EDU LOBO / OITENTA

80歳だそうです。ジャケ写真を見れば、充実した老境を過ごしているんだろうなあ、と感じます。エドゥ・ロボの新作です。新曲は見当たらないようですが、ヴィニシウスやシコ・ブアルキ、パウロ・セーザル・ピニェイロらとの過去の共作を中心に辿った曲の並びは、自らの来し方を振り返るような内容でしょうか。 全24曲のうち、エドゥ・ロボがソロで歌っているのは7曲、ほか、モニカ・ …

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CANTO DO SOL / AVANT L’EQUINOXE

在仏ブラジル人バンド、こちらが初作になるんでしょうか、ポルトガル語とフランス語の歌詞、ボサ、サンバにノルデスチっぽい曲や、シャンソン、あるいは、カボヴェルデっぽい曲など、軽くチャーミングな発声で歌くれるソフィ・マグナーニ(マニャーニ?イタリア系ブラジル人女性でしょうね)が、なんとも魅力的じゃないですか。そんなソフィの涼しい歌声に寄りそうバッキングが、また、す …

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BEBETO CASTILHO / AMENDOEIRA

★べべート・カスチーリョ / アルメンデイラ タンバ・トリオのフルート&ヴォーカル=ベベートの復活ソロ!カシン&マルセル・カメーロ(ベベートの甥!)によるディレクションのもと、あの1976年の人気ソロ・アルバムを彷彿とさせるような~70年代テイスト横溢するメロウかつグルーヴィーなボサを展開!ウイルソン・ダス・ネヴィス、タルマ・ジ・フレイタス、モレイラ・カルダ …

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AGNES JAOUI Y EL QUINTET OFICIAL / DANS MON PAYS

全然知らない歌い手だったので、これは新作なのかな?と、それにしては今時(円安にしては)安いなと思いつつ試聴してみたら、ボレーロ、カンシオンやボサノーヴァ、ホローポ、カタラン・ルンバからシャンソン、タンゴにファド、そして果てはアンゴラのセンバまで、一人の女声を取り囲むように、かわるがわるにゲスト含め男性達がそれぞれ味のある歌を聞かせもする作で、基本ギター2本& …

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SEDA

1 Irreal Social 3:16 Cavaquinho – Mucio Sá Congas – José Salgueiro 2 40 Graus À Sombra 3:17 Cavaquinho – Mucio Sá Choir – Glória 3 Amanhã É Sempre Longe Demais 3:55 4 Cairo 3:39 Ch …

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MÁRCIO FARACO / L’ÉLECTRICIEN DE LA VILLE LUMIÈRE

マルシオ・ファラコ8枚目の作品にして、初の全編仏語歌詞。前作「Cajueiro」(2014)以来、数年に渡り温めていた構想を具現化したのは、知られざる詩人の才を持つ電気技師のフィリップ・ティヴェ。アルバム・タイトルに「L’Électricien de la VILLE LUMIÈRE」(=光の街の電気技師)とあるのはその為です。ガット・ギターとカイピーラ・ギ …

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ORDINARIUS / PARALELAS

以前に来日ツアーの経験もあり、映像プロジェクトを立ち上げるなど精力的な活動をみせる女性シンガー、ルイザ・サリスも在籍していたカリオカの男女混成アカペラ・グループ – オルヂナリウス。ショーロの雰囲気にこだわったアルバムだったり、前作ではカルメン・ミランダのレパートリーを再解釈したりと、アルバムごとに明確なコンセプトをうちたてて制作するグループの通 …

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EDUARDO GUDIN / VALÇAS, CHOROS E CANÇÕES

ギターやピアノといった生楽器の気品高い上質な響き、女性ヴォーカルとのコンビネーションで優れた作品を紡ぎあげるサンパウロのマエストロ、エドゥアルド・グヂン。日本でもそのメロウネスに多くのボサ・ノヴァ愛好者のハートを捉えてきました。 1973年のファースト・アルバム以来、通算18作目となる新作。サンパウロのコンポーザー、ギター奏者として他の追随を許さない気品とク …

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