CHICO BUARQUE / NA ITALIA

    シコ・ブアルキがイタリア亡命中に残した、全編イタリア語による作品集~友人であるトッキーニョの協力で企画された本作は初期3 部作からの選曲が中心で、3 部作の番外編としても楽しめる好内容!オリジナルとはアレンジが異なる「ラ・バンダ」は特におすすめです。

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CHICO BUARQUE / VOL.3

  MPB ファン待望~シコ・ブアルキの1968年発表3作目で、のちにジョアン・ジルベルトのレパートリーにもなったジョビンとの共作「黒と白のポートレイト」、カエターノがカヴァーした「カロリーナ」等、名曲揃い/哀愁を帯びたメロディーに艶が増した歌声、初期の3部作の完成形といえる作品です!

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TULIPA RUIZ / EFEMERA

サンパウロ新世代ブラジル音楽/ポップ・フロレスタル=サンパウロ・アンダーグラウンド・シーンから女性シンガー、 トゥリッパ・ルイズ登場!TP4 のメンバー/ギタリスト=グスタヴォ・ルイズ(トゥリッパの兄)がプロデュース。隙間だらけのトレモロ・エレキギター・バンド、ローファイなシンセ音、マルシャのリズム、時にブラスも聞こえるバッキングに、ややキンキンしたヴォーカ …

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MONOBLOCO / 10

  結成10年目を記念してタイトルは“10”~大人数サンバ・バテリア炸裂のライヴ・アルバムです。やっぱりパーカッション・アンサンブルはライヴに限ります。ゲストはエルバ・ラマーリョ!

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DEA TRANCOSO / TUM TUM TUM

ミナス・ジェライス州北東部の山あいに生まれた女性歌手、デア・トランコーゾ07年のデビュー作を、ビスコイト・フィーノがディストリビュート~故郷の民謡につながるオリジナルをアコースティックかつシンプルなバックで歌い綴っています。リラックスした歌声を自然に聞かせるのが主眼だと思いますが、随所に人力音響派?的な工夫が凝らされています。例えばホーミーとか!

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K1 DE ULTIMATE / ISLAND CLUB

ワシウ近年の録音と思われますが…、酷い録音状態、リゾート気分を演出していると思われるトロピカルなサックス・プレイ付きリンガラ風の演奏も挿入されるバックにおいて、暴力的といってもイイようなヨルバ系コブシまわしを聞かせます。79分収録全1曲!しっかし、まあ、どいひ〜アルバムですなあ…、何のためにに制作されたのか(たぶん練習風景流出、バンドマンの小遣い …

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SOM TRES / SOM TRES SHOW

ソン・トレスのODEON 第1 作目となる1968年作。この後の ODEON での4 作の中では最もジャズ・サンバ色が強い作品~とはいえホーンやヴォーカルも各所に入り、選曲もバラエティー豊か。全編通してタイトルの通りShow の雰囲気が楽しめるグルーヴィーな作品です!クラブ・ジャズ好きにはおなじみ、多くのコンピに収められている人気曲「Jungle」も収録!

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I.K. DAIRO / TAXI DRIVER

60年代末?それとも70年代初め頃の録音でしょうか?ちょっと録音時期はわからないのですが、なかなかイイ音で全12曲3分前後の曲が軽快に並んでいます。プレ・ジュジュ的なエレキ・ギター&パーカッション群&男声コーラスに囲まれて、ちょっとひしゃげたような中高音ヴォイスが陽気です!表題タクシー・ドライバーはあのボビー・ベンソンとは関係ありませんが…。

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GENERAL PRINCE ADEKUNLE / IN THE UNITED KINGDOM

サー・シナ・ピーターズ&セグン・アデワレを擁したジュジュ・マスター、将軍かつ王子さまのアデクンレ!タイトル通りの英国録音とは思えませんが、少なくとも英国ツアーするぐらいにはビッグ・ネームだったわけです。こちらはややハイライフ風味のぬるま湯感覚横溢、なかなかノドカですねえ。イイ感じですよ。70年代前半の録音でしょうか?

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SHAXRIYOR / MANA SENGA O’SHA KAYF

ウズベクの古都サマルカンド在住のラッパーだそうです。日本に初めて入荷したに違いないサマルカンド産ヒップホップ、ウズベク語の音韻を活かしたラップということになると思いますが、やっぱりルバーブの弦が響いているところがスゴイ!この国の音楽にはヒップホップでさえ、ルバーブやタンブール、タールといった伝統的な弦楽器が欠かせないようですね!?ストリートでガキがチャリンコ …

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OYBEK VA NIGORA / SEN UCHUN

若い男女歌手の掛け合いデュオで、切ないドゥドゥーク風ダブルリード管の鳴るバラードから、4つ打ちダンス系、ウズベク調フレーム・ドラムをフィーチュアーしたハチロク・ビートなどなど、エレクトロな風合いでご当地の若い世代にアピールするだろう切ないラヴ・ソングっぽいトラックが並びます。youtube で聞ける新疆あたりのポップにも似ているような気がしますが、どのような …

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BOJALAR / BOYVACHCHA

ウズベクのレゲトン・ユニット?ボジャラール、俳優としても活躍中の人気男性デュオが、ハイブリッドな音楽性を聞かせます。アラブPOPでもレゲトンっぽいリズムを溶かし込んだジール調(ベリーダンス・ビート)が定着していますが、こちらはウズベク・ビートとレゲトンの融合を聞かせもするわけです。ポップな打ち込みビートの中にも、中央アジアらしい弦音が鳴り響き、どこか演歌調? …

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FERUZA JUMANIYOZOVA / SIZNIKI SANITATIM SIZNIKI KALBIM

00年代に入って歌いはじめた思われる、やはりホラズム出身だという女性歌手フェルーザ・ジュマニヨーゾヴァの08年作。2拍子もしくは3拍子の感覚を備えた緩急ハチロク系の打ち込み曲、あるいは、ゆったりとした伝統楽器アンサンブル、もしくは弦と打楽器のみの伴奏で朗々と歌う古典マコーム調の曲、加えて、カザフやモンゴル風の弦楽器ストロークが特徴的な民謡調の曲、また、昨今の …

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HULKAR ABDULLAEVA / ARMONYIG’LAR

フルカール・アブドゥラエーヴァ嬢、民謡の宝庫とされるホラズム州出身の若手女性歌手だそうです。ホラズムというところがどういうところかは知りませんが、古代からイラン系、アラブ系、モンゴル系、スラブ系とさまざまな支配層の変遷を経た肥沃なデルタ地帯ということで、ウズベキスタンの中でも古くからの混血文化が育まれている雰囲気は伝わります。このフルカール嬢、自然な伸び上が …

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向風三郎 / ポップ・フランセーズ名曲101徹底ガイド

1968年の五月革命から後、現在までの40年間にフランス音楽シーンを飾った101曲のヒット曲を、向風三郎流儀で語り綴ったポップ・フランセーズ紹介本!待望の1冊と言えます。単に音楽紹介と言うよりも、音楽の背景で変化するフランス社会の解読本としても秀逸、現地で音楽に関わりながら、永らく暮らした向風さんでしか書けない貴重な1冊です。で、とにかく、面白い、一気に読め …

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