IBRAHIM MAALOUF / DALIDA BY IBRAHIM MAALOUF

南イタリアはカラブリア人の血筋ながら、エジプトはカイロへ移住した両親のもとに生まれたダリダ(1933-1987)、後年フランスへ移住、歌手そして女優として活躍したことは有名ですね。晩年は幾つかの恋に破れ自ら命を断ったということですが、フランス語、アラビア語、イタリア語、英語、ドイツ語でも歌い、そのエキゾティックな歌姫としてのイメージは、洋の東西を問わず知られ …

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RUMBAVILA / DEFENDIENDO MIS RAICES

2012年にキューバ中部のシエゴ・デ・アビラで結成されたルンバ・ユニット、ルンバビラによる14年の初アルバム。歌い手、パーカッショニスト、ダンサーからなる基本的な編成ですが、ルンバビラ・フシオーンを名乗ることもあるようで、そのフシオーン(フュージョン)のココロとは、ルンバを基本に、本作の冒頭曲が「FUSION HAITIANA」と題されているように、ハイチな …

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TITO GOMEZ Y LA ORQUESTRA RIVERSIDE / COLECCION MEMORIAS

以前、エグレムから発売されていた『LAS VOCES DEL SIGLO. TITO GOMEZ Y LA ORQUESTA RIVERSIDE』と同内容です。 ティト・ゴメスは革命前から活躍するキューバの大歌手。白人ながらモントゥーノ(コール・アンド・リスポンス)も完璧にこなし、ボレロなどでは独特な乾いた声質を駆使し、甘くもさらっとボレロを歌いこなし、人気 …

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BONGA / RECADOS DER FORA

  2016年作再入荷! 世相や政治、あるいは世の明暗を歌い綴る、 アンゴラの国民的人気SSW〜 ユリ・ダ・クーニャやエディ・トゥッサが第4世代で、 パウロ・フローレスを第3世代とするなら、 センバ第2世代の代表格でしょうね。 相変わらずシブイ枯れた喉で、 滋味溢れるセンバを聞かせてくれますよ! ファドも歌ってまスよ! サウダーデ横溢し過ぎですな。 …

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OMAR SOSA & NDR BIGBAND / ES SENSUAL

★オマール・ソーサ&NDR ビッグバンド / エス・センスアル  オマール・ソーサ&NDR ビッグバンド  『エス・センスアル』   10月の来日公演で圧倒的な演奏を披露、各所で大絶賛されたオマール・ソーサの最新作!ジャキス・モレレンバウムがアレンジ・演奏した豪放・華麗なビッグ・バンド・ラテン・ジャズ! キューバ出身の人気ピアニスト、オマール・ソーサの最新作 …

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SARA TAVARES / FITXADU

追悼 2023/11/20 〜45歳の若さで亡くなってしまったとのことです。 リスボンで生まれ育ったカボヴェルデ系ポルトガル女性SSW、>サラ・タヴァレス8年ぶりの新作!まったく衒いも屈託もなく、カボ・ヴェルデの島唄を軸にブラジルやカリブのフィールも息づく、のびのびと爽やかなサウダーデを生み出していた以前のサラ・タヴァレスに較べると、これはいったいどうしたこ …

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PAULO FLORES / KANDONGUEIRO VOADOR

この通産15作目、前2016年作がトロピカルでダンサブルな雰囲気だとしたら、じっくり聞かせてジワジワと染みるセンバ、やがて身体が動き出す1時間弱、という概要でしょうか? 実際、センバのコタス(オールドタイマー)の音楽性を想わせる渋い曲から始まって、裏町のサンバ風やカボ・ヴェルデ〜モルナ風バラード、しだいにミディアムなセンバ、ミディアム・アップな曲へと移ろう曲 …

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HIGHTIME Inc. DJ TASAKA + JUZU a.k.a. MOOCHY / Alchemist Now!

DJ TASAKAとJUZU a.k.a. MOOCHY。10代からの友人であり、現在までそれぞれのフィールドを築きながらも、時折その活動をクロスさせてきた二人の、長年の交流から育まれた、超オリジナルなダンスミュージックが発表されます。 『お互いがDJでプレイできるトラックとはどんなものか?をイメージしながら、密なやり取りで作っていった』と彼らが語る7曲から …

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LILY CHEN 陳潔麗 / 15

表題通りのデビュー15周年作。 数いる中国女性歌手の中、 なぜ、この人だけは当店入荷があるのか? と言えばですね、ただ好きだから、ですね。 抜群に歌がうまいような気がするんですが… 今作もPOPな中華バラード、 →香港POPのカヴァーを、 たっぷり聞かせてくれます。 久しぶりにクリップ(初初/15週年主題曲)もあり、です。 嬉しいですねえ、

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TITO PARIS / MIM E BO

1963年、カボヴェルデ生まれ、従兄弟にはあのカヴァキーニョ奏者のバウがいます。十代からギターを弾き、14歳の時にギタリストとして初レコーディングを体験しているそうです。19歳の時にキング・オヴ・モルナ(カボヴェルデのバラード系歌謡)、バナの招きに応じてリスボンへ移住、その後、従兄弟のバウとともに結成した Os Gaiatos のメンバーとしてリスボンのカフ …

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LOS COJOLITES / REMA REMA

★ロス・コホリーテス『レマ・レマ』 1990年代後半、メキシコ東海岸に面したベラクルス州南部の村、コソレアカケで地元の伝統復興運動のなかから誕生したソン・ハローチョ・グループ、ロス・コホリーテスによる3年振りの第5作。ベラクルス地方を流れるコアツアコアルコス川の歴史などをテーマに、巨大産業が生み出す公害などメキシコの地方が抱える問題などを告白している。プロデ …

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THE CHRISTMAS STARS / CHRISTMAS IN THE BARRIO

★クリスマス・スターズ『クリスマス・イン・ザ・バリオ』 イーストLAを拠点にしていたチカーノ・ロック・バンド、ロス・ロック・エンジェルズのギタリスト、ルイ・メンデスの発案で制作されたクリスマス・アルバム。クンビア、R&B、ラテン・ソウル、マリアッチ、ノルテーニャ・・・クリスマスの名曲をバリオに流れる多彩な音楽スタイルにアレンジして収録!バホ・セストの …

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SUNNY & THE SUNLINERS / SMILE NOW, CRY LATER

★サニー&ザ・サンライナーズ『スマイル・ナル、クライ・レイター』1943年テキサス州サンアントニオ生まれ。50年を超えるキャリアをもつ大人気チカーノ歌手、サニー・オズーナ。情感溢れるハスキー・ボイスと自身のバンド、サンライナーズによるタイトでファンキーなサウンドとの組み合わせは、チカーノたちから絶大な人気を誇ってきた。 1966年に発表された本作は、チカーノ …

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ANOUAR BRAHEM / BLUE MAQAMS

多くのウード名手を輩出しているチュニジアでも、1980年代後半からECMレーベルと契約、ジャズとアラブ古典音楽の融合にチャレンジして来たアヌアール・ブラヒム(1957-)2017年録音。既に13作目のCDとなる本作、デイヴ・ホランド、ジャック・ディジョネット、ジャンゴ・ベイツというピアノ・トリオと解け合うような演奏を繰り広げています。30年の年季?全く違和感 …

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NETSANET MELESSE / DOJU, Best of Netsanet Melesse’s Old Collection

いや〜素晴らしい!嬉しい!惚れ直しましたよ(って、昔惚れてたかどうか、思い出せませんが)!過去の自己レパートリーをセルフ・カヴァー&リメイクした全13曲1時間14分です(タイトルに Best Of / Old Collection とあるのは、そういう意味)。 1983年にアルバム・デビューしたというこのネッサネット・メレセ、それ以前には、あのギル …

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