カーヌーン、ウード、伝統歌を聴かせる女性トリオ! タクシーム・トリオやサミダなど、このところトルコからは伝統/古典音楽に根ざした音楽を演奏する若手トリオがよく紹介されますが、今度はカーヌーン、ウードといったトルコの古楽器を演奏して様々な伝統歌を聴かせるという女性トリオが登場しました。メンバーはいずれも20代と思われる女性(名前からするとギリシャ人?)というだ …
続きを読むカーヌーン、ウード、伝統歌を聴かせる女性トリオ! タクシーム・トリオやサミダなど、このところトルコからは伝統/古典音楽に根ざした音楽を演奏する若手トリオがよく紹介されますが、今度はカーヌーン、ウードといったトルコの古楽器を演奏して様々な伝統歌を聴かせるという女性トリオが登場しました。メンバーはいずれも20代と思われる女性(名前からするとギリシャ人?)というだ …
続きを読む改めて、オススメします。アイチャ・ミラチはドイツに生まれ、ジャズ歌手としてのレッスンを受けた若手ということです。その母は黒海沿岸のラズ人、父はトルコでは著名な詩人とのこと。ジャズ・マナーのバックに乗せ、透明な歌い口でララバイのようなラズの旋律を、静謐な雰囲気で聞かせてくれます! 黒海沿岸の少数民族ラズ人の伝統音楽をジャズで! 最近トルコでも人気を博しているエ …
続きを読むアルメニア系少数民族ヘムシン人の歌! トルコ東部の黒海沿岸付近に暮らすヘムシン人の歌を取り上げたという珍しい作品がこちら。ヘムシン人はトルコ国内に暮らすアルメニア系のマイノリティたちで、キリスト教(アルメニア教会)ではなく、その多くはイスラム教を信仰しているのだそうです。ここではギターやケメンチェ、ドゥドゥック、ストリングスのほか、ヘムシン人の間に伝わる伝統 …
続きを読む少年時代に残したピュアなハルク! 何故かFacebookに日本語ページを持つトルコのハルク系男性歌手フェルハト・トゥンチ。1964年生まれで70年代よりプロとして活動をスタートさせた彼がまだ14歳だった1978年から1985年までに残したハルクを集めた作品がこちら。伴奏はバーラマが中心で、簡単なパーカッションが入っている程度。少年時代らしい清ら …
続きを読む1991 Recordings 70年代から活躍するトルコ人変態パーカッショニスト、オカイ・テミズの1991年作。 1 Fis Fis 4:10 2 Agri Dagi 5:17 3 Orient 5:09 4 Bom Bili Bili 2:36 5 Zeybek 3:34 6 Hicaz Dolap 3:56 7 Komsu 4:23 8 Rast 3: …
続きを読む久しぶりに本格的なトルコ古典音楽の新作が KALAN からリリースされました!古典声楽を見事なコブシまわしで優雅に聴かせるトルコの女性歌手(にして音大准教授)、2010年には来日(岡山、串本)もあったというセルダ・テュルケル・オテルがここで取り組んでいるのは、オスマン帝国時代に活躍した作曲家、ハマミザーデ・イスマイル・デデ・エフェンディ(1778-1846) …
続きを読むターキッシュ・アンダーグラウンド・シーンを20年以上牽引してきたグループの2019年最新作が登場! 『サイケベリーダンス・ミュージック』の世界的ヒットで日本でも知られるようになったトルコのオルタナティヴ・ジャム・バンドのババズーラ。2013年の『34 イスタンブル・ガレージ地区より』以来5年ぶりとなるスタジオ録音作が遂に発表された。本作から創始メンバーのレヴ …
続きを読むここ数年のこと、70年代半ばに旧ユーゴで封切られたインド映画のユーゴ版吹き替え主題歌として世に出て以降、さまざままなかたちで歌われて来た”Ramo Ramo”という曲が気になってしまい、いろいろ探し回っているうちに巡り合ったCDの一つがこちら。 トルコに住まうマケドニア系移民(帰還移民)を両親とする、イズミール育ちの女性歌手、ハッヴァ …
続きを読むオスマン帝国時代の最後を飾る天才弦楽器奏者、タンブーリー・ジェミル・ベイ(1873-1916)は、本来は声楽が基本であるトルコ古典のもっとも粋な部分を、タンブールやケマンチェ、チェロといった弦楽器で表現しました。そんな大家のSP音源を手本に、オスマン古典に特化した活動を続ける二人のサズ奏者がタンブーリー・ジェミル・ベイを再現しようとした野心作。曲により、パー …
続きを読む再入荷するたびにすぐ売り切れてしまい、なるほど、ジックリ聴いてみれば、ハルクとしても実に上品、なかなかイイ作品ですねえ。おそらくグルジア系?でしょうね、改めて、オススメします! 黒海沿岸のフォーク・ソングを歌う女性歌手! 主に黒海沿岸のハルクをレパートリに歌う女性歌手メルヴェ・ヤヴズの新作。1986年に黒海沿岸の都市トラブゾンで生まれた彼女は当初グループで活 …
続きを読む黒海沿岸音楽を聴かせるイケメン・トリオ! ヴォーカルのほか、ケメンチェ(トルコのヴァイオリン)やカヴァル(西アジア全域で使われる笛)の演奏家を含む男性トリオがこちらのアラマトラ。黒海沿岸の出身で、グループ名は黒海の言葉で“漁船”を意味するのだそうです。そんな漁船のごとく、世界の船着き場に黒海の歌を届けることを目的としているとのこと。現代的なアレンジが主体です …
続きを読むピアノ・トリオにケメンチェが加わり、アナトリア音楽を聴かせる! ジャズ・ピアニストのバトゥライ・ヤルクン率いるジャズ・トリオに、キュートな女性ケメンチェ(トルコ式ヴァイオリン)奏者ナーメ・ヤルクンが加わったプロジェクト。ちなみにバトゥライとナーメは兄妹とのことで、デュオでも活動しているそうです。ここではアナトリアの曲(古典やフォーク・ソング)を、ケメンチェが …
続きを読む多彩なサウンドを聴かせる作品! クルド系と思われるやや伝統色の強い女性歌手。バーラマやウードがフィーチャーされているほか、アゼルバイジャンの笛バラバンやギリシャの弦楽器ブズーキといった楽器も加わり、西アジア〜バルカンのテイストが感じらます。さらに冒頭曲はラテン・パーカッションやブラス・セクションがフィーチャーされるなど、どこかラテン風味も加味さ …
続きを読むネイを中心としたエスニック・ジャズ!?トルコの古典音楽で使われる葦笛ネイの女性演奏家ブルジュ・カラダーがリーダーを務めているジャズ・アルバム。アンサンブルの基本はピアノ・トリオで、そこにアゼルバイジャンの笛バラバンを加えた4人編成に、ブルジュのネイがリードやアドリヴをとるといった内容。ブルジュは決して難解なプレイはしませんが、コブシ回しのような味わい深いフレ …
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