JOSE ANTONIO MENDEZ / ESTE ES JOSE ANTONIO

フィーリンのキング、ホセー・アントニオ・メンデスのファースト/メキシコRCA録音3作に続くキューバ/パナルト録音(パナルト盤でなくエグレム盤やアレイート盤で流通しました)で、メキシコから帰国したホセー・アントニオが幼なじみのピアニスト、盟友フランク・エミリオ !! とのセッション録音と、パナルト楽団(おそらくフリオ・グティエーレスのアレンジ)のバックからなる …

続きを読む>

JOSE ANTONIO MENDEZ / EL SENTIMIENTO DE SIEMPRE

こちらは後年、キューバへ帰国してからエグレム/アレイートへ吹き込んだ3作目で1978年録音~生ギター弾き語りを中心にエレピやヴァイオリン、ストリングスを配し、ジャジーなムードの中で、変わらずスモーキー・ヴォイスのボレーロを聞かせてくれる作品です。70年代では代表作と言える完成度!

続きを読む>

ROBERTO FAZ / LOS MOSAICOS

人気バンド、コンフント・カシーノから独立しさらに人気を掴んだ1950年代~60年代初頭のキューバの大スター、ロベルト・ファス。当時ベニー・モレー、ミゲリート・クニ、ティト・ゴメスと人気を分け合うほどのスターぶりだったそうですが66年に突然亡くなってしまいました。このグループは、そんな彼の意志を引き継ぎ継続したバンドです。本アルバムは、生前のロベルト・ファスが …

続きを読む>

ELENA BURKE / DE LO QUE TE HAS PERDIDO

50年代にデビュー以来キューバ国内では他の追従を許さない一番人気の“センティミエントの女王”ことエレーナ・ブルケの80年代初頭にリリースされたと思われるアルバム~オマーラ・ポルトゥオンドの良きライバルである彼女、一番脂の乗った時期だったのでしょう、ラテン・アメリカならではの力強い伸びのある声で歌いきります。アドルフォ・ピチャルドが率いるエグレム・オルケスタは …

続きを読む>

BEATRIZ MARQUEZ / LA MUSICALISIMA

オマーラ・ポルトゥオンドのような歌手の系譜に入る正統派、どんな楽曲も器用にこなす歌手ですが、まだデビュー間もない時期ですから若々しい透明感のある声質を生かしたボーカルを聴かせてます。楽曲はバラード、ボレロ、ファンキー・タッチと様々ですが、どの曲も彼女の唄を十分楽しめるメロディアスなものばかりです。名作曲家ビセンテ・ロハスがプロデュース、70年代タッチの甘いス …

続きを読む>

BEATRIZ MARQUEZ / SAME TITLE -1975

ボサ・タッチの”EN EL CAMINO QUE NOS QUEDA”という良曲が含まれていて、ブリサ・ブラジレイラにも掲載され、中古LP市場で人気のアルバムです。プロデュースは名作曲家ビエンテ・ロハスでレンベル・エグエスやJPトレスもアレンジに加わってます。当時の正統ラテン・ポップやボッサ、洒落たキューバン・ファンキー・ナンバーまで!

続きを読む>

BEATRIZ MARQUEZ / SAME TITLE -1970

オマーラ・ポルトゥオンドのような歌手の系譜に入る正統派、どんな楽曲も器用にこなす歌手ですが、デビュー作と言うことで若々しい透明感のある声質を生かしたヴォーカルを聴かせてます。プロデュースはエディー・ガイタン、フルートやホーンなども使ってますが、ギター、オルガン、エレキ・ベース、ドラムのコンボのサウンドを強調した70年的にモダンな音です。当時世界中の若者が夢中 …

続きを読む>

GRUPO DE EXPERIMENTACION SONORA DEL ICAIC / 1974

キューバのポピュラー音楽の革新とヌエバ・トローバ・ムーブメントの成立に重要な役割を果たした音楽家グループの74年リリースのアルバムです!このアルバムにはシルビオの「テ・ドイ・ウナ・カンシオーン」、パブロの「ポブレ・デ・カントール」、ノエル・ニコラの作品などが含まれています。キューバの伝統と南米のリズム、ロックのパワーがミックスしたような歌ものがたっぷり聴ける …

続きを読む>

TROVADORES CUBANOS / ANTOLOGIA DE SINDO GARAY

19世紀から革命時代の60年代まで活躍、101歳で逝くまでに600曲もの楽曲を残したキューバのトロバドール(SSW/トローバ・トラディシオナル)、シンド・ガライ、現在も歌い継がれる名曲の数々を彼自身の指導受けた後継者達が録音したアルバムです(シンド自身は演奏していません)。全くの音楽的教育を受けることなく、ソン、ボレロなどのキューバのポピュラー音楽のスタイル …

続きを読む>

JOSE ANTONIO MENDEZ / EL SENTIMIENTO DE

キューバで40年代末に生まれ、50年代に中南米で一世を風靡したフィーリン・ムーブメントのオリジネーター中の最重要アーティストのサード・アルバム。このUSAジャズ+キューバのボレロ、伝統音楽のハイブリッドがシーンに与える影響は未だ変わらず、そのレパートリーは若手アーティストに歌い継がれています。このアルバムは86年にリリースされたもので、彼の珠玉のオリジナル以 …

続きを読む>

CONJUNTO LOS LATINOS

コンフント・ロス・ラティーノスは、人気バンド、コンフント・ロベルト・ファスでヴォーカルを担当していたオルランド・レジェスにより1972年に結成され1970年代に人気を博したグループです。時は、キューバの伝統的なリズムに新しい要素を取り入れ、特にカーニヴァル音楽的要素の強いニュー・リズムが次々に開発されヒットを重ねた時代。そんな時代を反映し、ロス・ラティーノス …

続きを読む>

CONJUNTO LOS LATINOS / SIGUELO AHI

コンフント・ロス・ラティーノスは、人気バンド、コンフント・ロベルト・ファスでヴォーカルを担当していたオルランド・レジェスにより1972年に結成され、1970年代に人気を博したグループです。時は、キューバの伝統的なリズムに新しい要素を取り入れ、特にカーニヴァル音楽的要素の強いニュー・リズムが次々に開発されヒットを重ねた時代。そんな時代を反映し、ロス・ラティーノ …

続きを読む>

LOS VAN VAN / 1985 (La Habana Si Vol.10)

1985年発表の10作目。「ラ・アバナ・シー」「セ・ムエレ・ラ・ティーア」、メレンゲ・ソンの「キエン・ビエン・テ・キエレ・テ・アラ・ジョラール」などを収録し、コンスタントにキューバでヒットを連発していた当時のバン・バン人気も、なるほど納得させる内容です。さらにフアンの右腕プピ・セサル・ペデロソの代表作の一つで独立後に再録音された『ブエナ・ヘンテ』も収録され双 …

続きを読む>

LOS VAN VAN / 1982

1982年発表の7作目。バン・バン人気を定着させていく、タイトル曲の「エル・バイレ・デル・ブエイ・カンサオ」などを含むヒット作です。中期バン・バンのスタイルが固まりはじめたころのアルバムで、多くの曲でチャンギートはキット・ドラムではなくティンバルを叩くようになりリズム・セクションはよりキューバ的なスタイルになっています。ペデロ・カルボ、イスラエル・サルディー …

続きを読む>

LOS VAN VAN / 1980

1980年発表の6作目。トロンボーンを導入し、中音域を強化したアンサンブルになってからの初アルバムです。大きな人気を獲得するその後のバン・バン・サウンドにぐっと近づいていますが、チャンギートはまだドラム・セットを叩き、エレキ・ギターの音なども聴くことができます。前作同様作曲とアレンジに後のNGラ・バンダのホセ・ルイス・コルテスが参加し重要な役割を果たしていま …

続きを読む>

LOS VAN VAN / 1979

1979年発表の5作目。一曲目のUSAのブラック・ミュージックのパロディーかと思えるような雄叫びに驚かされます、かなり凝った楽曲で後のNGラ・バンダのリーダー、ホセ・ルイス・コルテスが作曲を担当してます、チャンギートを始めリズム・セクションのソロ、ホセのフルート・ソロも印象的です。そして、とてもグルービーなプピ、セサル・ペデロソのナンバーも印象的。リーダーの …

続きを読む>

LOS VAN VAN /(Musica De Cuba)1969

ロス・バン・バンが1969年に吹き込んだ、記念すべきファースト・アルバム (Areito盤LP〜写真向かって右)。ロス・バン・バンは、オルケスタ・レベなどを経て独立したベーシストのフアン・フォルメルが結成し、良くも悪くも、チャランガ編成(フルート&ヴァイオリンを活かしたバンド編成)に、ビートルズをはじめとする欧米ポップからの影響が顕著なサウンドが特徴でした。 …

続きを読む>

ALEXANDER ABREU y HAVANA D’PRIMERA

キューバン・ジャズの重鎮チューチョ・バルデスとの共演でも有名な名トランペッター、アレキサンデル・アブレウが結成したスーパー・グループのファースト・アルバムがついに登場。ジャズでも最高レベルの演奏をする彼ですが、このグループはサルサ= ティンバ・バンドで自らヴォーカルも担当しています。冒頭目のタイトルの意味は「90年代の要約」という意味~以降、90年代以降のテ …

続きを読む>

OMAR SOSA / CALMA

キューバ出身、現在はヨーロッパを拠点に活動する世界的人気ピアニスト、オマール・ソーサによるソロ・ピアノ作品。「精神の静寂=カルマ」をテーマに、洗練されたメロディとハーモニーを自由自在に駆使しながら、全篇インプロヴィゼーションで綴られるリリカルな13曲を収録。さらに深く前へ進むオマールの新しい世界。2009年、NYブルックリンにて録音。

続きを読む>

CLARA Y MARIO / LAS VOCES DEL SIGLO

キューバ音楽の歴史に名を残すヴォーカリスト達をエグレム社が所有する音源で振り返るアンソロジー・シリーズの新譜です。キューバ革命直後ごろから人気者になり活躍した男女デュオ・ヴォーカル=クララ・イ・マリオ。トローバ時代の雰囲気を残すボレロを奇をてらうことなく丁寧に歌って人気を掴みました。本CDは、トニー・ロイグ指揮によるオルケスタICRをバックにした1969-7 …

続きを読む>