LENA ALKAIOU / SYNTAGES GIA LATHI

レナ・アルカイウ、年齢不詳ですが、デビュー・アルバムは94年、こちらは3作目となる99年作。2015年に8作目のソロ・アルバムを出して以来、音沙汰ありませんが、地味ながら、リキミのない自然な発声、余計な入れ込みを排しスッキリと歌うことに徹した、イイ歌手です。 が、それはそれとしても、何だか、ドイヒーなジャケットですねえ… 1 Όπως Εσύ 2 …

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STRATOS PAGIOUMTZIS / I FONI TOU REMPETIKOU

「首にナイチンゲールの巣を持つ男(直訳)」と渾名されたストラトス・パユムヅィス(1904-1971) 、要するにナイチンゲールが鳴くように歌うこともできる、という意味でしょうね(随分とシブイ小夜啼鳥ですが…)。アナトリアはイズミール(スミルナ)の北に位置する海辺の街、アイワルクで生まれましたが、ギリシャ・トルコ住民交換(1923)より以前に、ピレ …

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DIMITRA GALANI / M’ ENA GLYKO ANASTENAGMO

シブイですねえ、ディミトラ・ガラーニの1992年作、単独歌唱アルバムとしては、1972年のソロ・デビュー・アルバムから数えて15作目ぐらいになるんじゃないかと。アキス・パヌ、セミス・ナルツァス、ヨルゴス・ラフカス、そしてヴァシリス・ツィツァーニスと、戦前から戦後にかけてのレベーティカ〜ライカの作曲家による有名曲の中に、伝承曲も挟みながら、実にシブイ、イイ曲ば …

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PEDRO ESTEVES / MAIS UM DIA

ポルトガル、バレイロ出身のギター(or カヴァキーニョ)弾き語りSSW、ペドロ・エスィティベス2011年のファースト、ブラジル音楽、特にボサノーヴァに影響を受けた作曲家、音楽家であることはお聞きいただいての通り(2017 年にセカンドをリリースしていますが、当店未入荷)。ジャケット同様、淡い水彩画のような歌を聞かせます。   1 Canta Canta (Q …

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KOSTAS MANIATAKIS ‎/ AXECHASTA TRAGOUDIA

向かって左、同内容曲順も同じ NITRO盤CDで再入荷しました!   1914年生まれ、自動車ドライバーとなった後、経緯は不明ですが、1936年オペレッタでテノール系の歌い手、主人公としてデビュー、その歌は人々を魅了、アテネとテッサロニキの一番人気の劇団とともに、国内をツアーして回ったそうです。その後、歌手として録音をはじめ、タンゴ、ライト・クラッシック、ラ …

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HARIS ALEXIOU / I HARIS ALEXIOU SE APROVLEPTA TRAGOUDIA

1987年に2LPとしてリリースされたハリスの異色作、翌88年にCD化された際のCDですね、シールドで入荷しています!(05年に再度リマスター盤CDもリリースされていますが…)イタリアのニーノ・ロータやドイツのクルト・ワイル、ロシアのヤン・フレンケリ、そしてギリシャのマノス・ハジダキス、パナギオス・トゥンダス、アポストロス・カルダラスといった作曲 …

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ANTONIO ZAMBUJO / VOZ E VIOLAO

人気ファド歌手が様々なジャンルの曲を弾き語りで聴かせる!  男性ファド歌手アントニオ・ザンブージョ(1975- )が素晴らしいアルバムを発表。今回はタイトルからも分かるようにギターと歌のみのシンプルな内容で、すべてはザンブージョによる弾き語りで構成されています。取り上げているのはザンブージョ自身のオリジナルやポルトガル人音楽家たちの提供楽曲のほか、ナット・キ …

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DIEGO EL CIGALA / CIGALA CANTA A MEXICO 

現代フラメンコ随一のカンタオール、ディエゴ・エル・シガーラ。ベボ・バルデースとの双頭作『ラグリマス・ネグラス』で世界的にその名を轟かせましたが、2020年の本作はその後も続いた一連のラテン歌謡もので、タイトルが示すとおりメキシコ歌謡を取り上げています。アルマンド・マンサネーロの「ソモス・ノビオス」、アルフレード・ヒルの「シ・トゥ・メ・ディセス・ベン」、アルベ …

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V.A. / REPUBLICAFROBEAT VOL.5 MUJERES Ⅱ

★V.A./リパブリカフロビート VOL.5 ~ 女たちのアフロビート Ⅱ コンセプトは〈アフロビート〉そして〈女性〉! フェミニズムや文化的多様性、社会正義を掲げたインタナショナルなアフロビート・コンピレーション!  ラテン音楽からアフロビートに至るまで、その国境なき選曲センスに熱い注目が集まるスペイン出身のDJ FLORO。その彼がコンパイラーを務めるア …

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ANDRE HENRIQUES ‎/ CAJARANA

  アンドレ・エンリッキス、ポルトガル、1979年生まれのギタリスト、03年に結成されたリンダ・マルチーニ・バンド(フロント女性バンド)のギタリストとして活動をして来たようですが、これが自己名としては、デビュー作になるようです。基本ロックですが、ポルトガルならではの和声、リズム感、哀愁味が効いていて、ちょっと面白いので、初入荷ということに…。 &n …

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MASSILIA SOUND SYSTEM / SALE CARACTERE

まあ、当然ですけど、オヤジ度、というものは年を経るに従い、どんどん進行していくもので、見た目や物腰、音楽性といったものも、言うまでもなく、オヤジ化に侵食されて行くわけですね。そうした侵食に逆らうように、若々しく振る舞ったり、自分は日々進化しているなんて思っている人もいますが、それもまた哀しいかな、オヤジ度数の上昇と人の目には映ってしまうわけですね。 が、進化 …

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DOM LA NENA ‎/ TEMPO

久々の新作です。ブラジル~アルゼンチン~フランスと移動しながら独創性溢れる音世界を育んできたシンガー/チェロ奏者ドム・ラ・ネナ、ポルトガル語、スペイン語、フランス語など多言語が混じる言葉の響き、透明感溢れるアレンジは変わらず。   1 Tempo 2:06 2 Oiseau Sauvage 2:26 3 No Tenga Miedo 3:08 4 …

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IMAM BAILDI

イマム・バイルディの初作、古いレベーティスの曲を現在仕様で蘇らせる意欲作、というか、何というか…、その辺は、ジャケのイラスト、DJ&エレクトロ仕様のレベーティスふたりの姿が物語っているんですが、いかがなものか?個人的には、面白い!こーゆーのがあっても当然じゃないかと思っているんですが…。その後のこのバンドのユニークな軌跡の出発点のアイ …

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