LUIZ CARLOS VINHAS / NOVAS ESTRUTURAS

ボサ・トレスのピアニスト、ルイス・カルロス・ヴィーニャスが伝説のレーベル“Forma”に残した初リーダー1967年作~トリオからテンテットまで曲ごとに変わる多彩な編成。瑞々しいブラジリアン・ジャズの傑作です。マウリシオ・アインホルン(hca)、メイレーリス(fl, arr)ら参加メンバーの好サポートも聴き所! オリジナル・ステレオ・マスターからの世界初CD化 …

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ANNA BELLO / LAGRIMAS E RIMAS

ブラジル都市音楽の伝統の基盤にある、インスト音楽ショーロの歴史は150年にも及ぶとされています。そしてショーロが歌謡となったのも、もう80年も前のこと…。で、唐突ですが、そんな古い歌謡ショーロの伝統が新人女性歌手=アナ・ベーロの歌声で蘇りました!故アデミルジ・フォンセーカ以来じゃないでしょうか(というか、亡くなる直前までアデミルジにショーロ唱法を …

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TRIO PRETO +1

いわゆるブラック・サンバでは久しぶりの注目作。あのセウ・ジョルジに作品を提供した作曲家たちが中心になってフランス公演をバックアップ。その好評に応えてグループとして正式デビューしてしまったのがこの4人組です。パゴージでもブレーガでもない気骨を感じさせる歌と演奏です。セウ・ジョルジ系のサンバがお好きな方にお勧め。

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EGBERTO GISMONTI / EM FAMILIA

  長男が誕生した喜びに溢れる、子供シリーズ三部作の記念すべき第一作目。「ローロ」「ドン・キホーテ」「エン・ファミーリア」とその後も数多く演奏される名曲ぞろいの81年の傑作。日本初CD 化!

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EGBERTO GISMONTI / ALMA

過去の自作曲をピアノ・ソロで再演した名作。EMI 音源からのマスタリングで、ジスモンチの繊細かつ大胆なピアノのタッチがより鮮明に。またECM 盤とは収録曲が異なり「インファンシア(幼少期)」を収録。他にも「水とワイン」「フレヴォ」などベストな選曲で、ジスモンチの初心者にもお勧め。86年作。日本初CD化!

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ANNA RATTO

前作まではアンナ・ルイーザ(Anna Luisa)という芸名。このアルバムからアナ・ラットに変えました。2005年のデビュー作ではセウ・ジョルジやペドロ・ルイスとの共作を聞かせ、2008年の2枚めではエドゥ・ロボやエスコーラ・ジ・サンバの打楽器隊と共演するなど、ユニークなアルバム作りをしてきた人ですが、本作ではダニ・ブラックの新曲、さらにトン・ゼー作品を2曲 …

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LULA E LAILSON / SATWA

伝説のアルバムとも言われる「SATWA」を復刻!UKの老舗レーベルMR BONGO のブラジリアン・サイケ・リイシュー・シリーズです。本作は、南米アンダーグラウンド・サイケデリック・シーンの超重要人物、ルーラ・コルテスと米国帰りの12弦ギターの名手ライルソン が1973年にリリースしたアルバム。ブラジル初のインディー・レコードでもあります。ルーラが奏でるシタ …

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GUILHERME DE BRITO /(幻のファーストアルバム)

サンバの巨匠ギリェルミ・ジ・ブリートが2006年4月26日に亡くなりました。そこで追悼アルバムとして同年に再発されたのが、それまで未CD化だった1980年録音の初ソロ・アルバム。本作はそのリイシュー盤~収録されたレパートリーの多くは、長年一緒に曲を作ってきたネルソン・カヴァキーニョとの共作です。「詩人の涙」「枯れ葉」など、サンバ史上に燦然と輝く名曲を、ギリェ …

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CARTOLA / COLECAO ELDORADO (未発表録音)

最高のサンバ作曲家カルトーラが晩年に残した貴重な録音を2000年に初CD化された作品がついに再発されました。内容はサンパウロのラジオ・エルドラードの番組のために79年頃に録音されたテープを編集したもの。亡くなる直前のカルトーラによる、ギター弾き語りが楽しめるアルバムです。カルトーラは坦々とこれまでの人生を語り、自作曲をギターをつま弾きながら歌ってくれます。い …

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CAROL SABOYA / BELEZAS

1998年のデビュー・アルバム『ダンサ・ダ・ヴォス』がここ日本でも大きな人気を博したブラジル人女性歌手カロル・サボイア。偉大なピアニスト、アントニオ・アドルフォを父に持つ彼女は、これまでにたくさんの意欲作をリリースしてきましたが、デビューから14年経った今年に発表した本作では、海外でも高い人気を誇るイヴァン・リンスとミルトン・ナシメントています。もちろんプロ …

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ROGE / BREN GUELE

リオ・デ・ジャネイロ出身のロジェーは、若いころにはマルコス・スザーノやベト・カゼスが中心になったパーカッション・グループ、バチクンなどにも参加していたそう。パーカショニストであり歌手であり、さらに作曲家としての活動もスタートさせ、2003年にソロ・デビューしました。以後、セウ・ジョルジが11年に発表したアルバムへの参加などを経て、4枚めのアルバムとしてリリー …

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CEU / CARAVANA SEREIA BLOOM

カエターノ・ベローゾをして「ブラジル音楽の未来」と言わしめた美貌の実力派歌手、セウのソロ第3作目。今作 は、ミクスチャー且つサイケデリックなフレイヴァーを散りばめた斬新なサウンドを展開している。ソナンチスの一員だった作曲家/アレンジャーのグイ・アマ ビスを牽引役に、トロピカリア・サウンド、ブラジル北東部、そしてレゲエなど多彩なサウンドを散りばめて、最後まで一 …

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