どういう風の吹きまわしでしょうか、(ニック・ゴールドの意向でしょうか)マリアン・ブルース弾き語りの大ヴェテラン=アリ・ファルカ・トゥーレの新作は、同じくマリ出身/欧米における活躍で有名なコラの名手=トゥマニ・ジャバテとのコラボレーション、ゆったりとリラックスしたギター&コラの弦の交わりを、インスト中心で繰り広げてくれます。いやー、いつもよりイイじゃないですか …
続きを読むどういう風の吹きまわしでしょうか、(ニック・ゴールドの意向でしょうか)マリアン・ブルース弾き語りの大ヴェテラン=アリ・ファルカ・トゥーレの新作は、同じくマリ出身/欧米における活躍で有名なコラの名手=トゥマニ・ジャバテとのコラボレーション、ゆったりとリラックスしたギター&コラの弦の交わりを、インスト中心で繰り広げてくれます。いやー、いつもよりイイじゃないですか …
続きを読む西アフリカを代表する伝統楽器コラの名手、トゥマニ・ジャバテの新作です。トゥマニはマリの首都バマコの生まれ。早くも20代の頃から欧米のミュージシャンたちと交わり、幅広い分野で活躍して来た国際派です。が、06年には地元バマコで長らく率いてきたライヴ・バンド=シンメトリック・オーケストラをバックに、彼が故郷バマコで繰り広げて来た音楽活動の充実を伝える、素晴らしいア …
続きを読む大物プロデューサー/イブラヒム・シラーの音源で巡る黄金期アフリカンPOPコンピレーション~第3弾はマリです!1960~70年代のTめいえんを中心に、マリ/マンディング音楽の真髄を探ります。難と言っても1890年生まれの盲目のグリオ=バズマナ・シソッコ1966年録音初CD化が嬉しいわけですが、ほか、ファンタ・ダンバ、バトロウ・セクー・クヤーテ、オルケストル・レ …
続きを読むマリのヴェテラン女性歌手、バコ・ダグノンのセカンドです。前ファースト・ソロから2年、マンデカルーへの参加を経て、イブラヒム・シラーの新レーベルからリリースされた本作ですが、エレキ・ギターのママ・シッソコを中心に置き、カマレ・ンゴニや1弦フィドルのソクなどによる民俗的な弦&打楽器アンサンブルを配し、そして、よく計算され、適度に生音アンサンブルにスパイスを振るプ …
続きを読む1996年の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 』は、実は即席プロジェクトだったそうで、本来はライ・クーダーのプロデュースの下、キューバとマリの音楽家たちが共演する予定だったのに、マリ勢がキューバに来られなくなってしまい、代わりに作られたのがあのブエナ・ビスタだった、ということです。で、ワールド・サーキットのニック・ゴールドはそんなオリジナルの企画をどうして …
続きを読む94年に発売が予定されながらも、中止となったアルバム『ソジィ』。長い沈黙を破り、世界に先駆けて、今、日本に登場。70〜80年代のフランスを象徴するゲンズブール、イジュラン、フェレら左翼系アーティストの名曲をサリフは堂々と歌いあげている。サリフ自ら名付けたアルバム・タイトル『ソジィ』とは仏語で「うりふたつ」という意味。黒人でありながら白人に見られるアルビノのサ …
続きを読むロキア・トラオレの2000年リリース / セカンド・アルバム再発されました!>ファーストはギターとンゴニのみで演じられていましたが、このセカンドではバラフォン、コラも交え、また、コーラスにおいてもザップ・ママ風のポリフォニーを強調、より手の込んだ作りとなっていました。また、ファーストでは比較的スローな曲が多く並んでいましたが、曲調に緩急変化がついているところ …
続きを読むロキア・トラオレ23歳の時、1997年リリースのファースト、マリのマンディングPOPの世界にとどまらず、アフリカ・ポピュラー音楽史においてさえ、一つのエポックだったんじゃないでしょうか。やっぱり、名作でしょうね、そのみずみずしさ、そのやさしさ繊細さ、そしてアフリカ女性としてのプライドというものを、マンデの伝統によりそいながら歌い綴ります。が、単に伝統や共同体 …
続きを読むマヌ・チャオ/プロデュースで大きな話題を呼んでいるマリの盲目夫婦デュオ新作です。このところトレード・マークだった~ゴリゴリのブルース・ロック風マンディング・ギター・サウンドは後退していますが、マヌ・チャオらしい多彩な曲想の中にあっても、アマドゥ&マリアムのヴォーカル&ギター、なかなかイイじゃないですか…。芯の通ったアマドゥのヴォーカルも、繊細で優 …
続きを読むティケン・ジャー・ファコリー、キザイア・ジョーンズ参加!で、冒頭のパフュームばりのテクノ・マンディング・デュオにビックリ、が、2曲目からはエレクトロ&POPなサウンドをまぶしつつも、いつものアマドゥ&マリアムが顔を出します。ご安心あれ、少しばかりのオーヴァー・プロデュースはものともしない存在感!?を感じさせます。ギター&デュオ・ヴォーカル、マリの盲目夫婦デュ …
続きを読む“サブー” とはバンバラ語で原因理由を示す接続詞だそうですが、日本語で言えば “だから” みたいなものでしょうか?ワスルの狩猟集団の血を引き、母親が伝統音楽歌手というアブー・ディアラが率いるカマレンゴニを中心とした10人からなる完全生音アンサンブル&女性コーラス・アルバム、こちらが欧州盤セカンドとなるそうです。いかにもバンバラらしい、その気張らないハイトーン …
続きを読む2008年新作です!マリはワスル地方出身の元バス運転手&カマレ・ンゴニ弾き語り男性歌手SSW=テクノ・イッサことイッサ・バガヨゴの新作です。またまたオーヴァー・プロデュース気味かなと予想したら、そうでもありませんね。曲によって多々少々のエフェクト、オーヴァーダヴィングは見受けられますが、基本的にはイッサのヴォイスとンゴニをフィーチュアー、女声&パーカッション …
続きを読む★ティナリウェン/ ザ・レイディオ・ティスダス・セッションズ 話題の砂漠のブルース、ティナリウェンのファースト・アルバム。アフリカに横たわる広大なサハラ砂漠を旅する遊牧民たちの音楽を現代化したサウンドで音楽シーンに登場したティナリウェン。そんな彼らがジャスティン・アダムスのプロデュースのもと、2000年に地元のラジオ局のスタジオを借りて録音したアルバムです。 …
続きを読むマリのワスル地方を代表するヴェテラン女性歌手=クンバ・シディベの80年代録音複刻CDです。男勝りのドスの効いたヴォーカルが、まずスゴイんですが、カマレ・ンゴニの名人ママドゥ・シディベ率いるバック・バンド、スーパー・マンサの湿りを帯びた土臭いファンキー・サウンドにも注目!いや~、マリ音楽ファンならば必携の名盤ですよ。
続きを読む西アフリカの弦楽器=ンゴニの名手ということで、トゥマニ・ジャバテやアリ・ファルカ・トゥーレのバックを務めたキャリアの持ち主。この自己名義でのデビュー作となる本CD、曲によってはバラフォンやボロン、ソクといった民俗楽器、あるいはエレキ・ギター等が加わるものの、基本的は高低のンゴニ4者によるシンプルなアンサンブルを聞かせます。~どこか、ひっかかりのある吶々とした …
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