SETONA / QUEEN OF HENNA

  SUDAN AFRO FEMALE! スーダンの首都ハルツーム出身~アフリカとアラブのクロスロード・ミュージックを野趣たっぷりの歌声で聞かせるビッグ・ママ=セトナ(ヘンナ・ペインティングのデザインや、スーダン系ダンスの伝道者としても活躍しているそう)の1997年の欧州盤ファースト・アルバムに続く2001年のセカンドです。夫君アハメッドのヴォ-カ …

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BETSAYDA MACHADO Y PARRANDA EL CLAVO / LOE LOA, Rural Recordings Under The Mango Tree

ベネズエラのバルロベント平野に位置する小村エル・クラボ出身で、現在はニューヨークを拠点にアフロ・ベネズエラン・ルーツ・ミュージックのソウルを開陳しているという女性歌手ベトサイダ・マチャド。彼女が率いるパランダ・エル・クラボとの2017年のアルバムです。故郷エル・クラボへの想いをこめた祝宴とでもいったところでしょうか。波状的に繰り返されるコール・アンド・レスポ …

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DEMETRIO MUNIZ & CUBAN SOUND PROJECT

オマーラ・ポルトゥオンドやイブライム・フェレールのバックを飾ったビッグバンドの音楽監督としてブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ関連の仕事でも名を上げたデメトリオ・ムニィス。自身が率いるキューバン・サウンド・プロジェクトの2015年作です。1949年ハバナ生まれのトロンボーン奏者/作・編曲家で、オルケス・クバーナ・デ・ムシカ・モデルナやイラリオ・ドゥランらテクニ …

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EMILIA MORALES / SENTIMIENTOS 

ベテラン・シンガー、エミリア・モラレスの58歳にしてのファースト・アルバムです!サンクティ・スピリトゥス生まれのエミリアは高等音楽院で声楽を学んだ後、ボレロ、ダンソン、チャ・チャ・チャ、ハバネラの他クラシカルな歌曲も得意とし、キューバ国内のみならず、スペイン、ベネズエラ、コロンビア、カナダ、ドイツ、メキシコなどで活躍してきました。その歌唱は高く評価されたもの …

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ORQUESTA ENRIQUE JORRIN / GLORIAS AL CHA CHA CHA

世界中で親しまれたラテン・リズム、チャチャチャの創始者エンリーケ・ホリンの意志を受け継ぐオルケスタ・エンリーケ・ホリン。2018年リリース作です。 現リーダーのフランシスコ・アントニオ(トニー)・ロペスらによるヴァイオリン・セクションとチェロ、名手ホアキン・オリベーロスのフルートによるチャランガに、ホーンも加えたアンサンブルで、ノスタルジック且つ、まろやかな …

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EL CLUB DE LOS SONEROS DORADOS / HISTORIAS SONERAS, EL ALMA DE UNA TRADICION 

ソンのさらなる認知度アップを図るべく、コンポーザー/プロデューサーのカルロス・サナビアにより、2014年にサンティアーゴ・デ・クーバで発足したプロジェクト・ユニット、エル・クルブ・デ・ロス・ソネーロス・ドラドス(ザ・キューバン・ゴールデン・クラブ)。初アルバム『プレゴネス・ドラドス』に次ぐ、2018年の2枚組です。 収録レパートリーはいずれもカルロス・サナビ …

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ADALBERTO ALVAREZ Y SU SON / DE CUBA PA’L MUNDO ENTERO

2021年9月1日に亡くなりました。こちらが、遺作となってしまいました… キューバ、サルサ、ラテン・ファンの皆様、またまたお待たせいたしました! 待ちに待ったアダルベルト・アルバレスのスタジオ録音、2013年の『レスペト・パ・ロス・マジョーレス』以来、5年ぶりとなる新録アルバムです。 アレンジは、グループのキーボーディスト、ダヤネ・リベーラ・ラサ …

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MORENA SON / LO QUE TRAIGO YO

ソン揺籃の地サンティアーゴ・デ・クーバから飛び出してきた女性だけのセプテート、モレーナ・ソン。これが3作目となる、2017年作です。南米や欧州をツアーし、国際的に活躍しているという彼女たち。本作でも、名曲「ドス・ガルデニアス」「エル・クアルト・デ・トゥーラ」他、ミゲル・マタモロス、ルディ・カルサード、ペドロ・ルイス・フェレール、ファウスティーノ・オラマス、エ …

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CONJUNTO ROBERTO FAZ / COSITAS QUE TIENE CUBA 

人気バンド、コンフント・カシーノから独立しさらに人気を掴んだ1950~60年代のキューバの大スター、ロベルト・ファスの66年の突然の死以降、彼の意志を引き継ぎ継続したバンド、コンフント・ロベルト・ファス。56年にロベルト・ファスが自身のバンドを立ち上げてから60年を記念してリリースされた新録作です。 亡きバンマスのヒット曲「コシータス・ケ・ティエネ・クーバ」 …

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V.A. Field Recordsngs from Madagascar / TO CATCH A GHOST

未だ、こんなに裸の音楽が残っているなんて、やっぱりマダガスカル、恐るべき…??基督教的世界とも回教的世界とも、あるいは資本主義的世界とも異なる、独自の死生観を強く信奉して生きるマダガスカルの人々ならでは!?… 随分前ですが、マダガスカルの青年から聴いた話、マダガスカルの故郷以外の場所で死ぬと、先祖といっしょのお墓に入れず、死後の世界で …

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V.A. field recordings, DEBEN BHATTACHARYA / PARIS TO CALCUTTA, Men and Music on The Desert Road

ベンガルに生まれ若くして渡英、BBCのレコーディング・プロデューサー、ドキュメンタリー・フィルム監督をつとめたことを皮切りに、世界中の民俗音楽を採取・研究した音楽学者にして詩人、デベン・バッタチャルヤ (1921-2001) の仕事を紹介するUSサブライム・フレキュエンシーの生真面目過ぎる仕事(>こちら 仏オコラのプロデューサーにしてフィールドレコーダー、シ …

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V.A. / VOODOO, Rare Ritual Sounds & Jazz Interpretations 1955-1960

なんじゃ、こりゃ〜!?の十枚組CDボックス! キャサリン・ダナムから、イッサ・エル・サイエー、チロロ、と、入手困難なハイチ=ヴードゥー系音源が並ぶかと思えば、プエンテ、プラードはまだイイとしても、アーサー・ライマン、レス・バクスターまで収録!?の振り幅の広さ、…ま、安いんで許しますけどね、だって、ダナムもイッサも、もうCDは絶対手に入りませんから …

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EUGENIA GEORGIEVA/ PO DRUM MOME – A GIRL ON THE ROAD

ブルガリアの伝統を聴かせたペルニカ・トリオのエウゲニアがソロとして戻ってきた!  ブルガリアの若き女性3人で結成された人気ヴォーカル・グループ、ペルニカ・トリオの中心人物として知られたエウゲニア・ゲオルギエヴァが、ソロとして発表した新作がこれだ。ペルニカ・トリオ時代に培った伝統重視の音楽性をベースに、ブルガリアやその周辺地域に伝わるフォーク・ソングを、今度は …

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