバンド …

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RUBINHO JACOBINA / ANDANDO NO AR.

ガフィエイラ・スタイルのビッグバンド・サンバでお馴染みオルケストラ・インペリアルですが、近作のライヴ盤でもハイライトとなる”Dr. Sabe Tudo” ”Artista e O Caralho” の二曲を提供しているのが、カリオカのS.S.W. フビーニョ・ジャコビーナ。9年振り2枚目となるソロ作は、引き続き新世代ブラジ …

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5 A SECO / POLICROMO

夏頃にはCD完成との報を受けていたのですが、チケット完売が続出するコンサートの度に売り切れてしまっていたというのが、サンパウロのノーヴォス・コンポジトーレスのシーンから登場したユニット – シンコ・ア・セコの新譜。既にS.S.W. として2作をリリースしているト・ブランジリオーニやヴィニシウス・カルデローニを中心に、若手ピアニストとの傑作デュオ作 …

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MATUTO / S/T

ブラジルのノルデスチ(北東部)音楽を主武器に、ロックやブルース、ジャズ、ファンクなどを掛け合わせたブルックリンを拠点とするユニークなバンド、マトゥトによる2009年のデビュー作です(本作は11年のドイツ盤)。仕掛け人は、打楽器奏者シロ・パチスタのもとでブラジルのリズムを身につけたギタリストのクレイ・ロスと、こちらもやはりシロ・バチスタとの共演歴を持つ、リラ・ …

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RAY LEMA, BALLOU CANTA, FREDY MASSAMBA, RODRIGO VIANA / NZIMBU

キンシャサ出身の異才ピアノ&ギター&低音ヴォーカル、そしてソングライターでもあるレイ・レマを中心に、ブラザヴィル出身のバルー・カンタ&フレディ・マッサンバの歳の差ヴォーカル・デュオ(パーカッション)に、ブラジル出身のギタリスト、ロドリーゴ・ヴィアナが加わった、名付けて「ンジンブ」プロジェクトの初アルバムとなります。キンとブラザの都市のフォークロアとでも呼べそ …

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松田美緒 / クレオール・ニッポン──うたの記憶を旅する

日本の多様なルーツを探し求めて、 祖谷、伊王島、小笠原からブラジル、ハワイへ── うたをめぐる壮大な旅がいま始まる! ラテン諸国と日本をつなぐ新世代のシンガー、松田美緒が自らが掘り起こした日本の伝承曲に取り組んだニュー・アルバム『クレオール・ニッポン──うたの記憶を旅する』をアルテスパブリッシングより発売。本人書き下ろしによる各曲にまつわるストーリーをたっぷ …

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CAB “Caraïbes – Afrique – Brésil”(Mario Canonge – Blick Bassy – Adriano Tenorio )

マリオ・カノンジュ(p /マルチニーク)、ブリック・バッシ(vo, g /カメルーン)、アドリアーノ・テノリオ(perc /ブラジル)のトリオ。出身地の「カリブ+アフリカ+ブラジル」の頭文字を取って「CAB(キャブ)」とシャれ、紐育タクシーの黄色に車体を模したロゴのジャケットアートです。 紹介するまでもなくカノンジュはアラン・ジャン=マリーを継ぐ当代を代表す …

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