LUCAS SANTTANA / O PARAISO

アルバム・タイトルは “パライソ”、つまり楽園、なるほど、多幸感につながる曲が並んだルーカス・サンタナの新作です。 …けれども、ここにに辿り着くまでには「天然資源の採掘に基づく経済モデルの確立によって、現在の世界が抱えた負の要因を凌駕すること」「わたしたちが自然に囲まれた美しい場所へ行く度に、直感的に感じるもの」を信じるこ …

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JULIANA RIBEIRO / PRETA BRASILEIRA, Estúdio Vivo

バイーア州都サルヴァドールを拠点に元はサンバ・ダンサーとしてキャリアを始動したジュリアナ・ヒベイロは、アフロ・ブロコの名門イレ・アイエにシンガーとしてフィーチャーされるなど、数多くの大舞台を踏んできました。その歌唱はただパワフルというだけでなく、抑制の効いたまろやかな発声は母性を思い起こさせるものでもあり、表現者としての意思を感じさせます。米国のスパイク・リ …

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LUEDJI LUNA / BOM MESMO É ESTAR DEBAIXO D’AGUA

2020年ミュージック・マガジン年間ベスト/ブラジル部門1位作品。洗練のアフロ・ブラジル音楽で耳の早いリスナーを虜にしたルエジ・ルナ、2ndアルバムのフィジカルCDがリリース! 稀代のブライテスト・ホープにしてアフロ・ブラジリアン・ビューティーと賞賛された鮮烈なデビューから3年、しなやかにブラック・ディアスポラ~黒人女性としての表現を追求した、ルエジ・ルナ2 …

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GRUPO OFA / OBATALA, Uma Homenagem a Mae Carmen

バイーアのアフロ・ブラジリアン・ユニット “グルーポ・オファ” 2019年作は、ジルベルト・ジル、ガル・コスタ、ジョルジ・ベン、マリーザ・モンチ、カルリーニョス・ブラウン、ダニエラ・メルクリ、マルガレッチ・メネーゼス、イヴェッチ・サンガロといった名だたるアーティストをゲストに迎えて制作!“オバタラ” のタイトル通り、ジャケ写 …

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NOVOS BAIANOS / SORRIR E CANTAR COMO BAHIA

70年代を代表するグループ! 70年代のブラジル音楽で、シーンにもっとも大きな衝撃を与えたグループのひとつがオス・ノーヴォス・バイアーノス。68年結成。ガルヴォーン(作詞)、モライス・モレイラ(ギターとヴォーカル)、パウリーニョ・ボカ・ジ・カントール(パーカッションとヴォーカル)、ベイビー・コンスエーロ(ヴォーカル)によって結成された彼らは、70年にトン・ゼ …

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BAMBAS DE SAMPA / TODO MUNDO TEM QUE FALAR

ブロコ・アフロ・スタイルをはじめとするバイーア産サンバのラージ・アンサンブルをサンパウロのミュージシャンが大家を招いて実現! カンドンブレーやカポエイラをルーツとしたアフリカ伝来のブラジル音楽を大人数のリズム・アンサンブルで体現する、アフォシェー/ブロコ・アフロの”Ronda ronda”に始まり、ビッグ・バンドでサンバ・ヘギを奏でる …

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ROBERTA SA / GIRO

ついに登場!ロベルタ・サーの最新作! 前作のスタジオ録音作『デリーリオ』から早4年、ようやく新作を発表してくれました。本作はジャーナリストのジョルジ・バストス・モレーノとロベルタ、そしてご存知ジルベルト・ジルとの合同プロジェクトとして3年前に発足。バイーア出身のアーティストの楽曲だけを取り上げる作品というコンセプトを打ち出した本作では、ジョルジ・ベン&ジルが …

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RONEI JORGE / ENTREVISTA

バイーア出身でラドロォンエス・ヂ・ビシクレータ=”自転車泥棒”というロック・バンドを率いて20年を超える音楽キャリアを持つホネイ・ジョルジ。初のソロ作はペドロ・サーがprod.、女性のサポート・メンバーとモレーノ・ヴェローゾ、ジョアナ・ケイロスが参加。 先鋭的なブギーを刻むギター・リフにブラジリアン・ロック特有の朴訥とした唄、そこへ安 …

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LIO / CANTA CAYMMI

>★ バイーアの重鎮、ドリヴァル・カイーミの名曲群を、あの80年代フレンチPOPシーンに登場して一世を風靡した女性歌手(1962年ポルトガル生まれ、その後ベルギーで生まれ育った)リオがカヴァーした新作。もちろん、ポル生まれなので、ポル語も不自然じゃないんでしょうね。ギターを弾いているのはジャック・デュヴァル、ということで、一世を風靡していた頃のリオをプロデュ …

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DORIVAL CAYMMI ‎ / CANÇÕES PRAIEIRAS – CAYMMI E SEU VIOLÃO

*2LP ON 1CD & BONUS TRACKS ま、当たり前といえば当たり前なんですけど、どうしてこういうシンプルで懐深くて、カッコつけていなくて、粋で、どこか風来、という感じのする歌をうたう人が日本列島あたりにはいないんでしょうねえ??不思議といえば不思議かと…。メロディーが違う、歌う呼吸のリズム感が違う、と言われればそれまで、ですけど。でも …

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DORIVAL CAYMMI / SAMBAS DA MINHA TERRA 『わが故郷のサンバ』

バイーア派最高の巨匠であり、20世紀のブラジル音楽を代表する巨人のひとり、ドリヴァール・カイーミが2008年8月16日にとうとう他界してしまいました。このアルバムはそんな彼が残したすばらしい楽曲の数々を自身の歌声で楽しめる極上の追悼盤。得意だった「海の歌」からヴォーカル・グループによって 親しまれたポップなサンバ、そしてサンバ歌謡の時代に残したモダンな歌曲ま …

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WADO / IVETE

新世代ブラジル音楽サンパウロ側からイヴェッチ/バイーアのルーツ・リズムへのオマージュ 9枚目のアルバムにはイヴェッチと題してありますが、アシェー・クイーンのカヴァー集などではなく、バイーア音楽を総体としてとらえた時のアイコンとして著名な女性シンガーの名を冠してあるとのこと。前作「Samba 808」ではヴィンテージなリズムボックスの特徴的な音色とサンバ・ホッ …

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