すごい録音がまだまだあるものですねえ…、1930年代半ばから50年代にかけての英国HMVレーベルによるウガンダ、ケニアへの出張録音の成果=約400枚分のSPレコードから選りすぐられたという35曲収録の2CDです!故フクウェ・ザウォーセの先輩にあたりそうな?名人芸と言うべき一弦フィドルやハープの弾き語りから、キクユ人を中心に伝播流行したカフェ・ミュ …
続きを読むすごい録音がまだまだあるものですねえ…、1930年代半ばから50年代にかけての英国HMVレーベルによるウガンダ、ケニアへの出張録音の成果=約400枚分のSPレコードから選りすぐられたという35曲収録の2CDです!故フクウェ・ザウォーセの先輩にあたりそうな?名人芸と言うべき一弦フィドルやハープの弾き語りから、キクユ人を中心に伝播流行したカフェ・ミュ …
続きを読む何だか、久々に思いっきりメキシコしてますねえ…。ギター類2本、ヴァイオリン2本、そしてダブルベースという先住インディオのウイチョル人によるアコースティックな5人組~冒頭&ラスト(リミックス)に収録された“クンビア・クシネーラ”がスマッシュ・ヒット中の若手ということになりますが、どうもこれがまた、古臭いですねえ~、嬉しくなってしまいます。基本的には …
続きを読むアフロビートは、ナイジェリア出身のフェラ・クティが創始したファンキーなレベル・ミュージック。アフリカ各所のリズムを活用しながらジャズ、ファンクなどを飲み込んで痛烈なメッセージを叩きつけたフェラの音楽は、そのサウンドだけでなく、そこに宿る精神も世界中の人々に感銘を与えました。本作はそんなフェラの遺産を受け継いだアーティストたちをコンパイル~御大トニー・アレンか …
続きを読む新世代ルーツ音楽系シンガー・ソングライター兼バンドネオン弾き from ブエノス・アイレス / パレルモ地区。女性シンガー / アナリア・シリオらをメンバーとするエル・プチェーロ・ミステリオーソを率いてほっこりとメランコリー、昨日と今日、都市の日常生活から滲み出る唄心を最も音楽的に体現するトマス・レブレロの最新音源/未発表音源を含むベスト・トラック集~現在進 …
続きを読むアルゼンチン~アップ・トゥ・デイトなフォルクローレ系男性SSWですが、トラッドな感覚をベースにしながらも、カエターノ風のヨレヨレ系ヴォーカル&ナイーヴな感覚が、なかなか得難い魅力を聴かせます。カンドンベ、タンゴ・カンシオンやムルガ、カルナバリート、ミロンガやヴァルスを、哀愁のバンドネオン弾き語り中心に、繊細なギター・アンサンブル等を加えたバックで聴かせます。 …
続きを読む「南米コロンビア生まれの田舎音楽クンビア。今、全世界の貧乏人の恥骨とエクストリーム・ミュージック好きの琴線を激しく震わすこの貧者の2ビートは、謎の電波オジサンによって、妄想の大銀河へと解き放たれたのである。」 音楽評論家・松山晋也氏~というわけで、これまでの4作のアルバムから、既に入手困難なトラック満載のベストです!この夏の来日も決まってます。まずは、このC …
続きを読む☆マリア・テレーサ・マルケス / カンシォーンの女王 アルゼンチンの北東部からパラグァーイにかけてのパラナー川沿いの地域は、ラテン・アメリカでももっとも美しい旋律を生み出してきた場所。そんなリトラール~パラグァーイ歌謡の名曲の数々を数多く取り上げ、すばらしい歌声で楽しませてくれたのが、ブエノス・アイレス生まれの歌姫マリア・テレーサ・マルケスでした。本盤はそん …
続きを読む1960年代から活動するマラウィ出身のドラマー、ディック・コーザが76年に南アで制作した幻の南アJAZZファンク!プロデュースはダラー・ブランドで有名な南ア/サン・レーベルのオーナー、ラシッド・ヴァリィということで、いろんな意味で待望、嬉しい複刻となりました。ミディアム&アップなアフロJAZZテイストのホーンズやコーラス、メロウなエレピ、あるいはマロ …
続きを読む*黒ジャケ SYSTEM 5 〜はテンポは早いもののサカラ的リズム~トーキング・ドラム多用! *ピンクジャケ〜ADARA SYSTEM 12 はサカラのリズム・パターンからハミ出し、独特なミディアム・ビートを聞かせます。 >SYSTEM 7 前世紀半ば、ラマダン開けを告げるイスラム系謡曲が娯楽化し誕生したという“ウェレ”(先行して存在したヨルバ系ムスリム …
続きを読む1919年ナイジェリア生まれ、40年代にロンドンへ移住~そこでウェスト・アフリカン・リズム・ブラザーズを結成(その録音は本ロンドン~シリーズ第2集にも収録)、72年頃までロンドンのアフリカ/カリブ系移民コミュニティを中心に活躍したそうです。グループ解散後は、渡米しレオン・ラッセルのグループに加わったり、ジャマイカのプリンス・バスターとつきあったり、で、現在も …
続きを読むバルセロナ・ミクスチャー・フラメンコの筆頭、シーンの牽引車オホス・デ・ブルッホの07年作は、前作『テチャリ』のライヴCDとその映像DVD(PAL)をカップリングしたアルバムです。キューバからロベルト・カルカセース、ロマン・フィリウ、スペインからマルティリオ、ラウル・ロドリーゲス(ソン・デ・ラ・フロンテーラ)、セネガルからファーダ・フレディー(ダーラ・ジー)ら …
続きを読む20世紀パリのアコーディオンの巨匠は、まだまだ元気!~ジャン爺が帰ってきました。録音はジャン・コルティの希望で、昔と同じ一発録りのダイレクト録音で行われたそう。そのせいで、歌い手がリズムや旋律にやや遅れがあったり、振り回されたりも、ダイレクト録音ならではのスリルがあります。生のシャンソンは、生のアコーディオンと同じく真剣勝負!?機械や多重録音技術で修正される …
続きを読むギターを弾きつつ、足でバスドラを鳴らし、嗄れ声で歌うスタイルにより、ボンボ・インフィエルノ(地獄の大太鼓)との異名を持つバルセロナ・ラバル発のストリート・フラメンコ・シンガー10年新作。今回もパンク~スカ味のアッパーなルンバ・フラメンコで、ジョー・ストラマー、マヌ・チャオの流れを汲むレベルミュージックですね。オホス・デ・ブルッホも同様ですが、ジャケのイラスト …
続きを読む沸騰都市?ドバイをはじめ、とうとうアラブも不景気だそうで、09年現在、このところやや失速気味のアラブ女性POPですが…、このナンシー嬢の前ではどこ吹く風?またまたニュー・アルバムが登場しましたよ!で、その内容、ライヴによるアラブ歌謡名曲集!ということで、ウム・クルスームやアブドゥル・ハリム・ハーフェズやワルダ、といった大物歌手による1950~80 …
続きを読む2008年新作です!マリはワスル地方出身の元バス運転手&カマレ・ンゴニ弾き語り男性歌手SSW=テクノ・イッサことイッサ・バガヨゴの新作です。またまたオーヴァー・プロデュース気味かなと予想したら、そうでもありませんね。曲によって多々少々のエフェクト、オーヴァーダヴィングは見受けられますが、基本的にはイッサのヴォイスとンゴニをフィーチュアー、女声&パーカッション …
続きを読む