GAEL FAYE / LUNDI MECHANT

  1982年、ルワンダ人の母、フランス人の父のもと、東アフリカはブルンディの生まれ、マルチニックの詩人エーメ・セゼール(1913-2008)を敬愛するSSWにしてベストセラー小説家、ガエル・ファイユの3作目となります(初作は>こちら 2作目は>こちら)。細部に東アフリカ的な音感が散りばめられもするPOPなバック、そして、諦観と希望が相半ばするよう …

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LES OGRES DE BARBACK ‎/ CHANTER LIBRE ET FLEURIR

1994年グループ結成から四半世紀を経た区切りとして、19年末にスタートした25周年ライヴ・ツアーの記録、コロナ禍により2020年春に中途中止となってしまったものの、オリジナルメンバーの4人兄弟姉妹(フレッド、サム、アリス、マチルド・ブルギエール)の歌声、バンジョー、チューバ、アコーディオン、ダブル・ベースによるレ・ゾグル・ドゥ・バルバックならではの “シャ …

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MAES / PURE

“マエ” こと本名ワリド・ジョージー(1995年生まれ)は、モロッコのスブラン出身の在仏ラッパー、仏ラッパー、ブーバをフィーチュアーした本作(デビュー作 2018)収録「マドリナ」のヒットで知られます。 1 LDS Composed – Handy Y Kap’z 2 Mama Composed – Cecy-T 3 Billets Verts …

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MAES / LES DERNIERS SALOPARDS

“マエ” こと本名ワリド・ジョージー(1995年生まれ)は、モロッコのスブラン出身の在仏ラッパーの新作〜仏ゴールド・ディスク、というか去年フランスでフィジカル・リリースされた全CDの中、3番めの売上を記録したベストセラーとのこと。ブーバ、ニーニョ、ジュールとフレンチ・ヒップホップを席巻しているラッパー3者が参加! 1.Dragovic 2:51 2.Stre …

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DARIO MORENO / LIVE IN PARIS, 1957-1960

ユダヤ系トルコ人にして母親がメキシコ人という出自を持ちフランスでも人気を博した歌手/映画俳優のダリオ・モレノ(1921-1968)。57~60年録音の23トラックを収める、仏フレモー社による“ライヴ・イン・パリ”のシリーズからの1枚です。 「マラゲーニャ」「シエリート・リンド」「ラ・バンバ」といったラテン、カリプソ、ファド、ブラジル音楽、ナポレターナ、よく知 …

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JEAN-JACQUES BIRGÉ / PERSPECTIVES FOR THE 22ND CENTURY

★ジャン・ジャック・ビルジェ/22世紀への展望 フランスの前衛音楽家ジャン・ジャック・ビルジェによるジュネーヴ民族学博物館との歴史を未来へと運ぶ未知のコラボ。 博物館所蔵の貴重なヴィンテージ楽器や民族音楽のフィールド録音音源も交えながら、タイトルどおり「22世紀への展望」を紡ぎだしたユニークな企画。 前衛ヴァイオリン奏者のジャン=フランソワ・ブロやエックス・ …

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AYA NAKAMURA / AYA

>★無断リンク陳謝&感謝! あいや〜、ホントは “アヤ” じゃなくて、”アイヤ” って、発音するようですね。ということで、アイヤ〜中村、久しぶりの新作です。って、まだ2年ぶりですけどね、でも、久しぶり感があるってことは既にビッグネームだからでしょうか?本作、仏でリリース直後、瞬間的ゴールド・ディスクになったそー …

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JACQUES VERZIER / CHANTE JEANNE MOREAU, Je Suis Vous Tous

俳優としても活躍するジャック・ヴェルジェが、フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』などで知られる女優で歌手、映画監督も務めたジャンヌ・モロー(1928-2017)のナンバーを綴ったトリビュート・アルバム。ジャンヌ・モローの68年のアルバム『Les Chansons De Clarisse(クラリッスの詩)』のほぼ全曲となる16曲を主体に、70年作『Je …

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VANILLE / AMAZONA

フランス、シャンソン系SSW、ジュリアン・クレールのお嬢さんだそうです。モンマルトル独り住まいのモラトリアム娘だったようですが、33歳にして、音楽の道に進むことを決意したそう。そのデビュー作は2016年、こちらは2019年の2作目ですから、36歳の作ですね。タイトル “アマゾナ” が象徴するように、ブラジル音楽に接近、ま、フランス語とボサ・タッチの相性の良さ …

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HK / PETITE TERRE

HK(アシュカ)の新作ですね、本名 Kaddour Hadadi  元ラッパー(ex “M.A.P.”)在仏アルジェリアン(カビール系)の出自を持つ1976年生まれ。本作は自己名義としては3作目(うち一作はダウンロードのみ)。HK&サルタンバンク名義の作を含めれば、7作目のスタジオ・アルバムとなります(去年、いつの間にかリリースされていたカナダ、モントリオー …

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MARKUS & SHAZAD / JANNA AANA 

パキスタン第2の都市ラホールで活躍するカッワッリー歌手 Shahzad Santoo Khan(シャザード・サントゥー・カーン)とSNSで偶然知り合ったフランスのブレークビーツのトリオが、彼のパフォーマンスに惚れこみ、コラボレーションすることになり、互いに行き来したり、ネット上でアイデアを出し合ったりし、3年のコラボの末製作されたアルバムが本作と言うことです …

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ZOUFRIS MARACAS / BLUE DE LUNE

“ズーフリス” というのは、1950年代のフランスにおけるマグレブからの移民労働者の呼称、ということで、基本マジッド・シルフィとかHKとか、マグレブ / カビール系移民二世三世よるヴァリエテ・フランセと考えていただいてOKですが、もともとこのズーフリス・マラカス、長らくパリの地下鉄で歌っていたギター・トリオだったそう。全体トロピカル指向もあり、そこはかとなく …

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