MIRODA / A ESTORIA DOS MEUS ROTEIROS

ブラジルの女流詩人イルダ・イルスト(1930-2004)の詩にギタリストのダヴィッド・クルパンスキが曲をつけ、メランコリックな味の女性ヴォーカリスト、ミレーナ・ルソーがポルトガル語中心に歌い上げます。ギター伴奏が中心、一部生活音を加わるほか、シンケオ・パニャ(ギター、クラリネット)、ギヨーム・アルボンヴィル(パーカッション)、アレクシ・ブーシェ(チェロ)とい …

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BE PEOPLE / IMPETU CHIWAYA

Originally released in 2021 アフリカのショナ族を起源とする楽器 – ムビラ(親指ピアノ)。アルゼンチンのミュージシャンの間でもサンティアゴ・バスケスを始め、現役世代のミュージシャンたちで修得に励むものが多くおります。さてこのカイ・ハインリッヒドルフの奏でる様々な種類のムビラを中心に、ディエゴ・ホセ・メンディボウレのスパ …

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MARIANE MATTOSO, CAIO MERSEGUEL / AMORES DE SHAKESPEARE

シェイクスピア、愛のソネットをブラジル・アコースティック音楽の流儀で。 2011年に流通したソロ作「Sinestesia」でのフェミニンなブラジル・アコースティック・サウンドが好評だった女性S.S.W.のマリアニ・マットーゾ。サンパウロ大学で歴史学を学んだ彼女が長年温めてきたアイディアが、400年前の中世ヨーロッパでシェイクスピアが残したソネット(定型詩)に …

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ENTOURAGE / CEREMONY OF DREAMS

“THE ENTOURAGE MUSIC AND THEATRE ENSEMBLE” STUDIO SESSIONS & OUTTAKES, 1972​-​1977 アントラージ・ミュージック・アンド・シアター・アンサンブルは、1970年から1983年まで活動していたアンビエント・フォーク・ミュージック・グループとのこと。主な …

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VANESSA MORENO / SENTIDO

ヴァネッサ・モレーノは音の大海原。リズム、息を呑むようなスイング、調律の整った声、安らかで親密なギター。彼女を聴くということは、常に興味をそそる人に出くわすということであり、音色から、ボディ/楽器を用いたドラミングまで、彼女が選択することに対する美味な驚き。 ーレイラ・ピニェイロ(歌手) ヴァネッサ・モレーノ&フィ・マロスティカ名義で発表した『ヴェン・ヴェー …

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V.A. / THE ROUGH GUIDE TO WORLD MUSIC UNPLUGGED

アフリカから中南米、ヨーロッパ、中国、インド、そして辺境の地にいたるまで! これ一枚で世界中の個性豊かな伝統音楽文化を満喫!  新進気鋭アーティストたちによるモダンなハイブリッド・サウンドから秘境出身の少数民族たちによる伝統的なプリミティヴ・サウンドまで、世界津々浦々で活躍する様々なアーティストたちをピックアップし、これまで数多くの傑作アルバムを世に送り出し …

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THAMIRES TANNOUS / CANTO CORRENTEZA

当店的に久々、素晴らしい!と感じたブラジル若手女性歌手の最近作〜ボリビアとの国境地帯、マトグロッソ州出身、レバノン系出自を持つタミリス嬢、アフロサンバ、ノルデスチ、カボクロ、あるいは、チャカレーラやヴァルス等の多彩なリズム感を曲ごとに溶かし込んだ流麗なバックも見事ですが、風薫るような旋律をたどるその歌声の瑞々しさ、格別です! ブラジル南東部カンポ・グランヂ( …

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JUCA NOVAES / REGALOS

サンパウロ州の内陸部アバレ出身のジュカ・ノヴァイスは国営ラジオの歌手として活躍した母を持ち、PUCで法律を学ぶためにサンパウロ中心部に移り住んだ頃から、音楽のキャリアを築きはじめ、自身でも20ものアルバムに関わり、ここにもゲスト参加する女性シンガー – ブルーナ・カラン(親戚にあたる)のデビュー作に共作楽曲を提供したりもしています。さて本作では、 …

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CARLOS CASAZZA QUINTETO

ロサリオのギター奏者が菅二本と川沿いの叙情を醸し出すジャズ・クインテート作品 ナイロン弦クラシック・ギターを駆り、瑞々しい音色を紡ぎ出すカルロス・カサッツァのオリジナル・コンポーズに、クラリネットのインティ・サベフとフリューゲルホルンのセルヒオ・ワグネル、二本の管楽器がユニゾンや対位法で織り成すハーモニーの吹き抜ける風の如き爽快さはまさにパンパの風情。 そし …

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COMPUMA & 竹久圏 / REFLECTION

今作は、京都の老舗茶問屋、宇治香園の創業155年の記念の年、同社が取り組んできた音と光で茶を表現する”Tealightsound”シリーズ最新作、大野松雄「茶の木仏のつぶやき」に続く「番外編」として制作されたもので、”Tealightsound”の原点ともなっている、COMPUMA feat. 竹久圏による前作「SOMETHING IN THE AIR – …

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EMPTY POCKET / A LETTER FROM TAW GYI TAN

  おお、これは珍しいですねえ、 ミャンマーのアコースティック系POPグループ、 エンプティー・ポケットのおそらく1stアルバム。 ウクレレ弾き語り3人の男女ヴォーカルに ウッドベース、ギターという編成の5人組、 アコースティックでノスタルジックな インディーPOPユニットということに。 もちろん、ここではミャンマー音階とか、 サインワンとかはナシ …

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OTÁVIO TOLEDO

多彩なゲストvoと一流演奏家、個性的でユニークなギターの音色。アーバンでエレガントなオターヴィオ・トレドの音楽観… 父親のA・ヂ・アルメイダ・トレドらをパートナーに70年代から作曲活動を始め、TVバンデイランチスのフェスティヴァルにて自作曲“Adeus Fadas e Bruxas”が入賞、音楽界に認知されることになったサンパウロ出身のオターヴィ …

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MUNDO AFLORA

スクラップから出来た楽器にボディ・パーカッション、アコースティック楽器に打ち込みも用いてハイブリッドでまばゆい明るさのハンドメイド・アフロ・ブラジル音楽を展開する男女デュオ。 ガフィエイラ・サンパウロなどを主宰するノーヴォス・コンポジトーレスのS.S.W.カエー・ホルフセンのプロデュースによるアコースティックと打ち込みのハイブリッドで軽快に滑り出す男女デュオ …

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KARINNE ANDONIAN / ACOUSTIC ARMENIA

カリンネ・アンドニアンという在米のアルメニア人女性歌手のアルバムですね。今年リリースされています。ギター中心、ロングネックのタールが爪弾かれたり、ドホルが叩かれたりする曲もありますが、完全にアコースティック、実にシンプルな伴奏において、いかにもアルメニアの女声らしい、どこかララバイのように聞こえる澄んだ歌声を、響かせています。多くはアルメニアの伝統歌かと思い …

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