THE MIGHTY SPARROW / SLAVE

遅くなりました。いつの間にか出ていました。オリジナルLPは1963年ですから、ジャンプアップ・スタイル時代のリリースですね(と言っても、もとは7インチ・シングル集ですが)、LPそのままの復刻CDとなります。元レーベルは “NATIONAL RECORD” 、そのオリジナル・マークが、うまい具合に、本CD発売元の “MODE …

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BEDIBE / AMERICA

ハンドメイド・タッチで、牧歌的に穏やかなアンサンブル。素朴なユニゾンで織り重ねたり回し歌いをしたり。ブラジルらしく生ギターに加えてカヴァキーニョやチャランゴ(これは隣国の方が盛んですが)、打楽器もカホンを中心にパンデイロを用いたり、そこにグロッケン・シュピエールや鍵盤ハーモニカといった親近感をもたらす楽器群。ヂエゴ・ブラヴォ(per,vo)、フレッヂ・ディ・ …

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THE ALTONS / IN THE MEANTIME

活況を呈するロサンゼルスのチカーノ・シーンから異色のバンドがアルバム・デビュー。トリシュ・トレド、ザ・シンシアーズ、ステディ45などのロサンゼルス発ヴィンテージ・ソウル~レゲエの影のサウンド・クリエイター、ジョセフ・キニョネスがメンバーとして参加。鍛え上げられたタフな演奏技術、そして哀愁のメロディ・ワークが組み合わさって素晴らしいサウンドを生み出している。ス …

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CHUITO / LO MEJOR DE CHUITO

*チュイート / ベスト・オブ・チュイート   曰く「チュイートはプエルト・リコを代表するマウンテン・ミュージック、ヒバローの第一人者ヴォーカリスト。50代のプエルト・リコ音楽ではコルティーホと並び最も重要な存在だ。このCDは、記念すべきファースト・アルバムに同時期の録音12曲を追加した特別編集盤。」 というわけで、プエルトリコの田舎音楽、滲み出る …

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KING KENNY TONE / BEST OF, the twist master 1932-2010

いや〜イイ顔していますね、根本敬さんの漫画に出てくるキャラというか、ウクレレ漫談のぴろき、というか…(なぜこの後年の写真を選んだんでしょうねえ?)。1932年、デルタ州のオビアルクの街で生まれたというから、イボ人なんでしょうね。学校を卒業した後、レゴスに出てトランペット吹きとして食べて行くようになり、いっときボビー・ベンソンのところで吹いていたよ …

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MALKIT SINGH / KING OF BHANGRA

バングラのスーパー・スターのアナログ! バングラとは元々インドとパキスタンの国境付近に広がるパンジャーブ地方発祥の民謡・舞踊を指しますが、パンジャービーMCが登場した1980年代後半以降、イギリスを拠点としたクラブ・ミュージックとして発展を遂げ、いまに繋がっています。マルキット・シンは1963年にパンジャーブ州のジャーランダル地区で生まれ、1984年よりイギ …

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BOLA DE NIEVE

ディスコロヒア盤が気に入った方に! キューバ音楽の歴史に大きな功績を残した名音楽家ボラ・デ・ニエベ(1910-1971)。ディスコロヒアから昨年『キューバのピアノ弾き語り 名人一代記』(DISCOLOGIA-012)が発表され、その名前を知ったという若いファンもいらっしゃるかもしれません。「雪のボール」という意味のユニークな芸名を持ち、個性的な歌声をピアノの …

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NOY VANNET & MENG KEOPICHTA / RASMEY HANG MEAS CD VOL.167

    男性ヴェテラン、ノイ・ヴァネット&当時としての若手伝統派女性歌手、メング・ケオピチェンッタのカップリング・アルバム、菊池夫君お蔵出しの1点ものです!03年とあります!録音年代が特定できる稀有のCDですな(って、そんなことに感心してどうする?)。

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蒲田耕二, 選曲解説 『シャンソン拾遺集』

★Chansons de la France profonde sélectionnées par Kohji Kamata 日本でよく知られ、そして知られていない洋楽 “シャンソン”、その一番元気だった1950~60年代前半のシーンを俯瞰する画期的な編集盤!!  “シャンソン” という音楽を聞いたことがない、とい …

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ANA FRANGO ELÉTRICO / LITTLE ELECTRIC CHICKEN HEART

20歳のカリオカ女性S.S.W.アナ・フランゴ・エレトリコが注目を浴びたのは2018年にリリースされたオフィシャルな初作「Mormaço Queima」から。現地メディアのレビューを独自解釈するなら、ヒタ・リーの(何度目かの)再来、オノ・ヨーコの前衛姿勢、ビョークのエクスペリメンタルなポップ・センス、ジョルジ・ベンジョールのソウルネス、ガル・コスタがオス・ブ …

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AMILTON GODOY TRIO / TRIBUTO AO ZIMBO TRIO

全ブラジル音楽ファン垂涎の一枚が待望のフィジカル・リリース。グループ創立者でもあるマエストロ自らがサンバ・ジャズのレジェンドをトリビュート。 まがりなりとも、ブラジル音楽に興味を持ったことがある方なら誰しもが一度は耳にしたことがあるはずです、サンバ・ジャズのレジェンド・ピアノ・トリオ – ジンボ・トリオの音を。MPB的にはエリス・レジーナと共演し …

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PEDRO IACO

幽玄な七弦ギターのヴォイシングと中性的なヴォーカリゼーション、究極のコンテンポラリー・アコースティック・ブラジル音楽。5曲14分5秒が30分越えのアルバムにも匹敵する聴感、これがEPだとは俄かに信じがたいほどの高密度。 ギター奏者のエミリアーノ・カストロがプロデュースし、カイピーラ・ギターを弾くジョヴァンニ・イアジと共にイアジ・イアコとしてデュオ・アルバム「 …

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KEN EMERSON & ROBERT ARMSTRONG / KEN & BOB ESCAPE TO JAZZ ISLAND

ハワイアン・ギター、ウクレレ、スラック・キーを駆使して世界を周遊!本作のみ復刻作品ではなく2012年録音のオリジナル録音作品。ウクレレ、スティールギターほか、ハワイアン・ギター各種のヴァーチュオーゾ、ケン・エマーソンとロバート・クラム&チープ・スート・セレネイダーズのオリジナル・メンバーのロバート・アームストロングというふたりのベテラン・マルチ弦楽器奏者によ …

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SOL HOOPII / SOL HOOPII IN HOLLYWOOD, HIS FIRST RECORDINGS 1925

ワイアン・ギターの王様の最初期録音! ライス・レコードからリリースされている『ハワイアン・ギターの王様』(HSR-2177)でお馴染み。ハワイ音楽の全盛期、1920~30年代に最高のハワイアン・ギタリストと呼ばれたのがソル・ホオピイでした。ライス盤CD>『ハワイアン・ギターの王様』では1926年録音がもっとも古いものでしたが、ここでは Sunset および …

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