IDRISSA SOUMAORO / DJITOUMOU

もと、マリの名門バンド、アンバサドゥールに在籍していた才人、後年、マリの音楽教育に専念していましたが、03年にカムバック~以降3作目となるかと思うこのイドリサ・スマオロ新作です。歌い口は語るように淡々としたものですが、作曲~アレンジの何気ない凝り方には聴くべきものがあります(どちらかと言えばプロデューサー的資質でしょうか?)。まず、多くのマンデ系POP曲の洗 …

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V.A. / MASTER OF PERCUSSION VOL.3

ママディ・ケイタ(ライヴ録音!)や、グエムといったマスター達はもちろんのこと、モハメド・バングーラ、マレ・サノゴなど既にソロ・アルバムが発売されているアーティスト達、そしてママディの弟子で最も注目を集めているシディキ・カマラ、ブルキナファソからはママディとの共演でも知られる最も優れたジェンベフォラの一人ウスマン・デンベレ、さらにジェンベをマスターしたヨーロッ …

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SIKIRU AYINDE BARRISTER / FAMILY PLANNING

新装ジャケ(向かって左)で再プレスされたナイジェリアはFUJIの御大シキル・アインデ・バリスター1981年作です。フジ完成期、一番脂がのっていた時期じゃないでしょうか?最初から最後まで怒濤の緩急自在ぶりを見せるヨルバ流儀のパーカッション・アンサンブルの中、ドスの効いたメリスマ・ヴォイスで “家族計画” を咆哮するシキル御大、新鮮レアな分厚いステーキを塩胡椒& …

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STAFF BENDA BILILI / TRES TRES FORT 『屈強のコンゴ魂』

以下、まだ国内盤も出てないし、来日なんて考えてもみない頃のコメントですが。というか、解散だなんて…。 YOUTUBE にアップされた爆弾映像?~JBの “セックス・マシーン” カヴァー /キンシャサのどっかの公園の片隅ライヴ映像で、大々的に噂が噂を呼んでいた~車椅子のストリート・ミュージシャン・ユニット=スタッフ・ベンダ・ …

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STROMAE / “√ ” (Racine Carrée)

“エレPOPのジャック・ブレル” と呼ばれているそうです。本当ですねえ、イイ歌です。父親は1994年のルワンダ大虐殺で殺されたそうです。母はベルギー人なので、ルワンダ系ベルギー人男性歌手ということになるのでしょう(ところで、ジャック・ブレルはフランス人だと思っている方も多いようですが、彼はベルギー人です〜が、フランス語で歌うということがシャンソンの条件であり …

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MAMADY KEITA & SEWA KAN / LIVE @ COULEUR CAFE

ギニアのパーカッション・マスター=ママディ・ケイタ&そのグループ~ジェンベ集団“セワ・カン”による、於ブリュッセル2004年のライヴです!ゲストにババ・シソコ、ブルーノ・ジェネロほかが参加、カンカンに乾いたジェンベのアンサンブルが、いやがうえにもカラッと気持ちいい充実アルバムです!

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MAMADY KEITA DIT NTOMAN WITH KENDIGO / AFFRICAN ODYSSEY

夭折のジェンベ奏者=ママディ・ケイタ・ディト・ントマン(ママディ・ケイタとな別人)と、そのグループ “ケンディゴ” による1995年の遺作ライヴがリリースされました。ケンディゴにはセネガルからドゥドゥの息子=エル・ハジ・ニジャエ・ローズ、ギニアのコラ奏者=ンファリ・クヤーテ等が参加~マンディング・テイスト濃厚なパーカッション・ミュージックを繰り広げています!

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TSEHAYTU BERAKI / SELAM

エリトリアの首都アスマラのバーで1970年代から歌い、大きな人気を得たというヴェテラン女性歌手による~00年代のオランダ録音2CDs。独立戦争中の88年頃に亡命するようなかたちで欧州に渡ったそうですが、その渡欧前/70年代の録音は、”エチオピーク・シリーズ”5作目に収録されていました。当然、エチオピア音楽にも類似する展開ですが、5弦の竪琴クラール弾き語りによ …

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ZISKAKAN / LIVE, CASINO DE PARIS

インド洋はレユニオン島で結成された、モダン・マロヤのトップ・バンド=ジスカカン/初のライヴ・アルバムは2CDs、カジノ・ド・パリに於ける2003年のライヴです。リシャール・ボーランジェ(俳優)、ニナ・モレト(ヴァリエテ・シンガー)ラウル・ジ・ソーザ(ブラジル)らのゲストを迎え、ハチロクのパーカッション・ミュージック=マロヤをポップ化した、独特の島唄を展開して …

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BEAUTIFUL NUBIA and the Roots Renaissance Band / ORIOJORI-ETERNAL SPIRITS

新たなヨルバPOPを目指すレゴスの若手SSW=ビューティフル・ヌビア(どういう意味でこういうネーミングなのか今のところ不明)の2012年新作が初入荷しました。変わらずソフトなホーンズ&女性コーラス&ヨルバ系パーカッションに囲まれ、全体にレイドバックしたムードで、じっくりとヨルバ語&ナイジェリア英語の歌を聞かせます。レゲエやジュジュの影響も感じさせながら、あく …

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UNITED BROTHERS INT’L BAND OF AFRICA / OLD MODEL, Highlife

ジャケもボロいけど内容もボロい!が、しかし、ユナイテッド・ブラザース・インナーナショナル・バンド・オヴ・アフリカ!もう、アフリカ音楽を代表する風情のグループ名です。なかなかのものです。ネットで調べても一行も出てこないバンドですが…。 で、ナイジェリア00年代後半録音のハイライフです。パームワイン風のエレキギターとキューバン・シンキージョ〜クラベス …

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SHOLA ALLYSON OBANIYI / IRE

ナイジェリア / ヨルバPOPの女性歌手、基本はヨルバの女性たちに伝わるフォークロア・ソングを歌っているということですが、シンプルなパーカッション系バックに、なるほどフォークロアなムード満点のメロディーを辿るヴォーカルが、チャーミングかつヴァイタルですね。

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V.A. field recordings by HUGH TRACEY / RWANDA – At The Court Of The Mwami, Ruanda, Tutsi, Hutu, Twa 1952

  ビーンズ・レコード「ヒュー・トレイシー幻の50年代アフリカ・フィールド・レコーディング」の国内未配給分CD。本録音は、ルワンダで1952年に録音されたもの。ツチ、フツ族などの王族音楽団のドラム・アンサンブル、ラッパ・アンサンブルを中心に、素朴なコーラスなども収録。驚異的な音質の良さは証明済み。ジャケットの美しさも秀逸!

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