アラブ圏、イスラエル、トルコ、イラン、マグレブ諸国、
コーカサス諸国などの音楽が並んでいます。

HADISE / TAVSIYE

  トルコのセクシーアイドルNo.1 ハディセの2014年新作。いつものようにジャケは化粧が濃すぎてジェニファー・ロペスと区別が付かなくなってきてますが、音はいつも通りのトルコ語ポップ。ダブステップやEDMにアレンジされてはいても、熱い情念とメロディーで期待に応えています。ロマ風、アンカラル風のメロディーが多いのもいいですね。

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ATA DEMIRER / ALATURKA

一応、念のために言っておくと、タイトルに “ALATURKA” とありますが、今話題の>こちら “アラトゥルカ・レコーズ” とはまったく関係ありません。 アタ・デミレルは1971年生まれ、イスタンブールへ出て、最初はナイトクラブのピアノ弾きなどしながら音楽学校へ通っていたようですが、たぶん、ジョン・ベルーシあたりの影響でしょう(あてず …

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ZARA / V TEMNYKH GLAZAKH TVOIKH

クルド系アルメニア人である美貌の歌手、女優のザラは1995年にデビュー、早々に賞レースの常連となり天才少女として知られました。彼女の個性は出自を反映させたオリエンタルな風合いの強い楽曲と歌唱で、過去にはイスラエルのオフラ・ハザをカヴァーしていたりします。本作は2013年の2枚組最新作を1枚ディスクにダイジェストした編集盤。重々しく壮大なオーケストラに乗せて歌 …

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NANCY AJIRAM / THE BEST OF

いまやアラビアン・ポップス〈シャバービー〉のシーンの中心的存在として広く知られるようになったレバノンの女性歌手ナンシー・アジュラム。1998年にデビューを果たした彼女が一躍人気者になったのが、03年にリリースされた『ヤ・サラーム』という作品だった。そんな『ヤ・サラーム』から07年暮れに発表された『ライヴ』までの5枚のアルバムに収録されていた名曲/ヒット15曲 …

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MOHAMMED FOUAD / WALA NUS KELMA

なんと4年ぶり!カイロのスター、アル・ジールの創始者!?ヴェテラン/モハメッド・フーアドの新作です。往時の頃のようなイケイケの打ち込みサウンドは姿を消し、華麗なオーケストレーションをバックにダンディな歌声を楽しませてくれる新作です。ま、年相応ということでしょうね、見た目にも貫禄が漂っています。

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MAHWASH / GHAZALS AFGHANS

★マフワーシュ / アフガーンのガザル アフガニスタンを代表する女性歌手マフワーシュの07年作。仏アコール・クロワゼより。ペルシャ起源の恋愛歌謡ガザルのアフガン版を収録。いきなりシタールやタブラ、バーンスリーから始まるので、これってインドのガザルじゃ? と思う方も多いでしょうが、実はカブールのガザルはインド古典音楽からの影響を直接的に受けた歴史を持つようです …

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BRENNA MAC CRIMMON / KULAK MISAFIRI, Events Small Chembers

ターキッシュ・ジプシー・クラリネット奏者、セリム・セスレルの音楽的パートナーにして、トルコのアシッド&フォークロア・ユニット?=ババズーラの紅一点、そしてまた、バルカン&ギリシャ/オスマン起源トラッド音楽ユニット=アイデモリの女性歌手でもある~ブレンナ・マクリモンが、その生まれ故郷カナダのレーベルで制作したトルコ/バルカン/地中海系ミクスチュアー・アルバム0 …

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AYDE MORI (Muammer Ketencoglu, Brenna MacCrimmon, Sumru Agiryuruyen, Cevdet Erek )

トルコKalan制作人気CD~ “アイデ・モリ” の01年作です。このユニット、実はミュージック・ラフ・ガイドの “バルカン” 編にも収められ、既に欧州では評価されているみたいですが、なるほど面白い。もともとギリシャ音楽に傾倒していたイズミール出身のアコーディオン奏者が、ババズーラの女性ヴォーカル、ブレンナ・マクリモン含む二人の女性歌手、そしてパーカッショニ …

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ZAHAR

モロッカン・グナワの革命児、ハッサン・ハクムーンが北米移住後 (1987〜)、実弟サイードとともに率いたライヴ・アクト・ユニットがこのザハールでした。1991年リリースの出世作、打楽器奏者アダム・ルドルフやトランペッターのドン・チェリーを招いて録音された “ギフト・オヴ・グナワ”が渡米後最初のアルバムとなっていますが、次作となった92年本作で組ま …

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V.A. / GIRIZGAH, Alaturka Records

とうとうここまで来たか…という感じですね。トルコの古典歌謡再興気運も極まりはじめた感じがしますよ。これまでは、主に20世紀半ばのオスマン古典音楽の大衆歌謡化完成期の声楽系ナンバー(ゼキ・ミュレン曲ほか)を歌い綴る一連の女性歌手アルバムがブームの中心でしたが、こちらはもうひと超え、前世紀初めのグラモフォン(ドイツ Grammophone 社〜転じて …

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