MANNARINO / AL MONTE

ローマ1979年生まれ、22歳で音楽活動をスタート、シアトリカルな音楽パフォーマンスを続けて来たそうですが、30歳でCDデビュー、ノスタルジックかつ演劇的な歌世界を繰り広げるシンガー・ソングライターのフォースアルバム、2014年作となります。その嗄れたボソボソと囁くような歌い口、結構オーソドックスというか、酔いどれ詩人の類型というか…、そんな歌い …

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SOM DO GALPOM / GALINHA DE TROIA

  ガリシアの4人組、ソン・ド・ガルポンのアルバム。マカコ風のスパニッシュな塩辛ボーカルのラップ、印象的なジプシー・ バイオリンが全面的にフィーチャーされたユニークなミクスチャー・ヒップホップ。もちろんバルセロナやバスク勢とも共振してくるであろう今後も期待のグループ。  

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NOVALIMA / KARIMBA

2001年結成の4人組、アフロ・ペルーとラテン・パーカッションのビートにエレクトロニカ、ダブの要素を加えたクール なプロジェクトの2011年作。リミックス盤を除くと4枚目のオリジナル作となります。ペルーのリマ、バルセロナ、ホンコン、ロンドンそれぞれで活動していたペルー人 が集まって結成されていますので、それぞれの音楽(生活)環境が自然にサウンドに反映されてい …

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WATCHA CLAN / DIASPORA HI-FI

フランスのマルセイユを拠点に活動するオクシタニア+汎地中海サウンドを標榜するバンドの08年作/独ピラーニャに移籍作です!紅一点女性歌 手&ラッパーをフロントに、レゲエをベースとして、エレクトロかつオクシタニアらしい感覚を打ち出しながら、今作では、ベルベルやセファルディーやアガ ディール(東欧系ユダヤ音楽)など、今昔の様々なディアスポラ・ミュージックを歌い上げ …

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MAURESCA / RIOTA

ムッスーTのタトゥーが弟分のように可愛がっているというモンペリエのオクシタン・レゲエバンド、モーレスカの5枚めのアルバムです(南仏モンペリエはマルセイユとトゥールーズを直線で結んだら、ちょうどその真ん中あたりにある海沿いの街)。「リオタ」とは英語の riot と同じ、つまり暴動(スライ!)。強烈に戦闘的なメッセージ、レゲエ / ラガ / ノワール・デジール風 …

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ORCHESTRE NATIONAL DE BARBES / ALIK

9年ぶりの新作となった08年作でした。ストーンズ のカヴァーやマグレブのスカコア?伝統シャンソン風、あるいはリンガラ音楽のマグレブ化?サイケデリック・グナーワ?ロックンロール・ライなどなど、多彩なアルバムに仕上がっています。ちょっとアイデア詰め込み過ぎ?惜しむらくは、もし、2枚組あたりで、ゆったりとした構成の中にこの多彩さが展開されていたなら、名作になってい …

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ENSEMBLE BADILA / QALANDAR EXPRESS, Chants d’amour des cavaliers mystiques

フランスの民俗音楽専門レーベルから、エスニックでユニークな作品が登場した。  アンサンブル・バディーラは1人のダンサーと、東洋と西洋の音楽家5人が混在したグループ。エスニック音楽研究家でパーカッショニストのバスチアン・ラガッタが中心となって結成され、西アジア~北アフリカまでをも網羅する幅広い音楽性を持つ。本作はパキスタンで巡礼者たちを乗せて走るという列車をモ …

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ZULU 9.30 / TIEMPO AL TIEMPO

スカ、レゲエ、サルサ、サンバ、ルンバ・カタラーナ、ヒップ・ホップ、キューバンまでミクスチャーするバルセロナの雄、スルー・9.30の11年作~カル リーニョス・ブラウンやマカコ、スーコ103らの前座としても活躍したバンドです。一時はメンバーが10人前後に膨らんだようですが、現在は5人編成で ボーカル、ギター、ベース、パーカッションにサックス。とはいえシンプルな …

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WINSTON WcANUFF & FIXI / A NEW DAY

ジャマイカのヴェテラン・ルーツ・レゲエ・シンガー、ウィンストン・マカナフ と、パリのアコーディオン奏者フィクシーが作り出す、レゲエ、ソウル、アフロ ビート、ミュゼット…ナチュラルでアーシーなグローバル・サウンド! FRANCE ワールド・ミュージック・チャート第一位!!ジャマイカのヴェテラン・ルーツ・レゲエ・シンガー、ウィンストン・マカナフ とパ …

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RUPA & THE APRIL FISHES / ESTE MUNDO

☆ルパ&ジ・エイプリール・フィッシズ/エステ・ムンド ファースト・アルバム『エクストラオーディナリー・レンディション』がワールド・ミュージックの枠を超えてヒットしたルパ&ジ・エイプリール・フィッシズ。欧米のメディアではロス・ロボスやマヌ・チャオなどとも比較される存在だ。フロントに立つルパは医師と音楽家を兼業する才女。さらにインド系アメリカ人である彼女は幼少の …

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V.A. / KHMER JAZZ FUSION

カンボジアの伝統楽器マスター達と、その若きサンフランシスコ白人の弟子達がともに織りなすカンボジアン・インストゥルメンタル~時にジャジーに、時にアンビエントに、時にオルタナティヴな感覚で、カンボジアの旋律とリズムを、異邦の耳にも聞きやすいかたちで演じています。アジアン・テイストのBGMとしては一級かも知れませんね。この若き白人カンボジアン・ミュージシャン達~次 …

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THE IDAN RAICHEL PROJECT

イスラエルのキーボード奏者/コンポーザー/アレンジャーのイダン・レイチェル~2002年の初ソロ・デビュー作&2005年のセカンドから、選りすぐりのトラック12曲が収められたUSデビューCD〜イスラエルやイエメン、エチオピア、アラビック、そして地中海的な様々な音楽的要素~一曲ごとに入れ替わる多数の男女ヴォーカル/そしてラッ プ/様々なヴォイス/各種民俗楽器群/ …

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THE IDAN RAICHEL PROJECT / WITHIN MY WALLS

イスラエル音楽の今を担う奇才イダン・レイチェルが、前作『ジ・イダン・レイチェル・プロジェクト』以来3年ぶりとなるインタナショナル作を発表してくれ ました。コンポーザー/キーボーディスト/プロデューサーとして活躍するイダンはこれまでイスラエルの枠にとらわれないポップ・ミュージックをこのプロ ジェクトで目指してきましたが、今回はこれまで以上にワールドワイドに触手 …

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MANU CHAO / CLANDESTINIO

“FEEL CLOSE TO MANU CHAO” その行動力、その影響力。世界中を、ギター片手に旅するレベル・ロッカー。彼が生み出すビートと言葉は、文化や国境を越えて拡がっていく。 差別、偏見、市場主義、拝金主義、グローバリゼーションが席巻する今の世界に、”音楽”という武器で抗う一人のミュージシャン、マヌ・チ …

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