1984年ミラノ生まれ、あのスカラ座で女優・歌手をつとめた後、2008年にCDデビュー、この15年作が4作目となります。が、今までの3枚のアルバムはすべてゴールド・ディスクという人気、サンレモの常連でもあるそう。…なんか、結構シブイ曲を書く女じゃないか、と思いますが、こういう歌心ある女が常にチャート上位にいるイタリアって、う〜ん、やっぱり地中海で …
続きを読む1984年ミラノ生まれ、あのスカラ座で女優・歌手をつとめた後、2008年にCDデビュー、この15年作が4作目となります。が、今までの3枚のアルバムはすべてゴールド・ディスクという人気、サンレモの常連でもあるそう。…なんか、結構シブイ曲を書く女じゃないか、と思いますが、こういう歌心ある女が常にチャート上位にいるイタリアって、う〜ん、やっぱり地中海で …
続きを読むクリスティーナ・ドナ 、ディ・マルティーノの新作にもゲスト参加していました。イタリアはミラノ近郊で1967年に生まれた女性シンガーソングライター(初めは美術関係の仕事をしていて、そのうちロックバンドに参加、95年から自作曲を書き始め97年にCDデビュー)の11作目(2014)のアルバム。基本ギター弾き語りのロックの人、という印象ですが、以前、この人の作にロバ …
続きを読むイタリアはトスカーナ / リヴォルノの人気バンド~(トスカーナのバンドとしては全イタリア的支持を受けた数少ないグループでした)1991年結成のオッタヴォ・パディッリォーネのリード・ヴォーカルだったボボ・ロンデーリ15年ソロ5作目です。なんか、どんどん良くなって行きますねえ、この人。ややゴリ押しロックっぽかった以前に比べると、歌心で勝負している感じ、充実してい …
続きを読む伝統的なギリシャ歌謡、民謡を歌い続けているアテネ生まれの女性歌手、カテリーナ・パパドプールの08年リリースファースト・アルバムです。8歳の時からコーラス・グループで歌いはじめ、ビザンティン音楽 / レベーティカ / デモーティカ / アナトリア(小アジア)音楽を学び、自らフィールドワークもして来たという才媛です。これまで様々な歌い手、作曲家、インストゥルメン …
続きを読むボグナール・シルヴィアとサローキ・アーギとの3人で発表した『くちづてに』が好評をよんだハンガリーの美人シンガー、ヘルツク・アーグネシュによる2014年作です。プロデュースを務めるのは、これ以前にアーグネシュとの共同名義作『Megered Meg』があるニコラ・パロフ。ハンガリー~バルカン音楽に通じた驚異のマルチ・インスト奏者にして、アンディ・アーヴァインらと …
続きを読む不吉なタイトル。モリアーティの4枚目のアルバムは前作 “THE MISSING ROOM”(2011年)のオクラ入り録音の再発見から始まり、自分たちの地下録音を懐かしむという、死者呼び起こしのようなプロジェクト。死を愚弄する田舎ダンスミュージックのような。初回プレスは限定でレリーフ印字ジャケ+ ジム・モリアーティ画のデッサン帖(32 …
続きを読むガキの時分からテクシエが悪く…。仏ジャズ界の重鎮ベースマン、アンリ・テクシエの 70 年代。JMS レーベルに残した3枚のアルバム “AMIR”(1975), “VARECH”(1977), “A CORDES ET A CRIS”(1979) の全曲を収めた2CD。ベース、 …
続きを読むギズモ(TRYO)が音頭を取って結成されたヌーヴェル・セーヌ/オルタナティヴ系のスーパーバンド。 「集団 13」という名は結成されたのが 2013 年だったからとか、クルー含めて全部で 13 人だからと か、種々の説がある。GUIZMO (TRYO), MOURAD(LA RUE KETANOU), GEROME (LE PIED DE LA POMPE), …
続きを読むHK (アシュカ) &レ・サルタンバンクの2015年3rdアルバム! HKソロ・プロジェクトの>前作は昨年当店の売上NO.1でした! 「カドゥールちゃん雲に乗る」という図か、「星の王子様」風な優しくファンタスティックなジャケ。子供たち (ミニ・サルタンバンク)がコーラスで参加しているタイトル曲 “Rallumeurs d’Et …
続きを読むイングランド中部イーデイルの出身のベラ・ハーディはティーンネイジャーの頃より様々なグループで活躍。一方ソロとしてはBBC主宰のフォーク・コンクールに出場し大きな注目を集めるようになった。その後2007年にアルバム『Night Visiting』でソロ・デビュー。新人ながら大きなヒットを残し一躍フォーク・シーンのトップ・シンガーとなった。そして全曲自作曲で綴ら …
続きを読むアルキノース・イオアニディス、1967年キプロスのニコラシア生まれ、作詞作曲家にして歌手、歌い手としては、男性版エレフセリア、なんて言われていました。本作は、1995年のソロ2作目、1作目と同様、1959年生まれの作曲編曲家、ニコス・ズディアリスとの共作。 1.Αόρατο Δίχτυ 3:56 2.Ο Ντόπιος 3:57 3.Πες Μου 3:46 …
続きを読むスペインはアンダルシア州マラガの生まれ(歌い出したのは1990年代半ば)、2008年のデビュー SOLO CDで人気をつかんだスパニッシュJAZZヴォーカリスト、セネット、こちらは2012年のヒット作サード・アルバム。ジャズとして聞こえないこともありませんが、コプラとかフラメンコとか、あるいはシャンソンとか、いろいろな風合いを含んだ歌声とリズム感、やっぱりア …
続きを読む★サローキ・アーギ / 天の喜び、地の祝福 ●カトリックが70%弱、プロテスタントは25%のハンガリーでは、クリスマスは重要な行事です。サローキ・アーギもミュージシャンたちも子供の頃から教会では敬虔な気持ちになり、その後の家族での夕食やプレゼントと、クリスマスを楽しく過ごしたそうです。 ●本作は1曲のみバッハの曲ですが、それ以外はすべてハンガリーで古くから歌 …
続きを読む★ロヴァーシュ・イレーン / サウンドスケープ ハンガリーを代表するトラッド・フォークバンド、マカームの元ボーカリストであり、民俗学者でもあるロヴァーシュ・イレーン。美しいボーカルは国境を越えて一部の熱狂的なファンがいます。ハンガリーはアジアの血が混じっているといいますが、どこか日本の童謡的な懐かしさ、ノスタルジーを想起させるような”声̶ …
続きを読む★サローキ・アーギ / ひとめぐり~歌とおはなし ●サローキ・アーギの2014年最新作は、ハンガリーの詩人達の作品に曲をつけて歌ったものです。20世紀初頭に生まれたヨージェフ・アッティラ、タムコ・シラト・カーロイのふたりの詩人から、サボー・テ・アナ、エルドゥシュ・ヴィラーグ、ヨーナシュ・トマシュ、ゴラーズィ・ラースローといった現代の若い詩人達の作品 …
続きを読む