PAT WEBB / GUITAR

熟練奏者によるテクニカルなギター・アルバム ! ミズーリ州スプリングフィールド出身のギタリスト:パット・ウェッブ(1931-2013)。ピアノ奏者ブラインド・トミー・ハントとやC/Wグループ:ザ・ウェスタンアイルズなどのツアー・ステージでキャリアを積み、演奏者として円熟期を迎えていたた彼が、1977年にリリースした作品がこちらです。長年の間に培われた巧みな技 …

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DAVE A. JASEN / RIP-ROARING RAGTIME

ラグタイム・スペシャリストによる最高のライヴ録音作品  1977年6月、セントルイスで開催されていたラグタイム・フェスティヴァル中に録音されたライヴ・アルバム。〈ラグタイムの歩く百科事典(あるいは「座っている」とも)〉と称されたデイヴィッド・A・ジェイセンの豊富な知識とスーパー・テクニックが炸裂した一枚となっています。スコット・ジョプリン/ジェイムズ・スコッ …

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VIVA LA MUSICA ET PAPA WEMBA / LA NAISSANCE DE L’ORECHESTRE

ルンバ・ロック誕生の瞬間がここに! ルンバ・ロックというスタイルを作り出したコンゴの偉大な音楽家パパ・ウェンバ(1949-2016)。その彼が世界進出を図る直前だった70年代後半に、ヴィヴァ・ラ・ムジカ(77年結成)の名義で残した作品を集めた編集盤がこれ。すでにロック・ビート全開のドラムズをフィーチャーし、従来のルンバ・コンゴレーズとは異なる質感の音楽“ルン …

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DAVID LAIBMAN AND ERIC SCHOENBERG / THE NEW RAGTIME GUITAR

2台のギターで奏でるラグタイム・ミュージック!! 1960年代フォーク・リヴァイヴァル・ムーヴメントを牽引したことでも知られるデイヴ・ヴァン・ロンク。その彼が考案したスタイル〈2台のギターによるラグ・タイム・ギター演奏〉に則り、デヴィッド・レイブマンとエリック・ショーエンバーグという2人のギタリストが制作したデュオ・アルバムがこちらです。オリジナル・リリース …

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MALAVOI & RALPH THAMAR / LA CIGALE 2007

ラルフ・タマールが参加した2007年のパリ公演! マルチニークを代表するグループ“マラヴォワ”の歴代ヴォーカリストの中でもピカイチの存在だったのが、ラルフ・タマール。メンバーとしてはグループを1987年に一旦脱退、ソロとして活動していましたが、2007年10月21日にパリのラ・スィガルで行われたマラヴォワのライヴ(本作のこと)にゲスト参加し、黄金期のレパート …

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TONY KU / ORIGINAL HAWAIIAN STEEL GUITAR, acompanied by tomomi sugiura

民族音楽学者にしてギタリスト、トニー・クー(中国は上海生まれ、東京は一橋大学で学んだそうです。ヴィンテージ・ハワイアン・ギター&ウクレレの素晴らしいコレクションの持ち主としても有名ですよね)、そして、日本人ギタリストのトモミ・スギウラとのデュオによるハワイ伝統歌のギター・インスト・アルバム!本場のハワイのサウンドを踏襲しながらも、一味違うアジアンな哀愁漂うギ …

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VICTOR O / SUITE 101

現在進行形のマルチニーク音楽を聴かせる男性歌手!  これは実に心地よいサウンド! ヒップ・ホップ、レゲエ、ソウル、そしてマルチニークのルーツ・ミュージックをミックスし、アクースティックなサウンドで現在進行形のマルチニーク音楽を聴かせるヴィクトール・オー。2010年のデビュー作『カリビアン革命』は日本でもリリースされましたが、そんな彼のサード作となる2019年 …

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CANELA / A LO CANELA

ティンバレス奏者ソエ・フエンテスにより1989年に結成された、キューバの女性主体とするバンド、カネーラの30周年記念盤となる2019年作です。女性主体というのは、ベースのヒセルダと共にフエンテスきょうだいの一員であるバンドのサックス奏者で音楽監督を務めるヘススが男性だからですが、実質的女性グループということになるかと思います。キューバン・サルサ系をはじめ、ラ …

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HASSIBA AMROUCHE / LA REINE DE LA CHANSON KABYLE

1954年、アルジェのカスバ生まれのカビール系女性歌手、70年代末からショーで歌い、レコーディング・デビューは1982年(父親が人前で歌うことを許さず、デビューが遅くなりました)、既に20作のアルバム(カセット含め)をリリースしています。ヴァイタルかつ通り良い歌声で、ベルベル〜カビール歌謡の祝祭面を演じます。   1 Lwiza 4:59 2 Dounîth …

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CHERIF KHADDAM / EN SUO AVEC NOURA

1927年生まれのカビール系シャアビ歌手、40年代初め、仕事を求めアルジェへ、その後、フランスのサンドニへ、塗装工として働く傍ら、音楽に目覚めて夜はレッスンを受け始め、1956年にパテマルコーニと契約、初録音を残しています。1963年にアルジェリアへ帰国、ロマンチックなカビール・ソングで人気を得ました。本作は、アルジェで活躍した女声シャアビのスター 、ヌーラ …

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TAO RAVAO & VINCENT BUCHER / PIMENT BLUE

フランスとマダガスカルの両親の間に生まれた卓越した技術をほこるカボシー(マダガスカルの弦楽器)/ヴァリハ奏者であり、マダガスカル楽団「ニ・マラガシー・オーケストラ」も務めたタフ・ガイ、タオ・ラバオと、フランスのブルースハーピスト、ヴァンサン・ビュシェの2021年のデュオ作。1990年代前半からコンビを組んでから四半世紀以上を経ており、息の合った、というか、両 …

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ACORDEIRETA / LOITAR CANTANDO

スペイン北西部ガリシア地方の男女デュオ・ユニット、アコルデイレータによる2020年の初アルバム。パトリシア・ゴンサーレス・イグレシアスの女声とパンデイレータ(タンバリン)、アレハンドロ・バルブエナ・オヘアのアコーディオンという組み合わせは、バスクのトリキティシャと同様なフォーマットですが、自作曲やガリシアを代表する詩人ロサリア・デ・カストロ(1837-188 …

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