V.A. / GUINEE 70, AFRICAN PEARLS

こちらもシラール・プロダクションが買い取った?ギニア国営レーベル=シリフォン音源から、彼の国のPOP黎明期でもある1970年代に焦点を当てた内容で、現行でリリースされている復刻盤には重ならない曲・もしくは現在入困難になっている曲を中心に選んだ編集盤~以前リリースされていた“ディスコティーク70’s”シリーズあたりを買い逃されている方には嬉しい2C …

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SALIF KEITA / M’BEMBA

サリフ・ケイタの05年作です。前作『モフー』のアコースティック路線を継ぎながらも、どこかリラックスした自然体の歌の表情に、サリフの円熟/深化した境地がうかがえます。カンテ・マンフィーラ以下、4者のマンディング系ギタリストたちの演奏も、素晴らしいの一言。おそらく、サリフの21世紀最高作として永く語り継がれて行く作品かと思います。必携!と言えるでしょうね。

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SALIF KEITA / LE DIFFERENCE

モフー/ムベンバと故郷バマコへ拠点を移し秀作を発表~第2の盛期を迎えていたマリPOPのリーダー的存在、サリフ・ケイタ4年ぶりの新作です。自らアルビノとして生まれついたサリフの、アフリカにおけるアルビノ基金へのチャリティーも兼ねた新作ということですが、話題としては米SSW&プロデューサーのジョー・ヘンリーが2曲で参加、パパ/フォロンという過去作品のリメイク録音 …

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ADEWARE AYUBA / FUJI TIME

その後もず〜っと一線で活躍していますが(最近、太りましたが)、これ以上のアルバムはないかも知れません。1990年代デビュー組筆頭の一人ということになるかと思いますが、この欧米発売されたこともある1996年作のスピード感は今いずこ?ドラムス使いのオンリー・パーカッション・ナンバーでスッ飛ばしてくれますよ。今夜はきっと荒れるぜ、みたいな、不穏な空気を感じさせてく …

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SALIF KEITA / SOLO

☆サリフ・ケイタ /  ソロ 西アフリカのマリから飛び出したスーパー・スター、サリフ・ケイタが世界マーケットに向けて初めて発表した、アフリカ音楽の歴史に燦然と輝く、1987年のソロ・アルバム。  アフリカの様々な国の出身者たちにフランスの白人も加えた多国籍プロジェクトによる、衝撃的なサウンドは、サリフの強靱な歌声と火花を散らしあい、他では聞けない高度で熱い音 …

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AFRICANDO / VIVA AFRICANDO

 アフリカ音楽とニューヨーク・サルサとの出会いが起こした奇跡が、いま再び! アフリカ音楽シーンのスーパースターたちと、ニューヨーク・サルサの腕利き演奏家たちとの共演プロジェクトとして知られる〈アフリカンド〉が7年ぶりに再始動した。歌い手側はオーケストラ・バオバブのメドゥーン・ジャロをはじめ、ベンベヤ・ジャズのセクバ・バンビーノ、ブルキナ・ファソ出身のアマドゥ …

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TALA ANDRE MARIE / BEND SKIN BEATS

カメルーンが生んだアフリカン・ファンクの隠れた重要人物タラ・アンドレ・マリーの貴重音源を集めたアルバムがとうとうCDで登場!1975年にジェイムス・ブラウンが発表した「ハッスル(デッド・オン・イット)」の元歌「コキ」を作ったのがこの人~さらに92年には「ベンド・スキン」というファンク・ナンバーをヒットさせるなど、息の長い活動において人気を保ちました。ここでは …

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KONONO NO.1 / CONGOTRONICS

  コンゴ発、親指ピアノ・アンプリファイア&廃物使用メタル・パーカッション・グループのワールドワイド・アルバム2作目~ベルギーのクラムドからリリースです!ミニマル、ガレージ、メタル・ダンス、アフロビート、なぜかレゲエやサンバまで貪欲に飲み込んで、無意識過剰な轟音グルーヴ、暴走しています!  

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VICTOR DEME

ブルキナファソのトゥロバドゥールというか、ブルース・マンというか、グリオというか、46歳ギター弾き語り男性歌手によるデビュー・アルバムだそうです。~首都ワガドゥグの粗末なスタジオでレコーディングされ、曲によってはバラフォンなどの民俗楽器、ピアノやトロンボーンも入っているものの、大半はアコースティック・ギター中心のシンプルな演奏において、飾りない歌を淡々と聞か …

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ORCHESTRE TOUT PUISSANT LIKEMBE , KONONO NO.1 DE MINGIEDI / LUBUAKU, KINSHASA CONGO

伝説の電化リケンベ(親指ピアノ)アンサンブル=旧ザイール/現コンゴ民主共和国はキンシャサで30年近い活動を続けるオヤジ系ストリート・パフォーマンス・グループです!1978年オコラ盤“キンシャサのアーバン・ミュージック”で衝撃的な登場を果たして早26年、とうとうフル“ライヴ”アルバムが欧州で発売される運びとなりました!早くも来春にはニュー・アルバムがリリースさ …

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IDRISSA SOUMAORO / KOTE

 コンゴのおじいさんバンド、ケケレの大成功以来、ベテランたちの復活が相次いでいるアフリカ音楽ですが、またひとり、味わい深いベテラン男性歌手のアルバムが発表されました。  イドリサ・スマオロは1949年生まれ。サリフ・ケイタと同様に名門アンバサドゥールに在籍したこともありますが、その後は音楽教育に没頭し、シーンから離れていました。これはそんなイドリサが長年の間 …

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IDRISSA SOUMAORO / DJITOUMOU

もと、マリの名門バンド、アンバサドゥールに在籍していた才人、後年、マリの音楽教育に専念していましたが、03年にカムバック~以降3作目となるかと思うこのイドリサ・スマオロ新作です。歌い口は語るように淡々としたものですが、作曲~アレンジの何気ない凝り方には聴くべきものがあります(どちらかと言えばプロデューサー的資質でしょうか?)。まず、多くのマンデ系POP曲の洗 …

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V.A. / MASTER OF PERCUSSION VOL.3

ママディ・ケイタ(ライヴ録音!)や、グエムといったマスター達はもちろんのこと、モハメド・バングーラ、マレ・サノゴなど既にソロ・アルバムが発売されているアーティスト達、そしてママディの弟子で最も注目を集めているシディキ・カマラ、ブルキナファソからはママディとの共演でも知られる最も優れたジェンベフォラの一人ウスマン・デンベレ、さらにジェンベをマスターしたヨーロッ …

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SIKIRU AYINDE BARRISTER / FAMILY PLANNING

新装ジャケ(向かって左)で再プレスされたナイジェリアはFUJIの御大シキル・アインデ・バリスター1981年作です。フジ完成期、一番脂がのっていた時期じゃないでしょうか?最初から最後まで怒濤の緩急自在ぶりを見せるヨルバ流儀のパーカッション・アンサンブルの中、ドスの効いたメリスマ・ヴォイスで “家族計画” を咆哮するシキル御大、新鮮レアな分厚いステーキを塩胡椒& …

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STAFF BENDA BILILI / TRES TRES FORT 『屈強のコンゴ魂』

以下、まだ国内盤も出てないし、来日なんて考えてもみない頃のコメントですが。というか、解散だなんて…。 YOUTUBE にアップされた爆弾映像?~JBの “セックス・マシーン” カヴァー /キンシャサのどっかの公園の片隅ライヴ映像で、大々的に噂が噂を呼んでいた~車椅子のストリート・ミュージシャン・ユニット=スタッフ・ベンダ・ …

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STROMAE / “√ ” (Racine Carrée)

“エレPOPのジャック・ブレル” と呼ばれているそうです。本当ですねえ、イイ歌です。父親は1994年のルワンダ大虐殺で殺されたそうです。母はベルギー人なので、ルワンダ系ベルギー人男性歌手ということになるのでしょう(ところで、ジャック・ブレルはフランス人だと思っている方も多いようですが、彼はベルギー人です〜が、フランス語で歌うということがシャンソンの条件であり …

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MAMADY KEITA & SEWA KAN / LIVE @ COULEUR CAFE

ギニアのパーカッション・マスター=ママディ・ケイタ&そのグループ~ジェンベ集団“セワ・カン”による、於ブリュッセル2004年のライヴです!ゲストにババ・シソコ、ブルーノ・ジェネロほかが参加、カンカンに乾いたジェンベのアンサンブルが、いやがうえにもカラッと気持ちいい充実アルバムです!

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MAMADY KEITA DIT NTOMAN WITH KENDIGO / AFFRICAN ODYSSEY

夭折のジェンベ奏者=ママディ・ケイタ・ディト・ントマン(ママディ・ケイタとな別人)と、そのグループ “ケンディゴ” による1995年の遺作ライヴがリリースされました。ケンディゴにはセネガルからドゥドゥの息子=エル・ハジ・ニジャエ・ローズ、ギニアのコラ奏者=ンファリ・クヤーテ等が参加~マンディング・テイスト濃厚なパーカッション・ミュージックを繰り広げています!

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