フランスはスイスにほど近いリヨンを拠点に活動する総勢20人のビッグバンド(サックス x4,トランペット x4,トロンボーンx4)〜バンド名の“ビグル!”は感嘆詞で「何てこった!」というような意味だそう。で、名に恥じない、実に何てこった!な展開ですねえ…。アルバム・タイトルからして「氷山もヴァカンスにでかける」というということで、シュールです!レト …
続きを読むフランスはスイスにほど近いリヨンを拠点に活動する総勢20人のビッグバンド(サックス x4,トランペット x4,トロンボーンx4)〜バンド名の“ビグル!”は感嘆詞で「何てこった!」というような意味だそう。で、名に恥じない、実に何てこった!な展開ですねえ…。アルバム・タイトルからして「氷山もヴァカンスにでかける」というということで、シュールです!レト …
続きを読む70年代ガーナのアフロビート&ハイライフを発掘した復刻コレクション~良くも悪くもノホホンとしたムードが時に漂うファンク・マナーということで、ローカルのくびきに甘んじて深化していった現地音楽の反映加減が、やっぱり貴重だしカッコイイと言うもの!西アフリカのローカルなファンク / アフロビート&ハイライフ・ナンバーが、90年代のレア・グルーヴばりにがんがんとリイシ …
続きを読む1998年6月に地元アルジェリアで暗殺された伝説的ベルベル系カビール人シンガー・ソングライター=ルネース・マトゥーブの若き日のアルバム(1981年頃?)の複刻CDです。ほぼ、マンドゥーラ弾き語りに終始する内容ながら、当時にして既に、ベルベル系カビールの野性的なメリスマを介して実ったシャアビっぽい洗練と一歩引いた感情表現、そこにこの人ならではの独特な諦観のよう …
続きを読むカビール歌謡の重鎮、ルーニス・アイト・メンゲレットの1981年作アルバムの複刻CDです。パリの中のマグレブ移民の街バルベスのレーベル、AZWAW制作のCDですが、音質はマスター起こし、クォリティーは上々です。マンドーラ、ウード主体の生音弦楽器重奏に、簡易なパーカッションがつくだけの伴奏に、淡々とした弾き語り風の歌が乗ります。アルジェリアン・シャアビ風のメリス …
続きを読むナイジェリアはフジ=イスラム系パーカッション音楽のキング!シキル・アインデ・バリスターの90年代初め、英国録音作です!まさにレゴスのストリート・ミュージックを束ねる帝王的貫禄が漲ってますよ!うねるグルーヴと強烈なメリスマ、漆黒の闇夜で唸る野性のトーキング・ドラム!フジ未体験者の方のおきましても、まず、このCDからとオススメしたい傑作です。 1 Refined …
続きを読むユッスー以外のセネガルのスター&人気バンドが、ナイスな選曲で並びます。POPセネガリーズ入門にはとてもイイCDとなりました。そして次代を担う期待のアコースティック派SSW、ダビィ・バルドのフル・アルバムがボーナスで付きました。ダビィ・バルド、実力ありますね! >試聴可! Disc 1 1. Cheikh Lo: Jamm (4:49) 2. Orchestr …
続きを読むバスクが生んだレベル・ミュージックの雄!フェルミン・ムグルサのサード・アルバム!〜バスクの伝説的なロック・バンド、ネグ・ゴリアックのリーダーとして1980年代から活動、歌詞は全てバスク語で、一環してバスクの独立問題、世界資本主義への反発を表明してきました。2000年11月には8人編成からなる『フェルミン・ムグルサ・ダブ・マニフェスト』というバンド名義で初来日 …
続きを読むバスクの英雄にしてレベル・ミュージックの雄、フェルミン・ムグルサ名義での1STアルバムにして、ファンの間でも最高傑作との誉れ高いアルバム。ライブ盤やDVDで見られるアンセム満載です!ゲストは盟友マヌ・チャオ、ロイ・パチにアンパロサンチェス、フィデル・ナダル、P18。スカ、レゲエ、ラテンの要素を一気にダンスビートに埋め込みポップ昇華しています! …
続きを読むラシッド・タハがカヴァーし、大ヒットさせた「ヤー・ラヤハ」の作曲者にして、アルジェリアのシャアビを代表する男性歌手ダフマン・エル・ハラシ(1926年生まれ1980年に交通事故で亡くなっています)の70年代頃の録音と思われる名曲集です!ダフマンのマンドーラ弾き語りを中心に、ヴァイオリンやガスバ風の笛、打楽器、女声コーラス等々といった演奏の中に、アラブ・アンダル …
続きを読む出ました!アルジェリアン・シャアビ中興の祖、ダフマーン・エル・ハラシのベスト2CD~とりあえず、唯一の国内盤 BEANS『やまうずら ~アルジェリア移民の声~』とは重複ありません。で、以前当方で売らせていただいたアルジェリア盤CDシリーズ / 現在入手困難な “EDITION SID-SID” 盤とも、ほぼ重なっていません(CD2に1 …
続きを読むこれは注目!ムース&ハキムのアルバム『アルジェリア移民が愛した歌』でも取り上げられていた、渡仏カビール系シャアビ歌手のパイオニア~スリマン・アゼム(1918-1983)の18曲収録2CDベストです!スリマン・アゼムは、1942年、8歳年下のダフマーン・エル・ハラシほか、当時の多くのカビール系歌手同様フランスに移住し、長らく働きながら歌もうたい続けました。その …
続きを読む多くのボリウッド音楽のリミックスを手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだったミディヴァル・パンディッツ。USではダウンロードオンリーだったリミックス盤がインドではCDフォーマットでリリースされています。「ミディヴァル・タイムス」収録曲をカーシュ・カーレイや盤ディッシュ・プロジェクト、そしてデリーのDJ達がリミックス。インドだけにサイケデリックトランス色が強いのですが、 …
続きを読むクロンチョン界の最長老ともいえる作曲家/歌手のグサン。残念なことに、2010年とうとう亡くなってしまいましたが、このアルバムは未だ現役時代の1988年に残した録音をCD化した名曲集です。グサンは「ブンガワン・ソロ」の作曲者として有名で、ここ日本でも戦後に松田トシによるカヴァー・ヴァージョンが大ヒット。最も有名なインドネシアの曲として知られています。そんなグサ …
続きを読むシェヴァル・サムのファーストは、古典/伝統音楽を端正なバックで瑞々しく歌う当時としてはかえって新鮮な歌謡アルバム~これがデビュー作でした。いかにもカラン・レーベルらしいプロダクションでしたが、切ないようなメリスマをたどるサラッとしたシュヴァルの声質が、純アコースティックな弦&打楽器アンサンブル~サナート系のバッキングによく映えていました。決して重厚に過ぎず、 …
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