1996年の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 』は、実は即席プロジェクトだったそうで、本来はライ・クーダーのプロデュースの下、キューバとマリの音楽家たちが共演する予定だったのに、マリ勢がキューバに来られなくなってしまい、代わりに作られたのがあのブエナ・ビスタだった、ということです。で、ワールド・サーキットのニック・ゴールドはそんなオリジナルの企画をどうして …
続きを読む1996年の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 』は、実は即席プロジェクトだったそうで、本来はライ・クーダーのプロデュースの下、キューバとマリの音楽家たちが共演する予定だったのに、マリ勢がキューバに来られなくなってしまい、代わりに作られたのがあのブエナ・ビスタだった、ということです。で、ワールド・サーキットのニック・ゴールドはそんなオリジナルの企画をどうして …
続きを読む94年に発売が予定されながらも、中止となったアルバム『ソジィ』。長い沈黙を破り、世界に先駆けて、今、日本に登場。70〜80年代のフランスを象徴するゲンズブール、イジュラン、フェレら左翼系アーティストの名曲をサリフは堂々と歌いあげている。サリフ自ら名付けたアルバム・タイトル『ソジィ』とは仏語で「うりふたつ」という意味。黒人でありながら白人に見られるアルビノのサ …
続きを読むロキア・トラオレの2000年リリース / セカンド・アルバムも再発されました!>ファーストはギターとンゴニのみの旋律楽器で演じられていましたが、このセカンドではバラフォン、コラも交え、また、コーラスにおいてもザップ・ママ風のポリフォニーを強調、より手の込んだ作りとなっていました。また、ファーストでは比較的スローな曲が多く並んでいましたが、曲調に緩急変化がつい …
続きを読む久々、新品で入荷しました。 ロキア・トラオレ23歳の時、1997年リリースのファースト、マリのマンディングPOPの世界にとどまらず、アフリカ・ポピュラー音楽史においてさえ、一つのエポックだったんじゃないでしょうか。やっぱり、名作でしょうね、そのみずみずしさ、そのやさしさ繊細さ、そしてアフリカ女性としてのプライドというものを、マンデの伝統によりそいながら歌い綴 …
続きを読むマヌ・チャオ/プロデュースで大きな話題を呼んでいるマリの盲目夫婦デュオ新作です。このところトレード・マークだった~ゴリゴリのブルース・ロック風マンディング・ギター・サウンドは後退していますが、マヌ・チャオらしい多彩な曲想の中にあっても、アマドゥ&マリアムのヴォーカル&ギター、なかなかイイじゃないですか…。芯の通ったアマドゥのヴォーカルも、繊細で優 …
続きを読むティケン・ジャー・ファコリー、キザイア・ジョーンズ参加!で、冒頭のパフュームばりのテクノ・マンディング・デュオにビックリ、が、2曲目からはエレクトロ&POPなサウンドをまぶしつつも、いつものアマドゥ&マリアムが顔を出します。ご安心あれ、少しばかりのオーヴァー・プロデュースはものともしない存在感!?を感じさせます。ギター&デュオ・ヴォーカル、マリの盲目夫婦デュ …
続きを読む“サブー” とはバンバラ語で原因理由を示す接続詞だそうですが、日本語で言えば “だから” みたいなものでしょうか?ワスルの狩猟集団の血を引き、母親が伝統音楽歌手というアブー・ディアラが率いるカマレンゴニを中心とした10人からなる完全生音アンサンブル&女性コーラス・アルバム、こちらが欧州盤セカンドとなるそうです。いかにもバンバラらしい、その気張らないハイトーン …
続きを読む2008年新作です!マリはワスル地方出身の元バス運転手&カマレ・ンゴニ弾き語り男性歌手SSW=テクノ・イッサことイッサ・バガヨゴの新作です。またまたオーヴァー・プロデュース気味かなと予想したら、そうでもありませんね。曲によって多々少々のエフェクト、オーヴァーダヴィングは見受けられますが、基本的にはイッサのヴォイスとンゴニをフィーチュアー、女声&パーカッション …
続きを読む★ティナリウェン/ ザ・レイディオ・ティスダス・セッションズ 話題の砂漠のブルース、ティナリウェンのファースト・アルバム。アフリカに横たわる広大なサハラ砂漠を旅する遊牧民たちの音楽を現代化したサウンドで音楽シーンに登場したティナリウェン。そんな彼らがジャスティン・アダムスのプロデュースのもと、2000年に地元のラジオ局のスタジオを借りて録音したアルバムです。 …
続きを読むマリのワスル地方を代表するヴェテラン女性歌手=クンバ・シディベの80年代録音複刻CDです。男勝りのドスの効いたヴォーカルが、まずスゴイんですが、カマレ・ンゴニの名人ママドゥ・シディベ率いるバック・バンド、スーパー・マンサの湿りを帯びた土臭いファンキー・サウンドにも注目!いや~、マリ音楽ファンならば必携の名盤ですよ。
続きを読む西アフリカの弦楽器=ンゴニの名手ということで、トゥマニ・ジャバテやアリ・ファルカ・トゥーレのバックを務めたキャリアの持ち主。この自己名義でのデビュー作となる本CD、曲によってはバラフォンやボロン、ソクといった民俗楽器、あるいはエレキ・ギター等が加わるものの、基本的は高低のンゴニ4者によるシンプルなアンサンブルを聞かせます。~どこか、ひっかかりのある吶々とした …
続きを読むマリ南西部ワスル地方の伝統を受け継ぐ偉大な女性歌手ウム・サンガレは、泥臭く庶民的な匂いを持ったワスル音楽の歌手として5歳より活動を開始/90年にはマリで空前の大ヒットを記録し、その後UKワールド・サーキット社に認められ世界デビューを果たしました。本作は世界向けのスタジオ録音作としては13年ぶりとなる、まさに満を持して発表された09年最新作~トニー・アレン、バ …
続きを読むマリのワスル系異色アーティスト=待望のセカンドCD~国内盤です。人力的なテクノ・テイストが独特だったファーストの路線を、シックス・ディグリ-ズ ・レーベル制作ならではのフォローで、グレード・アップ!人力的風味は残しつつも、ビートの強調とテクノ音楽消化が推進されました。モロッコのグナワ・ビートを、よりクールにした感じの演奏がハッキリ言って最高ですね!ジョン・リ …
続きを読むマリ/ワスルBLUESの人気男性、カマレ・ンゴニ弾き語りのイサ・バガヨゴ~サード・アルバムがです!前作の打ち込み・エレクトロ路線を踏襲しながらも、よりアコースティックな風合いを前面に、アーシーなワスル・ブルースを深化させています。しかし、乾いてますねえ、デザート・ブルースならぬサバンナ・ブルース?西アフリカ・ファンはもちろん必聴です!
続きを読むSPECIAL PRICE で再リリースです!マリには多彩な音楽が存在する。中でもマリ南部のワスル地方の音楽は、そのループするリズムとメロディが、フランスのクラブ・シーンでも注目され始めている。艶やかなコブシを持つサリの声に、ワスル音楽の源、民族弦楽器カマレ・ンゴニのループするリズムが、クールなグルーヴを生み出す。ラストには5年早かったと言われ …
続きを読む