RUBINHO JACOBINA / ANDANDO NO AR.

rubinho jacobina andando no arガフィエイラ・スタイルのビッグバンド・サンバでお馴染みオルケストラ・インペリアルですが、近作のライヴ盤でもハイライトとなる”Dr. Sabe Tudo” ”Artista e O Caralho” の二曲を提供しているのが、カリオカのS.S.W. フビーニョ・ジャコビーナ。9年振り2枚目となるソロ作は、引き続き新世代ブラジル音楽の重要なキーパーソンたち、モレーノ・ヴェローゾとペドロ・サーの共同プロデュース。

ドメニコ・ランセロッチ(drs) との共作、マルセロ・カラード(per, ド・アモール、バンダ・セー)、ガブリエル・ブブ(b, エルマーノス)、ペドロ・サー(g) と同世代のロックしてるブラジル音楽家が揃い踏みしたノーザン・ソウル・ライクな冒頭曲から飛ばしてます。アロルド・バルボーザの古いサンバ曲にジョアナ・ケイロスらの木管5重奏を加えて甘美なアンサンブルにしたm-2″Virei Passarinho”、同じくアロルド・バルボーザの曲をざっくりした感触のバランソ・チューンとしたm-5″Lamento Bebop”、R&Rしていながらやはりカリオカらしいリズム感覚が下地に見え隠れするサンバ・ブギー(m-3″Meio Tom”、m-4″Segue Esculachando”、m-11″Cliche Colado”)、トロピカリズモ期を思わせる華やかなマルシャやバイーアォンの数々(m-6″Marcha Lubrica”、m-9″Vento Lento”、m-10″Ringard”、m-12″Bem a Sos”、m-13″Peter Pan”)、弦楽とともにメランコリックな空気を醸し出すm-7″Cidadezinha Qualquer”など多彩な表情を見せる自作曲から、2012年に逝去した年の離れた兄ネルソンのギターとのデュオでボサ・ノヴァ調にも聴こえるサンバ・カンサォンm-8″Onde Moras” も収録。クラフト紙を用いたデジパックの装丁の良さと相俟って、ブラジルらしさ、カリオカらしさが詰まった好盤。(サプライヤーインフォより)

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