こちらでは、ブラジル以外のメキシコを含む南米大陸の音楽を扱っています。

LEANDRO MAIA / SUITE MARIA BONITA E OUTRAS VEREDAS

生ギターの演奏と読み聴かせるように詩的に柔らかく歌われるメロディ、そこにアンドレ・メマーリの流麗な運指のピアノ・アレンジとアコーディオンなどもこなすマルチ・プレイヤーとしての才、ネイマール・ヂアスのコントラバスやビオラ・カイピーラ、アントニオ・ロウレイロのヴィブラフォン(m-7 “Passarim Miguilim”) や、ヴィトール …

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JULIAN VENGAS, LUCAS HEREDIA / PUENTE INVISIBLES

80年代半ば生まれの同世代同士、ロサリオとコルドバと生まれ育った土地は違えども影響を受けた映画・本・音楽…相通じる感覚を持ち得たのでしょう、互いの詩的なエッセンスに共鳴を受けてダブルネームでの本作品の制作を決意したといいます。「見えない橋」と名付けられたアルバムでは、トラック・ナンバー奇数曲をルーカス・エレディアが、偶数曲をフリアン・ベネガスが担 …

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SOL PROJECT / INDONESIAN LATINO GROOVES

インドネシア人とコロンビア人で構成された多国籍グループ、SOLプロジェクトの2007年作。インドネシアのヒット曲をラテンのサウンドで演奏してしまおう、というのが彼らのテーマ。70年代のリント・ハラハップ楽曲からニニ・カルニーナのダンドゥット「Gentingnya Pacarku」、パンク・バンドのネトラルの楽曲まで、様々なヒット・ナンバーを素材にサルサやアフ …

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EL HARU KUROI / SABUNG

LA発!フルアコでボッサのリズムを掻き鳴らし、複数の言葉を繊細に響かせる紅一点エディカ・オルガニスタ、強靭なラインを紡いでいくアップライト・ベースのジャズ・マスター、マイケル・イバーラ、トラップドラムで変拍子を自由自在に創り出す打楽器、ドミニク・ロドリゲス。圧倒的な演奏力をもつ3人組!詩情溢れる佳曲「ディア・デ・ロス・ムエルトス(死者の日)」を収録した傑作1 …

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CARPE / AIRE D

女性シンガー、シルビニア・オロスコのアート性と色香が漂うヴォーカリゼーションに、あるいは突き抜けるほど透明で、沁み込むように滑らかなアグスティン・フローレス・ムニョス(b)のペンによる曲に、4曲収録された秀逸なラティーノ・アメリカーノ・ポピュラーの真新しい解釈に、もしくはゲストのハヴィエル・セプルベダの吹くフルートの旋律や、モノ・フォンタナのプログレッシヴな …

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ADAMANTINO / TIERRA & TERCIOPELO

“フランツ・カフカのボレーロ” “悲惨” “灰色” “海” “人形”…といった曲名だけで、グッと来る方はいらしゃるでしょうね。ブエノスアイレスは3人組=アマンディーノ。ジプシー/クレツマー/バルカン/タンゴ/フラメンコ/フォルクローレの混淆音楽をアブストラクトに演じる注目のアコースティック&ヴォーカル・ユニットです。

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LAURA ROS / DEL AIRE

父は山間部の伝統フォルクローレ、チャマメのアコーディオン・プレイヤー、アントニオ・タラゴ・ロス。マユゲと鼻に入れたピアスの外見からは想像もつかないほど、ヴィブラートの効いた声でソウルフルに唄いあげる若き女性シンガー、ラウラ・ロス。ここでも一曲取り上げているグスタボ・サンタオラージャがそうであったように、フォルクローレの素養がありつつも、ポップ・ソングを表現手 …

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BETO CALETTI TRIO / NOTORIOUS EN VIVO

アルゼンチン人ながらボサノヴァ、サンバ、ショーロなどのブラジル音楽に造詣の深いベト・カレッティーは同郷の先達アグスティン・ペレイラ・ルセーナに師事していたこともあったと云う。モントルーを始めジャズ・フェスでの評判を総なめにしてきたというベトの音楽愛が伝わってくるようなライヴ盤。シコ・ブアルキの名ミュージカル主題m-1を始め、「サウダーヂ・デ・バイーア」(ドリ …

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DAMASIA Y NAVEGANTES / PUNTO DE PARTIDA

アルゼンチン~ウルグアイ国境のラプラタ音楽シーンから、清涼なヴォイスを届けてくれる女性歌手=デマシア&バンド~ナベガンテスによるデビュー・アルバムです。カンドンベ・ジャズ/アコースティック・ミクスチュアー風のバックは、ピアノ&ウッドベースをメインに、各種パーカッション、ギター、コーラス等、最小限の編成で広がりある音を聞かせてくれます。

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ME DARAS MIL HIJOS / UN CAMINO ALGUN LUGAR

アコーディオンやカウ゛ァキーニョにトランペットもメンバーに居る7人組のバンド、”メ・ダラス・ミル・イホス”。ボレロ、タンゴ、フォックストロット、ロマ/ヒターノ音楽とロックを織り交ぜた特異で映像的、ロマンティックで柔らかく跳ね飛ぶアクースティック・ラティーノ・サウンド。愛を叙情的に綴り、社会的な主題も詩的に表現する甘く男前な声の唄がどこか哀しげに、自嘲的に旋律 …

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ATAHUALPA YUPANQUI / BUENAS NOCHES, COMPATRIOTAS こんばんは同胞たちよ 

アルゼンチン、いや人類の〈至宝〉とまで呼ばれる大芸術家アタウアルパ・ユパンキ(1908~92)。生前には何度か来日も果たし、日本にも多くのファンを生み出した。本作はそんなユパンキがアルゼンチンの劇場で1983年に行なったライヴを収録。亡くなる約10年前の録音だが、すでにその音楽は枯淡の境地に達していて、その気高さに圧倒されるばかり。それでもギターのインストに …

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V.A. / 90° DEGREES OF SHADE, Hot Jump-up Islands from the Caribbean

>こちらの同タイトル写真集をペラペラめくりながら聴くのに最適!ということでしょうか?主に20世紀半ば頃のカリブ海各地から集められたダンサブルなメントやカリプソ、グンベイやメレンゲ、マンボやグァラーチャ、コンパ・ジレクト、ラテン・ジャズやタンボリートなどなど、2CD全32曲!気が効いていると言うべきでしょうね、なるほど、カリビアンムード満載の曲の並びです!加え …

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ジョージ・トンプソン (著), 藤掛洋子, 高橋健二 (監修) / パラグアイ戦争史

中南米マガジンが送る自信作! 駐パラグアイ日本大使推薦! !本邦初! 三国同盟戦争(パラグアイ戦争)についての本格的著作です。 「三国同盟戦争についての貴重な情報源」(スペイン語版ウィキペディア)という、歴史的評価の高い本作は、パラグアイに興味のある方、歴史好き戦史好きに広く興味を持たれることは間違いありません! 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) …

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ELIA Y ELIZABETH / LA ONDA DE ELIA Y ELIZABETH

コロンビア、1971年デビュー4枚のシングルをリリース&2枚のLPアルバムを残して1973年に消えた姉妹デュオの作品ベスト2014年欧州リリースCD!涼やかなデュオ・コーラスが得難いラテン・アメリカン“ガールズ・デュオ”の白眉、とでも。 1.Alegría 3:59 2.Descripción 2:55 3.Soy Una Nube 2:55 4.Se Oc …

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