CARTOLA / CARTOLA ACONTECE

08年はカルトーラ(本名:カルトーラ・アジェノール・ヂ・オリヴェイラ。1908~1980)生誕100周年という記念すべき年でした。これを記念してブラジル本国で制作されたカルトーラほか、サンビスタの生涯を描いたドキュメンタリー映画が公開され、ブラジルでもいっそうの再評価機運が高まっているそう。そんな機運に乗じリリースされた本盤は、おなじみマルクスペレイラの74 …

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CANDEIA / SEGUINTE…RAIZ

モダーン・サンバの重鎮と呼ばれ、1960~70年代に強力なリーダーシップでサンバ・シーンを牽引しながら78年に43歳の若さで亡くなってしまったカンデイア~60年代にサンバ・チームのポルテーラで頭角を現し、70年代にソロ・デビューを果たした彼の初期音源が、この度ジスコベルタから再発されました。セカンド『そしてそのルーツ』は71年に発表された作品で、前作『サンバ …

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V.A. / #PARTIUZEPELINTRA, Tributo a Germano Mathias

87歳の現役サンビスタ、ジェルマーノ・マチアスのトリビュート・コンピ。ジルベルト・ジルやレイラ・ピニェイロら錚々たる面子が参加![2021年新譜] 1955年以来、サンバ歌手/コンポーザーとしてのキャリアを継続してきている大ベテラン、ジェルマーノ・マチアス。サンパウロ市北部の団地で質素な暮らしを営むというこのジェルマーノですが、1978年には本盤にも親子で参 …

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EDUARDO GUDIN / VALÇAS, CHOROS E CANÇÕES

ギターやピアノといった生楽器の気品高い上質な響き、女性ヴォーカルとのコンビネーションで優れた作品を紡ぎあげるサンパウロのマエストロ、エドゥアルド・グヂン。日本でもそのメロウネスに多くのボサ・ノヴァ愛好者のハートを捉えてきました。 1973年のファースト・アルバム以来、通算18作目となる新作。サンパウロのコンポーザー、ギター奏者として他の追随を許さない気品とク …

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JULIANA RIBEIRO / PRETA BRASILEIRA, Estúdio Vivo

バイーア州都サルヴァドールを拠点に元はサンバ・ダンサーとしてキャリアを始動したジュリアナ・ヒベイロは、アフロ・ブロコの名門イレ・アイエにシンガーとしてフィーチャーされるなど、数多くの大舞台を踏んできました。その歌唱はただパワフルというだけでなく、抑制の効いたまろやかな発声は母性を思い起こさせるものでもあり、表現者としての意思を感じさせます。米国のスパイク・リ …

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V.A. / CANCOES DA ANTIGA QUE NARA LEAO ERA APAIXONADA

★V.A. 『ナラ・レオンが愛したブラジルの古謡(うた)』●選曲&解説:田中勝則 >http://www.sambinha.com/cn1/2021-05-18.html ボサ・ノーヴァのミューズはブラジルの古謡(うた)が大好きだった!   ナラ・レオンといえばボサ・ノーヴァのミューズ。さらにはシコ・ブアルキやカエターノ・ヴェローゾなど、後のMPBを牽引する …

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DIOGO NOGUEIRA / PORTA-VOZ DA ALEGRIA

“サンバ市民”ジョアン・ノゲイラの血統をひき、昨年発表のバンドリン奏者アミルトン・ヂ・オランダとのデュオ作でキレッキレのサンバを展開したサンバ・シンガー、ヂオゴ・ノゲイラ。シティ・ポップ的エレガントさを纏った待望の作が入荷しました。’81年リオ生まれのヂオゴ・ノゲイラはこれまでに幾度もラテン・グラミーのサンバ/パゴーヂ部門 …

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METÁ METÁ / GIRA, trilha sonora original do espetáculo do Grupo Corpo

サンパウロ、エクスペリ・サンバのグループがコンテンポラリー・ダンスに捧げたアフロ・ブラジル・トラックス アヴァンギャルドなリフとアドリブ、シアトリカルな歌唱でブラジル国外でもカルトな評価を得るエクスペリ・サンバ勢の重要グループ、メタ・メタ。昨年、米国でもリリースされたソロ・ギターのアルバム「Rastilho」を発表しているキコ・ヂヌッチ(g)、ヴェロニカ・フ …

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