どちらかと言えば、流れるような歌い口で、柔和な表情のファドを歌って来た彼女ですが、この2010年作では一皮むけた感じ?ファドらしいクセのある発声が、コブシ使いのメリハリを強調し、存在感のある歌声を聞かせてくれます。フォルクローレ風味漂うバックもOK!ファドのルーツに迫ろうというアルバムかも??
続きを読むどちらかと言えば、流れるような歌い口で、柔和な表情のファドを歌って来た彼女ですが、この2010年作では一皮むけた感じ?ファドらしいクセのある発声が、コブシ使いのメリハリを強調し、存在感のある歌声を聞かせてくれます。フォルクローレ風味漂うバックもOK!ファドのルーツに迫ろうというアルバムかも??
続きを読むバルカンの才人~ゴラン・ブレコヴィッチ02年作は、バルカン/ジプシー/地中海の“結婚式&葬式音楽”に材を求めた野心作でした!もちろんブラス・バンドがらみ~変拍子がらみのバルカン色濃厚な曲ばかり…、多彩な女性歌手をゲストに、ブレコヴィッチならではのアレンジが光ってます。でも当時としては、こんなにディープでイイのか?と頭をひねったものです̷ …
続きを読む1995年カンヌ映画祭パルムドールを受賞したクストリッツァ監督の傑作映画「アンダーグラウンド」のサントラ盤が久々に入荷しました。音楽はゴラン・ブレゴヴィッチ。後にファンファーレ・チョカリーアによってカヴァーされた「カラシニコフ」や「メセチーナ」などバルカン・ジプシーの名曲をたっぷり収録。今につながるジプシー~バルカン音楽ブームの先鞭となった作品です。まだ聴い …
続きを読むセルビアを代表するプロデューサー、ゴラン・ブレゴヴィッチ09年作、お題が「アルコール」と来たら悪いはずない!自前の楽団ウェディング&フューネラル・オルケスターを引き連れ、バルカンの冠婚葬祭パーティーを彩る伝承曲/新曲をたっぷり収録。楽しい曲にも涙、悲しい曲にも笑顔が透けて聞こえる、まさにアルコールのような名曲が続きます。シャンテルが共作した一曲のみ打ち込みの …
続きを読む東欧のPOPシーンにもっと影響を与えた男として知られるのが、サラエヴォ生まれの作曲家/ギタリスト/歌手のゴラン・ブレゴヴィッチ~70年代はロックバンド“ビエロ・ドゥグメ”で活躍、80年代の終わりから映画音楽の作曲家として名を馳せるようになり、さらに90年代半ば以降は自身のオーケストラを従え、世界の様々なアーティストらとのコラボレイションなども楽しませてくれま …
続きを読む南仏トゥールーズが生んだ歌手/詩人、クロード・ヌーガロ(1929-2004)の最初期録音と、作詞家ヌーガロの詞を歌った歌手たちの録音を集めた2CDの登場です。 クロード・ヌーガロが1959年ミシャル・ルグランをバックに歌った9曲からスタートする本アルバム〜デビュー・アルバムをそのまま収録!ほか、ヌーガロをカヴァーした Paul Peri, Philippe …
続きを読むフィンランドの人気女性歌手オムニバスで、お洒落なジャケット by マリネッコのデザイナーということで、制作は北欧のデパートメント・チェーン、ストックマンだそうです。~ジャズ/フォーク/トラッド/ボサ、ロック等、様々なジャンルを代表するような若手からヴェテランが各2曲づつ歌い綴っています。フィニッシュ・フィメールPOPの好サンプルと言えるでしょうね! 1 Jo …
続きを読む★ TRINIDADIAN CALYPSO IN LONDON 1950-56 1950年代に、ロンドンで盛んに行われていたトリニダード~カリプソ録音が復刻CD化!これは嬉しい!キチナー、ビギナー、インヴェイダー、テラー、ライオンほか、オールド・カリプソニアン揃い踏みです!全20曲~ジャンプアップ前夜の芳醇なカリプソ世界…、マニア必携ですね!加えて、ハイライ …
続きを読む1 All My Laugh 2 It Don’t Hurt 3 Wearing Wings 4 Da’lin (Groove) 5 Our Day Will Come 6 Kiss Of Life 7 Too Good To Be True 8 (You Are An) Angry Young Man 9 Like I Dance …
続きを読むOriginally released in 1984 on LP by Ricordi, Italy なんといっても “地中海声” の代表格、潮枯れた男声の哀愁と言えばこの人!ですね。1999年に亡くなってしまいましたが、イタリアが生んだ20世紀後半最高と言える男性SSW~カンタトゥーレの一人だっだと思います。数ある作品の中でも、まず、お聴きいただくべきは …
続きを読むフィンランドの女声POPスター・ヨハンナ・クルケラ、タイトル通り、2005年のデビューから11年まで、4枚のアルバムとシングル、客演曲から選ばれた36曲。北欧らしい透明感溢れるカントリー風ワルツ・ナンバー、冒頭曲 “Elegia” (シングルのみでした)で、もーこの上なく爽やかな涼風が届きます、ですな…。 CD 1 1 E …
続きを読むイタリア~マウロ・パガーニの04年新作は、1984年のファブリツィオ・デ・アンドレとパガーニの共作/地中海音楽の傑作として誉れの高い「地中海の道程」フル・カヴァー・アルバム!(&オリジナル曲を新たに追加)=於けるシエナ AUG’04 ライヴ録音 を元に、スタジオで整理ミックスした内容!とても、ライヴとは思えない緻密な演奏なのですが、確かにライヴな …
続きを読む12年ぶりのソロ・アルバム新作!イタリア~地中海音楽のビッグ・ネーム=近年はサントラ制作やプロデューサー業に専念していたようですが、久々のオリジナル、嬉しいに決まってます、よね。ピアノ・イントロで始まる表題曲~その潮枯れた歌声が聞こえれば、もう、すべてOKですよね…。キューバ系ミュージシャン参加曲や、ギリシャ風ブズーキ弾き語り曲があったりして、変 …
続きを読むイタリア / ローマ1979年生まれ、22歳で音楽活動をスタート、シアトリカルな音楽パフォーマンスを続けて来たそうですが、30歳でCDデビュー、ノスタルジックかつ演劇的な歌世界を繰り広げるシンガー・ソングライターのセカンド2011年作となります。たぶん、イタリア語がわからないリスナーには歌いかけていないような気もしますが、その嗄れたボソボソと囁くような歌い口 …
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